ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします

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10月A
参加者募集!!!
阻止船に乗る人、カヌー隊、座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
夏が過ぎて、海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。
カヌー隊、プカプカ隊、ダイバーが着るダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611
西 陽子

国会前座り込みホームページヘ!!

10月17日(日)
ジュゴンの家4周年記念

 
まよなかしんやライブ!!!
夜7:00〜    in「ジュゴンの家」
今年の10月15日で、リサイクルショップ「ジュゴンの家」は4周年を迎えます!!そこで、17日(日)に4周年記念パーティーを開くことにしました!!
まよなかしんやさんをお呼びして、ライブをしてもらいまーす!!
開始は夜7時です。
みなさん来てくださいね〜!!!

10月9日(土)

明日(10/11 月曜日)に北谷町、美浜 アメリカン・ヴィレッジ前で、
  LOVE辺野古ステッカー販売!!辺野古の写真やビラやジュゴンもきます!
                                       
                
午後2時〜夜(7時頃)まで
予定

                    お問い合わせは→lovehenoko@yahoo.co.jpまで!
             
                    主催  LOVEhenoko
座りこみ174日目
みらいと一緒にハイ、チーズ!!
ちょっと嫌がってます・・・
辺野古に来ていた森住さんの写真をみんなで見ました!
名護ではじめての街宣!!
座り込み、海の上でのギリギリの攻防を、名護の街をゆく市民にマイクで訴える!!
ビラ撒き→

受け取った観光客の方が、
実際に座り込みに来たそうです!!
ジュゴンの家日誌
開店!掃除をするうららちゃん サオリちゃん
夜、座り込みのお疲れ様会&内地に帰るカヌー隊の方を送り出す“帰って来ん会!!”にお呼ばれしました!!
カンパーイ!!! ずらりと並んだ豪華料理の数々・・・!! ソーキの煮物や
スターフルーツ入りのサラダ、 手作りミートソースのスパゲティ!! そして、ジュゴンの家のお客さんが差し入れしてくれたシフォンケーキと、エスプレッソ!!おいしかったー!!呼んでくださってありがとうございました・・・!!

10月8日(金)

座りこみ173日目
台風の影響で雨が降っている。
テントは張らずに
「命を守る会」事務所前で座り込む。
ジュゴンの家日誌
←ジュゴンの家に帰ると
サオリちゃんが常連のOさんと話していました。晩ごはんはOさんが教えてくれた、沖縄焼きソバ!
(沖縄ソバの麺でする焼きうどん)

→座り込み参加者の女の子達が作った「LOVE henoko」ステッカー!!
1枚300円で売ってます!
車などに貼ってアピールしましょう!!
晋くん日誌
10月8日(金)
・防衛施設局による違法な調査は行なわれませんでした。

今日は台風の影響で雨風も強く、テントは上げずに事務所前での座り込みとなりました。
台風22号はとても強く、中心付近が「920ヘクトパスカル」でした。920と
いったらものすごいです。沖縄はそれましたが、神奈川には上陸するようで少し心配しています。宮古島で台風が直撃した時には電信柱も倒れ、大変な状況でした。沖縄全体で「宮古支援カンパ」を集めるほどでした。

昼にはせっちゃんが「ぽーぽー」を焼いてくれ、油味噌をはさんだものですっっごくおいしかったです。グワッチーサビタン。
カヌーを運ぶためにリアカー作りをしました。森山さんの考案ですが、3隻一遍に運べます。カヌーを浜まで運ぶだけでもかなりの労働だったので、すごく助かります。
としひささんの船を漁港から積み出し、ひっくり返し、壊れている部分を直す手伝いもしました。船を長期的に海に浮かべておくと藤壺がついたり、藻がくっついたりと引き上げてみてびっくりしました。

午後、座り込みを終え、今日は皆さんは止めの帰宅。台風の被害が大変だということは分かっているのですが、台風が来ると作業がありません。半分うれしく感じていました。
帰る途中に中城湾港に立ち寄った方から連絡。「中城湾港にボーリングに関係するかどうかは不明ですが、資材のようなものが増えている。」とありました。
台風の日にも状況は動いています。

10月7日(木)

