「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中 | ||||||||||
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。 「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。 「力になろう!」という皆さま!! ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします! 会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。 電話&FAX 0980−54−2948 e−mail dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp | ||||||||||
会費・・・月1000円、年10.000円となります | ||||||||||
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よろしくお願いいたします |
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参加者募集!!! | |
土曜・日曜にカヌーに乗れる方大募集!! 防衛施設局は、いままで作業を行っていなかった土曜日まで作業を強行してきました。 月曜から金曜まで阻止行動を行ってカヌー隊はもうヘロヘロ。そんなカヌー隊の休養のためにも、土曜・日曜だけでもカヌーに乗れる方を募集します。 充実した土曜・日曜を送りたいそこのアナタ!! ぜひカヌーに乗って、辺野古の海を守ろう!! | |
阻止船に乗る人、カヌー隊、座り込みする人が必要です!!! 少ない時間でも、行動できる人は集まってください!! あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!! どうか、よろしくお願いします!! 辺野古に来てください!!! | |
夏が過ぎて、海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。 カヌー隊、プカプカ隊、ダイバーが着るダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!! |
海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!! | ||||
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!! カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。) | ||||
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国会前座り込みホームページヘ!! |
11月22日(月)
座りこみ218日目 | ||||
毎日気持ち悪くなりながらも、カヌー隊として、海に出続けたましゅぽ。今日で帰ります!!「また来るよ!!」 | ボーリング調査のやぐらについて・・・。 | 大城ヨシタミさんが、初めて来た参加者に、名護・辺野古の状況を説明する | ||
ジュゴンの看板新バージョン! | 海辺で遊ぶ親子 | 海中の写真を見る男の子 | ||
今日は団体の参加者が多く、テントの中はいっぱいでした。合唱団の方々が来て、歌を歌ってくれました | ||||
東京から、サオリと一緒に「ジェネレーション・ジャングル」に出演したNちゃんが来ました!! | 午後に那覇に向けて出発しなければならないので、今回は海上阻止行動にいけなかったNちゃん。浜からカヌー隊を見守る。 | 午後4時、カヌー隊・阻止船が帰ってきた。 | ||
海上座りこみで、掘削作業を完全に阻止した!!!喜びと、「やりぬいた!!」という充実感いっぱいの表情で帰ってきたカヌー隊のメンバーたち。 | ||||
テントで報告集会 | ||||
夏芽さん 「組み立てられたやぐらの海底に潜って見てきました。やぐらの足が、サンゴ礁を砕いて設置されています!!」 |
「掘削作業を阻止してきました。足場にする板がやぐらに乗せられてしまいましたが、それ以上何もさせませんでした・・・!!」 | 陸で座り込んでいた人たちから、拍手が巻き起こる!!! | ||