座りこみ172日目
今日もキャンプ・シュワブのゲート前に立つ
座りこみテントへ移動。
マッサージ
小池百合子・沖縄担当相が来るというので午前の調査はしないか、と思ったが、漁港から船が出て行った。阻止船・カヌー隊も出航。
うららちゃんはさくら丸で海へ出た。
キャンプ・シュワブから辺野古の海を視察するという小池さんに訴えるため、近くまで行ってアピール!!!
「地域住民の訴えを聞いてください!!」「基地を作らせないで!!このきれいな海を埋めないで!!生き物達を殺さないで!!あなたが見たものをちゃんと東京に帰って伝えてください!!」
海からあがってきたカヌー隊が
寒いのでブルーシートにくるまって
昼寝をしています
沖縄の新聞より
<2004年10月7日 夕刊 5面>

「普天間」代替地を視察/小池沖縄相

 小池百合子沖縄担当相は七日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブを訪れ、基地内から普天間飛行場代替施設の建設予定海域を視察した。小池担当相は取材陣に対し「現場に来て良かった」とだけ話した。また、視察後の同日午前、同市内のホテルで岸本建男名護市長や北部圏域の市町村長らと懇談した。

 小池担当相の視察に合わせ、反対派住民らは同日、海上や基地ゲート前から「ボーリング調査をやめて」「海上基地を造らせないで」とシュプレヒコールを上げた。

 また、小池担当相が、辺野古漁港で座り込みを続ける住民らの現場には立ち寄らず、シュワブ内から視察したことに対し、反対派の住民は失望と怒りを持って迎えた。

 同日午前十時四十分、小池担当相を乗せたバスがゲートから同基地内に入ると、反対派住民ら約四十人は「基地建設をやめろ」とシュプレヒコールで抗議。

 座り込みを続けている辺野古区の女性(85)は「命懸けで座り込んでいる私たちを避け、何をしにきたのか。怒りが込み上げる」とはき捨てるように話した。

小池沖縄相が就任後初来県、知事と会談

稲嶺知事と会談し、基地問題などについて意見交換した小池沖縄担当相=6日、県庁

 小池百合子沖縄担当相が6日、就任後初めて来県し同日午後、県庁で稲嶺恵一知事と会談した。稲嶺知事は米軍ヘリ沖国大墜落事故の問題解決や三位一体改革に伴う所要額の確保など15項目を要望した。小池沖縄相は地位協定について「運用改善で十分でないなら改定も視野に入れて検討する」と述べ、三位一体改革については「まずは(所要額の)確保に取り組む」と積極的な姿勢を示した。

 稲嶺知事はヘリ事故に絡み再発防止策が確認されるまでの全機種の飛行停止や普天間飛行場の早期返還などを要望した。

 小池沖縄相は三位一体改革に伴う補助金削減について「その分(本体部分)は確保しておかねば、(高率補助の)かさ上げ分も(補助金自体の)ベースがなければ意味がない。まずはここから取り組む」と述べた。

◇ヘリ墜落の現場を視察

 【宜野湾】小池百合子沖縄担当相は6日、宜野湾市の米軍ヘリ沖国大墜落事故現場を視察した。大学関係者が事故直後の様子をパソコンの画面に映し説明。小池沖縄相はじっと画面を見ていたが質問や感想はなく、視察は10分程度で終了した。

 現場周辺には沖国大の学生十数人が「NO FLY」「移設反対」などと書かれたプラカードを掲げていた。視察を終えた小池沖縄相に対し「普天間基地を閉鎖して」と叫んだが、目を向けず車に乗り込んだ。

 その後、小池沖縄相は嘉数高台に移動し、西正典那覇防衛施設局長から普天間飛行場の説明を受けた。糸満市の平和祈念公園も訪れた。

<2004年10月7日 夕刊 1面>

政府、海兵隊の国外移転打診/シュワブの約3000人

 在日米軍の再編問題をめぐり、日本政府が九月下旬に行われた日米局長級協議で、在沖海兵隊の第三海兵師団第四連隊(歩兵三個大隊、約三千人)の国外移転を検討の対象にするよう米側に伝えていたことが七日までに分かった。同連隊は今年二月からイラクに派遣されている。米軍再編をめぐる協議で、日本側が海兵隊の国外移転を米側に打診するのは初めて。細田博之官房長官は同日の会見で、「いろいろな案を検討すべきだという日本側の提案だ」と述べ、海兵隊の国外移転を含む再編案を米側に打診したことを認めた。その上で「国外でも国内でも、具体論が進んでいるわけではない」とした。

 細田長官は、再編協議について「基地問題の大幅な負担軽減を前提に交渉する方針だ」と指摘した。

 これまでの日米協議で米側は、海兵隊砲兵部隊の本土移転を提案。日本政府は移転先の理解が得られないことなどを理由に回答を保留してきた。しかし、小泉純一郎首相は本土移転に向けて、移設先自治体との調整を図る考えを示している。

 政府は、本土移転だけでは沖縄の負担軽減の実現が困難視されていることから、海兵隊一部の海外移転を打診したとみられる。

 県内には、上陸作戦などを行う約一万八千人の海兵隊が駐留。第四連隊は名護市のキャンプ・シュワブに駐留している。防衛庁幹部は海兵隊移転案について「事実上不在となっている部隊を削減する案は在日米軍再編の本筋ではない。基地自体の返還交渉を進めなければならない」と指摘している。

 米軍は第四連隊を含む約三千人をイラクに派遣しているほか、キャンプ・コートニーに司令部を置く第三一海兵遠征部隊約二千人を追加派遣している。米国防総省でもイラクでの任務終了後も沖縄に戻さず、三千人規模を事実上削減する運用案が検討されている。

晋くん日誌
10月7日(水)
・午前中に小池沖縄、北方領土開発大臣・環境大臣がキャンプシュワブから視察するため、シュワブ前のゲートと海上からの要請行動及び訴えを行ないました。

小池大臣が来沖しました。
小池大臣は沖国大の視察をたったの10分だけだったと聞きました。そして大学前で「普天間基地を返還してください」「辺野古に基地を作っても何も変わらない」といった趣旨のプラカードを持った沖縄国際大学の学生達の訴えにも耳を貸しませんでした。
辺野古では午前10時40分に小池大臣がシュワブ入りすることを聞き、辺野古のおばぁ達もシュワブ第一ゲート前で横断幕とマイクを使って訴えを行ないました。

午前8時30分、漁港から調査船が出港。続いてカヌー隊及び阻止船も出港。
小池大臣が来るにあたり午前中に調査を行なう可能性はなきしにもあらずで、海上で待機しました。
午前10時10分、リーフ内に調査船が侵入。阻止線をはる。
しかし、いやにゆくりと進んでくる。「誘導」の可能性が強いが、調査をさせるわけにはいかない。前日に潜水を行なったあたりで調査船4隻が停泊、が、すぐに動き出しカヌー隊が止めに入るのを4隻が散会し、撹乱。
他の阻止船から「時間稼ぎのダミーだ、私達に誘導をかけている。小池大臣が来る引き帰そう。」と報告がある。
すぐに航路内にいた私の船及びカヌー隊は小池大臣が視察を行なう防衛施設局のシュワブ内の施設「現場監督事務所」に向かう。

10時30分、小池大臣が視察をする時間帯ぎりぎりにシュワブ沖に到着。調査船4隻は調査海域から離脱したとの連絡が入る。やはり「誘導」だった。
海上からカヌー隊はメガホンを使って訴える。阻止船はマイクを使って訴える。
「小池大臣ー。私達の訴えに耳を傾けてください。地元住民の声に耳を傾けてください。基地はいりませーん。環境大臣としてジュゴンを守る活動に力を貸してください。ジュゴンを守ってくださーい。」
約、20分に渡って訴える。「防衛施設局現場監督事務所」があるシュワブの丘には報道陣が20人余り集まっているのが見え、黒服の男達がその周りを取り囲んでいるのが見えます。あの中心に小池大臣がいる。

環境大臣にも関わらず、ジュゴンを守るために力を注がない。
私(富田晋)は「沖縄・北方領土開発大臣」という大臣制度自体を認めていませんが、今のこの国はそれを大臣として認定している。「開発」される対象は常に差別される対象です。
小池大臣が大臣になって最初に行なった行動は自衛隊をイラクに送り出すことです。
許されるものではありません。
大臣はこちらにあいさつをすることもなく、ゲート前ではおばぁ達に目も合わさなかった。後ろめたさがある人ほど人としての行動さえもしなくなる。
カヌー隊、阻止船は防衛施設局が「ダミー」などを仕掛けてきて、それを見破り、その圧力に負けず小池大臣が来る場所まで必死になってたどり着き、訴えを行なった。
そしてそこで丁寧な訴えを行なっている。大臣に受け答えがあってほしいなどと言うことは期待しないが、もし、国と言うものが国民の味方であるなら、そうやって必死に色々なものを乗り越えてきた人達ほど耳を傾けるべきです。
この国は大臣一人一人の行動を見ても絶対に間違っています。政府は「声無き声を聞け!!」。