QAB琉球朝日放送 | ||||
↓↓沖縄で放送された映像が見られます | ||||
2004年 11月22日(月曜日 夕) 辺野古沖調査 やぐらの杭がサンゴを破壊次は辺野古沖での調査です。海上ヘリ基地建設に向けたボーリング調査のため設置された大型やぐらの杭が、サンゴを大きく壊していることが分かりました。 那覇防衛施設局のやぐら設置作業はきょうも行われましたが、リーフ内の1か所のやぐらに掘削作業用のモーターなど機材を載せただけで、その後反対する住民の阻止行動で、足場の組み立てと掘削作業に着手できませんでした。ところで、リーフの外側に設置された大型のやぐらは、4本の柱のうちの1本がサンゴに埋め込まれ、周辺のサンゴに被害が出ていることがわかりました。 平良夏芽さん「かなりサンゴが再生しているエリアなんだけど、踏み潰している、踏み砕いている」 やぐらの足場がサンゴや海底の環境を破壊していることで、今後、調査のあり方が問われそうです。 | ||||
2004年 11月22日(月曜日 昼) 辺野古 作業開始から一週間 きょうも…辺野古沖のボーリングに向けた国の作業が始まって1週間、現場の海域ではきょうも国と建設に反対する住民との間で混乱が続いています。 きょうの辺野古沖の海上はここ数日の内では風も弱く穏やかで、那覇防衛施設局から委託された業者の船は午前8時に辺野古漁港を出港しました。そしてリーフ内にすでに設置していたパイプで組み立てたやぐらに掘削機械を載せるための板を敷き詰める作業を始めました。これに対し、反対派はきょうもボートやカヌーなど20隻近くを海上に出しやぐらの周りを取り囲み、阻止行動を展開、海上では激しいせめぎ合いが続いています。 又、リーフの外に設置されたやぐらには既に掘削機械が載っていて海底に穴を掘る作業が開始できるところまできていますが今のところ作業する様子は見られません。反対派では海底に穴を開ける事は工事の着手だとして絶対に阻止する構えで今後の動き次第では大きく混乱する事も予想されます。 | ||||
沖縄の新聞より | ||||
掘削目前 緊迫の海域 反対派、作業員とにらみ合い
【名護】那覇防衛施設局は22日午前、名護市辺野古沖のリーフ内に設置した単管足場に掘削用の機材を搬入し、同日中ともみられる掘削作業の準備を進めた。反対派住民は足場に上って作業の阻止行動を取る一方、リーフ外のスパット台船にも抗議船が張り付き警戒した。間近に迫った掘削開始で現場は緊迫の度を高めている。施設局は午前9時すぎ、住民らがいない足場から作業を開始。11時45分ごろ、作業船から掘削機材がロープでやぐらの上に引き上げられようとした。住民らは素早くカヌーからやぐらに上り、機材を引き上げさせないよう攻防を繰り広げた。 やぐらの上には住民2人が上り、ロープをつかみ、作業員の動きを制した。海上から5メートルほどのやぐらの上で、住民と作業員の激しい言葉が飛び交った。地上では、辺野古漁港前での座り込み参加者が望遠鏡を海に向け、心配そうに見守っていた。 正午前に作業員らが昼休みのため現場を離れるまで住民は足場に残り、現場を守った。 住民らは早朝からウエットスーツを着込み、午前7時半ごろからリーフ内の足場に入り込み、作業員を足場に近寄らせないよう、海水に漬かって現場の占拠を続けていた。作業は住民がいない足場から始められた。 阻止船に乗っていた根木谷香里さん(26)=恩納村=は「人員の差を感じる。それが一番つらい」と顔をゆがめた。この日はリーフ内の足場付近でウミガメも見たといい、間近に迫る掘削作業への不安の色をにじませた。 |
ジュゴンの家日誌 | ||
「街」から冬ものが届きました!! 沖縄も寒くなってきたので、これからじゅごんの家も冬ばーじょん! |
看板を直すゆっくん | 中学生が東京からじゅごんの家に遊びに来てくれました!! |
「街」のお客さんの佐竹さんが編んでくれた帽子!!かわいい帽子ありがとうございます!! | スマイルもお気に入り!! | 働くゆっくん |
じゅごんの家をどんどんかわいくするぞ!!乞うご期待! | ||
今日の夕ご飯はさおりが作ったそーめんちゃんぷるーとアボガドサラダ!!いただきまーす!! ゆっくんの新しいウェットスーツ→→ |
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きのう | ||
寒い夜にはやっぱしおでん! | ギター練習をするゆっくんと晋くん | |
知り合いの方が撮った写真を飾りました! | 店の空中に浮かぶじゅごん | ゆきさんお気に入りのシャツ! |
11月20日(土) |
8時ころ、カヌー隊、阻止船が出発!! | ||||
東のポイント。 8時半から4時まで海上座りこみ。 スパット台船が見える。→→ |
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じゅごんの家日誌 | ||||
お店の前に仮バス停が出来ていた! 今日行われるお祭りのための移動だという。 店の前で停車するバス→→ |
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沖縄タイムス | ||||
<2004年11月21日 朝刊 27面>
基地受け入れ撤回求め包囲/名護市役所で市民ら 「岸本市長の基地建設受け入れ撤回を求める11・20名護市役所包囲行動」(主催・同実行委員会)が二十日、名護市役所で行われた。市民ら約三百七十人(主催者発表)が市役所を取り囲み、米軍普天間飛行場の辺野古移設撤回やボーリング調査の中止、普天間飛行場撤去のアピール文を採択した。 市役所広場では市民や、市民団体、労働組合のメンバーらが集まった。辺野古で座り込みを続ける市民団体の代表や名護市選出県議、平和団体代表らが次々と壇上に立ち、岸本建男名護市長に移設を撤回するよう訴えた。 宮城保実行委員長は「市長の基地受け入れの前提は何一つ実現していない。市長、県知事は計画を撤回すべきだ」と訴えた。ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「辺野古海上では今もカヌー隊がやぐらにつかまりボーリング調査を阻止している。時間のある時に辺野古の行動に参加してほしい」と呼び掛けた。 参加者は手をつないで市役所を取り囲み、「県内に新しい基地はいらない」と声を張り上げた。 川上和晃さん(29)=名護市=は「一歳になる子どものためにも騒音や事故の危険がある基地には反対。市長は静かで平和な名護市を目指してほしい」と話した。 (写真説明)岸本市長に基地建設受け入れ撤回を求め、名護市役所を包囲した参加者ら=20日午後4時、名護市役所 | ||||
琉球新報 | ||||
あすにも掘削開始 ボーリング調査で辺野古沖【名護】名護市辺野古海域での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は20日午後も、水深4メートル以上25メートル未満で使用するスパット台船1基の設置作業を続けた。施設局は「スパット台船の設置を完了した」としており、22日にも掘削作業に着手する見通しだ。 スパット台船は20日午前、キャンプ・シュワブ沖リーフ外に固定され、午後にかけてオイルフェンスを張るなど作業を続けた。 施設局によると同日は、このほかリーフ内3カ所で単管足場の設置作業を実施した。スパット台船は設置を完了。単管足場は20日までに5カ所で設置作業に入ったが、完了していない。21日は作業を行わないとしている。 同調査に反対する住民や市民団体は船2隻とカヌー14艇で阻止行動を展開。リーフ内の単管足場の設置場所では作業を阻止しようと、早朝からカヌー数隻で単管足場を取り囲み、調査を阻止しようと行動した。 | ||||
名護市役所ぐるり370人 「普天間」撤回要求
【名護】辺野古沖のボーリング調査中止、岸本建男市長の普天間代替施設受け入れ撤回を求める「11・20名護市役所包囲行動」が20日午後行われた。370人(主催者発表)の参加で庁舎を2回包囲、「市長の受け入れ7条件は実現されず、知事公約の15年期限も日米政府に否定された。普天間基地の移設を撤回し、即時撤去せよ」と訴えるアピールを採択した。 包囲行動は名護市職労、地区労、自治労など北部地区の労組、平和運動センターが実行委を組織。中南部からも参加した。 集会で実行委員長の宮城保名護市職労委員長らは「市長は公約違反の受け入れ撤回を」と訴え、辺野古のお年寄りらと参加した命を守る会の金城祐治代表は「ボーリング調査で(施設局側との)攻防が続いている。皆で支援に駆け付けてほしい」と連帯を呼び掛けた。参加者が手をつないで市役所を包囲し、「新たな基地建設は許さない」と訴えた。 40代の市職員は「市長は世論調査で明らかな移設反対の民意に従うべきだ。振興策と基地受け入れをリンクさせるべきではない」と話した。沖縄市から娘2人と参加した山城多喜子さん(40)は「子供たちの将来のため基地は海外に撤去してほしい」と語った。 | ||||
琉球朝日放送 | ||||