午後、小池大臣が帰り、これから調査があると思い、海上で待機。
昼ごはんを食べていると、漁港に調査船が戻ってきた。大浦湾まで偵察に行きましたが、全体が戻ってくる模様。台風の影響で波も高くなっているため、作業を出来るような状況ではなかったためだと思われます。
どんな状況も現場では最悪の事態を考えて行動をしています。
大臣が来たら「調査はしない」という防衛施設局の卑劣な態度は本当におかしいと怒りを感じています。わざわざ「ダミー船」まで出したのですから、よほど阻止されている現実を見せたくないのだと感じています。

午後は調査が無かったためそれぞれ体を休め、座り込みでゆんたくをしていました。
一日、一日行動はとても濃く、重く、希望の持てるものです。


10月6日(水)

座りこみ172日目
「海に出てしまう前に、基地内に入る施設局、ダイバー達の車を止めよう!!」と、朝6:30分頃から、キャンプ・シュワブの第一ゲート前に立ちました。基地の中から施設局員らしき、作業服を着た人がこちらの様子をうかがい、電話で連絡を取り合っているようでした。一度、中に入ろうとする施設局の車をとめましたが、その隙に後ろからもう1台が入ってしまったそうです。サオリちゃんはゲート前に午前8:30くらいまで居ましたが、人がいなかった第2ゲートからも、施設局は入ってしまったようでした。
うららちゃんは、船に乗るため7時30分頃、ゲート前から漁港へ移動。
晋くんの運転する船に乗り、辺野古漁港からキャンプ・シュワブへ回り込む。こちら側は漁港からは見えない。 漁港を出て、シュワブに職員、ダイバーを乗せにきた船
米軍基地の浜辺から、防衛施設局の職員達が船に乗り込む・・・。 資材、人を乗せた船が動き出した
阻止船から説得を行う。打ち合わせなのかしばらく停泊していた船が、潜水ポイントに向かって走り出す!!
晋くんの船が、ポイントに行くのを阻止しようと凄いスピードで走りぬける・・・!!
午前にやろうとしていたポイントでの潜水調査を阻止。調査船4隻はキャンプシュワブの方向へと引き返していく。つけて行くと別のポイントで潜水調査を始めた。カヌー隊・阻止船が集まり阻止行動をおこなう。
午後
お昼ごはんをテントで食べたあと、
1時に再び出航!!

ウィンドサーフィンの方が応援に来てくれた!!滑るように海上を走る!
晋くんの船が調査ポイントに行かせないように施設局船のまわりを走る
警戒船がこちらの船を押し出すように入り込んでくる ポイントに到着した・・・ カヌー隊が阻止しようと動く
←こちらのダイバーが潜って、相手側ダイバーが潜っているポイントを探る


→午後2時30ごろ、相手側ダイバーが船に上がる。
施設局の船は長島・平島の間に移動していった。
長島・平島の間から施設局の船が動かないので、こちらもカヌーと船を繋げて様子をみる
午後4時頃、施設局の船は帰っていった。阻止船、カヌー隊が陸へ引き上げる
着替えもすませ、やっと一息できる。「命を守る会」事務所前で、りんごの天ぷらをいただく。 報告集会 施設局側の船が頭のすぐそばまで迫ってきた。
阻止行動のなか米軍ヘリが2機頭上を低空飛行していた。
私達を標的にして訓練をしているのじゃないかと思う
ダイバーの女性が報告
「今日は、腕に“作業をやめて!!”というメッセージを書いて潜り、向こうのダイバーに見せました。」
はじめて阻止船に乗った方からの発言「海上では団結、協力が大事だと思った」
現場指揮の当山さんからは「海上での阻止行動も大事だが、陸の座り込みもとても大事です。座り込みは、海上行動へ送り出す母体なのだから。」というお話がありました。
晋くんより
・辺野古より、富田晋です。この間に日誌に対する。色々な助言をいただきました。

「沖縄の人なのか、大和の人なのか」という質問がありました。
私は東京生まれの大和の人間です。今まで沖縄に対する差別に対して、それを強いてきた大和として命を賭けてでも償おうとしている一人です。そしてそれが世界中の差別をなくす力になると考えている一人です。