2004年 11月20日(土曜日 昼) 辺野古沖ボーリング調査 国がリーフ外に大型機材設置名護市辺野古沖へのヘリ基地建設計画に伴うボーリング調査で国は、大型のボーリング用機材をリーフの外の調査予定地に設置しました。 国は、けさ7時にボーリング調査予定地のそばの大浦湾に停泊させている大型の作業船から、深さ25メートル以内の海底で穴を掘るボーリング用の機材を降ろし、タグボートで辺野古沖に移しました。そして、リーフの外のボーリング調査予定地点で機材を降ろし、設置作業に着手しました。 国の作業に対し、反対派の市民団体のメンバーらは抗議船で阻止行動を展開、作業の中止を求めましたが、作業は進められ、9時過ぎには、機材が海底に固定されました。このボーリング調査には環境アセスをしないままの実施に、専門家からも批判の声が多く出ています。 | ||||
2004年 11月20日(土曜日 夕) 辺野古沖ヘリ基地計画 受け入れ撤回求め市役所包囲辺野古沖へのヘリ基地建設の受け入れを撤回させようと、名護市民などが市役所包囲行動を展開しました。 名護市役所包囲行動は、名護市の労働組合や平和運動センターなどが実施したものです。この中で主催者側が「自然環境への配慮などを求めた岸本市長の受け入れ条件が守られておらず、市長は受け入れを撤回すべきだ」と訴え、このあと参加者全員が手をつなぎ、市役所を包囲しました。 ところで、辺野古沖では国が、ボーリング調査用の足場の設置作業を再開、作業員らが、深さ25メートル以内の海底で穴を掘るボーリング用の足場を、辺野古沖のリーフの外に設置しました。施設局は、週明けにも海底の掘削作業に着手すると見られます。 |
11月19日(金) |
途中まで立てられてしまったやぐら建設を阻止するため、ポイントに向かいます。→→7時半くらい | 東側(キャンプシュワブ沖合い)のポイントに着いた。 | |
ポイントからカヌーが離れないように紐で縛る | のぼりを単管に縛り付ける。 | |
某プロレスラーの真似をするゆっくん・・。海の中でも元気!! | カヌーに乗って海上座りこみ開始!! 8時ころに作業船や警戒船が10隻近く集まって来ました。 私たちは鉄パイプにしがみついて、全く譲りません。 諦めたのか、約1時間後、向こうの船は他のポイントに移っていきました。 その後も海上座りこみを続行。 1時ころ、すごい波の中でお昼ご飯を食べる。 たまに近づいてくるダイバーの船を警戒しながらも、ゆったり過ごす。 | |
4時ころ、「今日の作業は終わりだよ」と晋くんの船が迎えに来ました。 やった!!作業を止めたぞ! |
今日一日過ごしたやぐら。この中に9時間もいたのかぁ〜。 よくやったなぁ・・ | |
晋くん日誌 | ||
11月19日(金) ・防衛施設局による違法であり環境破壊を行なうくい打ちのための足場建設に阻止行動を行ないました。 昨日の段階で足場建設をやられてしまった場所でのこれ以上の建設を止めるためにカヌー隊と共に早朝から海上での座り込みを開始しました。 昨日の段階でキャンプシュワブの沖合いの1ポイント、航路のすぐ近くに1ポイント。その2ポイントにそれぞれ人とカヌー、阻止船が張り付きました。 午前8時、警戒船が出てきました。 私達のところに寄ってきて「おお!もういるんか。まいったなぁ、流石だよ。」と冗談まじりに。警戒船の船長から辺野古の海について色々と教えていただきました。 「ここはダイビングポイントとしてどうなんだろう。」と私。 「うーーん。どうだろう結構岩場が多いけどね。リーフの上は中々見所があるよ。この先に浜サンゴが再生して突き出てて危ないんだけど、きれいだよ。」と船長。 「へぇ。このポイントの下はアジケーとかティラジャァがとれるんかな。」と私。 「いやこの先100メートルぐらい行くとアジケーなんて100コぐらい普通にあるよ。」と船長。 こんな話をしていると、本当に基地建設さえなければ普通に友人として付き合えるはずです。いつかそういう日が来て欲しい。切にそう思います。 作業は私達がいる限り何も出来ず、作業船が右往左往していましたが一切何もさせませんでした。 辺野古の海人達がため息がたくさん出ると言っていました。それはそうだ。本当にお互いに大変な状況に置かれている。地域を二分して防衛施設局、この国は一体何様のつもりなのだろう。私達の手でこのような状況を変えなければならない。 反対協、命を守る会、県民会議は今日防衛施設局に対して、この間に作業員によって行なわれた暴力行為に対して抗議をしました。 暴力行為に対して「防衛施設局の指示のもとで行なわれている調査の中でこういった行為が行なわれている。防衛施設局は暴力行為に対して指示をしたのか。」と追求したところ、新聞紙面と同じく。 「そういった事実は聞いていない」と真顔で答えました。 県民会議の山内徳信さんは涙を流しながら今回の行為に対して怒りをあらわに抗議しました。1フィート運動の中村文子さん(91歳)も同席し、抗議をしました。30分のはずの抗議が1時間30分にも及び、今回の行為に対して反対協として絶対に許さないことを全面に出しました。 午前、午後共に2ポイントの足場建設、調査を阻止しましたが、防衛施設局はさらに足場建設の場所を増やします。久志、豊原の沖合いに1時間ほどで一気に1つの足場を作り上げていました。 陸にいる座り込みの人達をさらに海上に増員し、座り込みに入ります。 夏芽さんの船がカヌー隊を曳航し、ポイントへ引っ張っていこうとすると、警戒船が3隻で妨害に入ってきました。作業船がその場に鉄パイプを降ろし始める。カヌー隊は曳航を解き、そのままポイントへ向かう。すると作業員達はダイバー達を海中に降ろしてカヌー隊の妨害に入る。カヌーの船首をカヌーに繋ぎ身動きがとれなくする。次々にカヌー隊が入り阻止線を張る。 作業船は早々とその場を退き、久志、豊原の沖合いの足場に向かう。カヌー隊を曳航する夏芽さんの船はやはり警戒船に阻まれ身動きが取れない。 そのまま昼を迎え作業員も海上座り込み隊、陸上座り込み、カヌー隊、阻止船も昼休みに入りました。海上で座り込みをしている人達は昼飯を食べるのにも一苦労です。荒波の中片手で自分を支え、片手で昼飯を食べる。大道芸人みたいになっている気分だそうです。 午後、私は午前にいたポイントを離れ夏目さんと共に行動。久志、豊原のポイントで行なわれている足場建設への阻止行動に入ります。 7人の海上座り込みの人達を連れて行きやぐらで阻止のための海上座り込みをしました。 午後3時30分まで3ポイントのくい打ちを阻止。防衛施設局はさらに4ポイント目を建設しようとしている。4ポイント目には4本の鉄パイプが海上に出でいます。とにかく人が必要になってきています。リーフ内のやぐらは30ポイント。防衛施設局は私達が阻止するのを見計らって次々に足場建設を行い、阻止しきれない部分からのくい打ちの強行を考えています。 単純計算で1ポイントに約5人、30ポイントで約150人。「150人の人達を海上に」という状況を作り出すためにも必死の訴えが沖縄で、全国で必要です。 昨日の段階から2ポイントを完全に阻止し、2ポイントを建設途中で阻止しました。 防衛施設局は「土日、やらないということはない。」としています。NHKでは「明日は反対派の阻止行動などによって遅れている。作業台船による外洋での調査を行なう」との報道がありました。 防衛施設局はかなり焦っています。まったく作業が進まない状況をどうにかしたい。しかし、私達はここで踏ん張って止めます。明日も明後日も絶対に。 昨日の阻止行動の途中でカヌー隊が阻止行動をしている途中に「タコとり」用のモリでカヌーを引っ張ろうとする危険な行動があったことをお知らせします。焦る防衛施設局はこんなことも指示しているか!絶対に許されません。 | ||
沖縄タイムス | ||
<2004年11月19日 夕刊 7面>
反対派が阻止行動/辺野古沖 米軍普天間飛行場代替施設建設に伴うボーリング調査掘削作業で那覇防衛施設局は、十九日も浅場の作業足場となる「単管足場」の設置作業を進めた。反対派住民らは、抗議船とカヌー約二十艇で調査地点の海上を占拠するなど、阻止行動を展開、作業員のダイバーともみ合う場面もあった。午後一時現在、掘削は行われていない。 施設局側は、昨日までの作業で単管パイプを二カ所に設置。同日も作業船や警戒船十一隻を出し、調査地点南側の海上で新たな足場を設置した。現場では作業員五人が単管九本を海中で固定し、約四メートル四方の足場を組んだ。 リーフ外の作業に使う大型の「スパット台船」と「固定ブイやぐら」を積んだ台船は、辺野古北側の大浦湾に停泊。施設局は、高波を理由に同日のリーフ外での作業中止を決めた。 | ||
琉球朝日放送 | ||