「名前の記載がない」とのことでした。
申し訳ありません。この日誌を送信するにあたり「沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団」のホームページで「シンさんの辺野古日誌」という形で出しているものを写して送信しています。送られる日誌は全て「富田晋」が書いているものです。

「こちら、私はといった表現があり、どれがなんなのか混乱する」
確かにその通りです。「こちら」というのは「阻止行動をしているヘリ基地反対協議会」のことをさします。「命を守る会」のパソコンを使っての送信ですが、全体的な意見として書き入れる時には「ヘリ基地反対協議会」の意見です。命を守る会の意見ではありません。私個人の意見の時と全体の意見の時とでメリハリをつけて書けるようにしていきたいと考えます。

「覚悟を持って参加しなければならないのか」
覚悟を持って参加しなければいけないという表現には語弊があると考えます。全体の意見として「今の辺野古の状況を認識していただきたい」と「誰でも参加して良い」というものです。
「状況の認識」とは、海上で阻止行動をしているということ。陸上では座り込み行動をしているという二つです。
私の日誌の中で「覚悟を持って参加して欲しい」なるものを書いていました。語弊を招いたことをお詫びします。全体としてはそういう意見です。ご理解下さい。私個人も「誰もが参加して欲しい」と考えています。

「何度も潰されてきた弱い立場に生きる人達という表現は沖縄の人々に対して失礼である。」
その通りです。まずお詫びしなければなりません。私の考えは決して「潰されていない」です。だからこそ現在に至る状況を沖縄の歴史が築いてきたものだと感じています。そして宜野湾の3万人の集会も含め、沖縄の差別の歴史、抵抗の歴史が生み出したものだと考えます。言葉足らずだった点をお詫びします。
沖縄の闘いに敬意を表し、その抵抗の歴史の痛みを受止めようとしています。そして大和の責任を受止めようしています。私はそこに生き方を見出した者です。辺野古基地建設を止めるために「命を賭ける」のはそのための実践でもあります。

「命を守る会から発信される文章がどの立場から、だれに対するものなのかがはっきりして欲しい」
日誌を書く立場としては「阻止行動日誌」とい題名の通りです。「阻止行動全体としての立場」だと考えていただければと思います。阻止行動に関しての呼びかけは世界中全体の人に対する呼びかけです。
ただ、私個人は「大和人」としてその責務を担う一人として書いています。そのメリハリがうやむやになっていたことをお詫びいます。
これからはその立場なりをはっきりさせた文章に変えて行きたいと考えています。

・未熟な文章だということを切にお詫びします。これからも読んでいただき、見守っていただければと思います。
日誌に関連して気になる点などがある場合はメールをしていただければと考えます。
助言をして下さった方々に本当に感謝致します。ありがとうございます。
晋くん日誌
10月6日(水)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

午前8時、辺野古漁港より調査船が出港。続いてカヌー隊、阻止船も出港。
阻止船2隻はカヌー隊を曳航し、阻止行動に備える。「さくら丸」で出港した私はキャンプシュワブの東海岸に行き、ダイバー及び防衛施設局を船舶に乗せる作業に「待った」をかけた。
防衛施設局側は撹乱に撹乱を重ね、一隻の私達をかわし、船舶に乗り込んでいく。何度も回り込み説得及び阻止行動をする。
午前9時、調査船4隻がシュワブ岸壁から離れリーフ内の調査海域へと侵入してこようとする。何度も回り込み航行の進路を変えさせとめに入る。その間に防衛施設局員が業者を使って罵声を浴びせてくる。
「こらぁー!!危険だろうがー!!」
「防衛施設局。あなたたちは漁民やダイバーの生活や生命を盾にしてこの調査を強行している。法律も無視している。そのことを棚に上げてなぜ私達に罵声を浴びせることができる!!今すぐ調査海域から出なさい!!」船員達が怒る。

午前にやろうとしていたポイントでの潜水調査を止めさせ阻止。
調査船4隻はキャンプシュワブの方向へと引き返していく。じはらく追いかけ、監視をする。すると急にスピードを上げた、「何かある」と思い調査船へと近づく。
調査船はアンカーを降ろし、すぐさま次々とダイバーを降ろしていく。またも一瞬の隙である。
カヌー隊11隻が到着。阻止攻防戦が始まる。
防衛施設局側はにブイ等は全て撤去し、船を海上で囲みを作らせながらも散開させ、ダイバーがどこに潜っているかを特定させない行動に出ている。それに対して、こちらもダイバーを使ってポイントを探し出す。
カヌー隊がその周辺に集まり止めに入る。しかし、決してダイバーを傷つけないことをこころした上での行動だということは理解していただけたらと思います。

阻止行動の結果、防衛施設局側のダイバー達はろくに調査は出来ずに船にあがる。防衛施設局は同じポイントを何度も調査しなおさなければならなくなっている。

午前11時30分、阻止行動は防衛施設局も昼休みに入ったため、昼ごはんタイムに入る。一度座り込みテントに戻り昼飯を詰め込む。午後1時には急いで出港。

午後1時30分、平島、長島で待機していた調査船が動き出す。午前と同じくまたも阻止のため調査船を止めに入る。今度は警戒船による危険度の高い妨害にあい、阻止線を突破されました。午前にやろうとしたポイントをそういう形で強行しました。
カヌー隊による阻止行動が始まる。防衛施設局員がそれに対して「危ないだろー!!入るなぁー!!こらぁ!」と罵声を飛ばす。
「カヌー隊への誹謗中傷をやめろ!!そんなことを言う権利が防衛施設局にあるのか!!ここにいる者は誰一人として防衛施設局の言うことを聞かないぞ!それがどうしてなのか胸に手を当てて聞いてみなさい!!沖縄の3万人の怒りを受止め、基地の撤去のために防衛施設局は動くべきです!!」と声を上げる。
警戒船が何度かカヌー隊が阻止行動をしている所に割って入りぶつかるということがありました。奇跡的にけが人は出なかったものの、背中が凍りつく光景でした。しかし、カヌー隊はそんなことでは絶対に退かない。私達は命を賭けているのだから。

午後2時30分にはダイバーが引き上げられた。
調査船4隻はまたも平島、長島へと引き返し、そこから動かなくなりました。
台風22号の影響で波が高くなり、外洋4メートルほどに達していました。外洋での調査などはまったく出来ない状況です。カヌー隊の航行も困難になると共に調査船のダイバーによる潜水調査も困難となったため、午後2時30分から午後4時まで動きはなくなりました。

防衛施設局側が午後4時に撤収したため私達も阻止行動を終え、座り込みへと帰ってきました。

(私個人の意見として。)
今、辺野古の基地建設を止めるためには外に切り開いていく状況を作り出す必要があります。
全国的な行動で阻止船を揃えるためのカンパ、人集めが必要です。「全国ぐるみ」の訴えが必要です。沖縄の中で呼びかけあい座り込みに行く「島ぐるみ」の闘いが必要です。
今、辺野古で行われている、確かな基地建設の阻止行動の現状を広く伝えましょう。
沖縄に住む人が辺野古に来るのは色々な状況の中で来にくいと考えています。生活の場から時間を作り一歩踏み出して、辺野古に足を運びませんか。土日であれば小さい子供を連れて家族で座り込みに参加することも可能です。大学生や学生であれば一度辺野古に訪れ、現場を見て持ち帰り、友達や家族に伝えることも出来ます。辺野古に
中々来られない状況がある方は、やってくれている方々がたくさんいますが、新聞の投書やインターネットを通じた呼びかけなどをしていただけると力になります。お店や商売をされている方々はお店の入り口なんかに壁紙の新聞を作って伝えることも出来ます。
今、全国的に福岡で大阪で京都で東京で継続した行動が行なわれています。全国での行動に足を運びつじつじの街頭で訴え続けるのも1つのやり方です。
他にも色々なアイディアでアクションを起こせると考えます。
止めるためのあらゆるアクションを呼びかけます!!


10月5日(火)

座りこみ170日目
デジカメのカードを店に忘れていったので写真は携帯で撮りました・・・
晋くんが船を出すためうららちゃんは事務所で留守番。お昼のお弁当。 阻止船・カヌーにお弁当を届ける
事務所前で寝ている子猫・みらい 今日は高校生(?)達が一日座り込みました!! 170日目・・・・
午後、波が高くて海上から帰ってきたカヌー隊 ロープの結び方を練習する カヌー隊ミーティング


晋くん日誌
10月5日(火)
・防衛施設局の違法調査に対して阻止行動を行ないました。

日々、海上では防衛施設局側がやり口を変えてくるので状況は変わっていきます。
午前8時、辺野古漁港より調査船が出港。すぐにカヌー隊及び阻止船も出港。
私の船はすぐにキャンプシュワブへと行きました。調査船は必ずそこで防衛施設局及びダイバー、物資を積み込みます。
今日の海は台風22号が近づいているためか海は荒れ、白波が立っていました。
ダイバーの準備があるためか、調査船はすぐには動かず、午前9時頃に動き出しました。シュワブの簡易桟橋から防衛施設局員を乗せ、調査船に乗り込もうとするため、私達は阻止行動を開始。しかし、やはり施設局側は数が多い、一隻では防ぎきれませんでした。
リーフ内での潜水調査のため小型船舶4隻がリーフ内調査海域と侵入しようとしてきます。船で航行をとめる。マイクでは呼びかけ続ける。
「この調査は完全に違法です。この調査になんの正当性もない。沖縄の人達の怒りをどう受止めるているのか!!今すぐ、調査を止めて帰りなさい!!」

4隻との攻防戦、警戒船による妨害で阻止線を突破される。
キャンプシュワブの東側で調査船が停泊し、アンカーを降ろす。カヌー隊11隻が現場に駆けつける。なんだか阻止部隊が到着するかのようにかっこよく、圧巻でした。
阻止行動開始。
ダイバーを下ろし始めたので、カヌー隊がダイバーが降りたポイントで海上デモをする。防衛施設局員が「危ないですから下がって!」と叫んでくる。
「ダイバー達の生命を盾にした強行作業を行なっていながら、カヌー隊に対して罵倒するとは何事だ!!今すぐ調査をやめろー!!」

昼になり、調査は一時中断。調査船は平島と長島の間で昼休みに入る。
私達も団結弁当を受け取って昼休み。団結弁当がとってもおいしかった。
午後1時30分調査船が動き出す。また阻止線を張る。この時から高波が立ち始め、カヌー隊の航行が困難になり、カヌー隊を浜辺へと降ろします。すぐに現場に向かったが、防衛施設局側も途中で作業を中断してシュワブへと帰って行った。

外洋には作業船「未来」と他3隻、潜水調査船2隻と警戒船2隻が停泊していましたが、今日の様子ではほとんど作業は出来ていないようです。
リーフ内では前回に潜水作業を行なったポイントでの作業だったことが分かり、作業がカヌー隊の阻止行動によって完全に潰されていっている状況を見せました。

波が高かったため、皆、海の潮をかぶりしおくさいです。
引き続き、座り込みに来てくれるように呼びかけます。今のこの状況に来てください。今、私達は阻止し続けています。100日集会の時に命を守る会代表の金城祐冶さんが言いました。「今やれば変えられる。いまやらなければいつやるのか!君はいつ立つのか!」大きな声で言いました。私はこの声に答えたい。そしてそれは現実のこととして目の前で行なわれています。
状況を変えうる力はいつも一人一人の中に存在します。座り込みで共に座ること。それが今のこの日本の状況を帰るのです。
全国でがんばっている皆さん、一人一人が「現場」であることを願っています。阻止は全国で行なわれているからこそ実現しています。私達と共に海上にいて下さい。この行動は世界を変えます。
沖縄の新聞より

F15戦闘機2機が空中接触 嘉手納に緊急着陸

事故を起こしたF15戦闘機=4日午後4時10分、嘉手納基地

 【嘉手納】4日午後2時45分ごろ、米国アラスカ州エレメンドルフ空軍基地所属のF15戦闘機2機が、沖縄本島南の約230キロの近海の上空で通常訓練中に接触事故を起こし、米空軍嘉手納基地に相次いで緊急着陸した。2機は主翼や尾翼が破損した。けが人はいなかった。県内では8月13日に普天間飛行場近くの沖縄国際大学に海兵隊ヘリが墜落事故を起こしたばかり。相次ぐ米軍機事故の発生に県内では、基地所在市町村の首長はじめ県民の間から不安と反発の声が強まっている。稲嶺恵一知事はヘリ事故の原因究明と再発防止策が確認されない前の新たな事故発生に抗議の意思を表明した。5日、町村信孝外相、小池百合子沖縄担当相ら関係閣僚に対し、事故原因の徹底究明と公表、住宅地上空の飛行中止、飛行制限など米軍機の運用の在り方の再検証を強く要請する。

 事故を起こしたF15戦闘機2機はC型機。今年の8月にアラスカ基地から嘉手納基地に移駐した12機のうちの2機で、外務省沖縄事務所によると12機は来年1月まで「日米安全保障の支援のため」嘉手納基地に駐留するという。

 嘉手納基地渉外部は午後4時すぎ「両機は民間地域を避け、海上から嘉手納基地に安全に帰還した。原因等の詳細については現在調査中」とする報道発表をしたが、事故の詳しい状況は明らかにしていない。沖縄本島の南方には「沖縄南部訓練空域」がある。

 目撃者によると、F15戦闘機2機は、午後2時53分ごろ、同基地南西の海上から下降。それぞれ別の機体に誘導されて滑走路上に降りた。2機のうち1機は左の主翼と水平尾翼を破損、もう1機は垂直尾翼2枚が欠けていた。着陸後、滑走路付近には緊急車両などが集まり、米軍関係者が慌ただしく動き回った。

◇基地の危険鮮明に 訓練運用、住民知るすべ持たず

 事故を起こしたF15戦闘機は米アラスカ基地所属、普天間飛行場から飛び立って墜落事故を起こしたヘリはハワイのカネオヘベイ基地所属機だった。いずれも在沖基地の所属ではない外来機が事故を起こしており、沖縄の基地の運用が所属機だけにとどまらない実態を浮き彫りにした。

 県は沖縄の基地負担軽減を求めて兵力削減や訓練移転を求めているが、今回の事故機のように外来機の常駐化が進んで基地運用が拡大していたとしても「基地内でどういう運用がされているのか全く分からない」(県幹部)状態で、住民は知るすべを持たぬまま基地と隣り合わせの暮らしを余儀なくされている。

 ヘリ墜落事故について在日米軍は8月25日に「調査結果を今後30日以内に公表する」と説明していたが、既に40日が経過しても公表には至らず、安全対策は示されていない。こうした中で嘉手納飛行場でも事故が発生したことは、危険性は普天間飛行場だけに限らないことを如実に示した。

 今回の事故は、空中戦や編隊飛行などの訓練で機体同士が接触した可能性が高い。米軍側が「通常訓練中だった」と説明しているように戦闘訓練という日常的な飛行形態で「軍用機の事故が民間機よりはるかに多く起こる」(航空評論家の関川栄一郎氏)のは必然ともいえる。

 県は住宅地上空の飛行中止、飛行制限などを含む米軍機の運用の在り方の再検証を求めているが、住宅地に隣接している普天間、嘉手納両飛行場で事故を完全になくすには、全面的な飛行中止しか道はなさそうだ。

(政経部・松永勝利)

◇稲嶺知事 米軍機の運用「再検証必要」

 4日発生した米軍F15戦闘機同士の接触事故を受け、稲嶺恵一知事は同日夜、県庁で記者会見し「(米軍ヘリ沖国大)墜落事故の原因究明と再発防止策が確認されない中で、またもや重大な事態につながりかねない事故が発生し強い衝撃と激しい憤りを覚えており、県民の不信感と怒りは頂点に達している」と述べた。

 その上で、今回の事故原因の徹底究明とその公表とともに「住宅地域上空における飛行の中止、飛行の制限等を含め、米軍機の運用の在り方の再検証を強く求める」と強調した。

 知事は記者団の質問に答え「これだけ短い期間に(連続して)大きな事故が起きたのは大変遺憾で、運用の在り方の再検証が絶対に必要だ」との認識を示した。嘉手納基地での全面的飛行停止を要求するかについては明言を避けた。一方で「運用再検証」の結果を米側に求めるほか、5日予定している小池百合子沖縄担当相ら関係閣僚、自民党三役との面談でも「その他の基地問題も含め、強く申し入れたい」と述べ、日米両政府に強い姿勢で当たる考えを示した。

◇F15イーグル

 空対空戦闘を主な任務とする大型の制空戦闘機。嘉手納基地には、今回の事故機である単座型のF15Cと複座型F15Dの合わせて48機が配備されている。2002年8月には、嘉手納基地所属のF15戦闘機が本島の南約100キロの海上に墜落したほか、1994年4月にはF15Cが嘉手納弾薬庫地区内の黙認耕作地に墜落炎上するなど、県内でも墜落事故を繰り返している。


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