2004年 11月19日(金曜日 昼) 辺野古沖調査 知事依然静観する構えhttp://www.qab.co.jp/01nw/indexbn2003.htmll 国と反対派とのあいだで混乱がつづく名護市辺野古沖でのボーリング調査について稲嶺知事は引きつづき調査を静観する立場を示しました。 「付近住民の安全に配慮して円滑に進めて頂きたい」 きょうの定例の記者懇談会で稲嶺知事はこのように述べ、辺野古でのボーリング調査は正式な手続きに則って実施されているとして、反対派と国との間で続いている混乱を静観する構えを示しました。また、現在行われているボーリング調査はアセスに加えるべきとの意見がある、という記者の質問に対し「事前調査にかかる工事については環境アセスの対象にならない」と従来からの意見を繰り返しました。 ボーリング調査については県環境影響審査会でもアセスに含めるべきとの意見も出ている中、あくまで従来の意見のまま調査を静観する知事の発言は今後波紋を広げそうです。 一方、辺野古沖の海上では、ボーリング用の足場の設置作業を進める施設局側と反対派との間で衝突が続いています。国はけさ8時ごろから作業を開始、反対派のカヌー隊が阻止行動を展開しました。 現場ではカヌー隊に対して施設局に雇われたダイバーがカヌー同士をロープで結んで身動きがとれないようにするなど、異常な事態となっています。現在、リーフ内の3ヵ所に足場の一部が設置されていて、国は数日中には海底に穴を掘るボーリングに着手する方針です。 また、調査予定地のそばの大浦湾では大型の作業船2隻がリーフ外での調査に向け準備を進めていて海上での混乱も長期化する様相を見せています。 |
11月18日(木) |
座りこみ214日目 | ||
今日は朝から雨が降り続いていました。 | ||
昨日ヤグラの足場の鉄パイプが組み立てられてしまった、リーフ内の調査ポイントに向かった。カヌー隊と阻止船がガードしている。オイルフェンスの中に、カヌー隊が海上座りこみをしている。水の中に入っている人もいた。周りには警戒船が何隻もうろうろしている。「ババァ、やめろ」など、ひどい言葉をかけてくる・・・!! | ビデオを撮る施設局員 | |
マスコミに向けて、「新基地建設反対!!」の横断幕を掲げる!! | 船に乗って取材に来ているマスコミの方たち | 船をオイルフェンスの脇につけて固定する。ポイントを完全に防御。 |
薬をのんだんだけど船酔いで気持ち悪くなり、うららちゃんはマスコミの方の取材船に乗せてもらって陸に帰りました。 | ||
テントでは座りこみの参加者の方が、名古屋から来た高校生にこの座り込みの経過を詳しく話していました。 高校生達はメモを取りながら、真剣に聞いていました。 |
ほとんど休まず、毎日辺野古に通ってがんばったAちゃん、今日東京に帰ります!!またね!! | 船で出て行った人が、海上の写真を撮ってきてくれました。まだガードは続いています・・・!! |
帰ってきたカヌー隊からの報告。「カヌーで2ポイントの組み立てを阻止した。 カヌーなら止められる。もっとカヌーの数があれば確実に作業は止められます!!」 「海上は寒かったです。海の中の方が温かいので、海に足を入れてちょっと温まったりしていました。防寒対策を考えないといけません。」 |
ジュゴンの家日誌 | ||
常連のAさんが天ぷらを差し入れしてくれました!! | 「海は寒かったでしょ!!暖まってね!!」と、ゆっくんが作ってくれた夕ご飯のシチュー!! | 安次富さんが、体調を崩した晋くんにと、栄養ドリンクを差し入れしてくれました!! |
きのう | ||
← 今日の店番はうららちゃん。 ユキさん、伊江島の儀間さんと一緒にお弁当を食べました。 | ||
NさんとYさんが初来店〜!!CD、絵はがき、お魚のガラス細工など、いろいろ買っていってくれました!!ありがとうございました!! | ||
←←辺野古の海上阻止行動で 指をケガしたサオリ!! かなり痛そうな傷でしたが、 「作業をとめたよ!!」と嬉しそうに帰ってきたのでした。 ←疲れて、店の中の衣類の棚で眠るサオリ |
晋くん日誌 | ||
11月18日(木) ・ボーリング、くい打ちのためのやぐら設置作業に対して阻止行動を行っています。 午前8時、辺野古漁港より作業船、警戒船が出航。カヌー隊および阻止船も出航。 私と夏芽さん、そしてカヌー隊の何隻かは昨日建てられてしまったボーリング作業やぐら(キャンプシュワブ沖合い)に向かう。まだ半分もできていないが、20本ほどの鉄パイプが海面に突き出していた。その周りをオイルフェンスが囲んでいる。海の上の異様な光景。この状況を直視し、絶対に止めなければいけない。 カヌー2隻がオイルフェンスの中に入り海上での座り込み。私と夏芽さんの船は20本の鉄パイプの周りに停泊。完全にここでの今日の足場建設を止めました。 オイルフェンスの中では5人の人が「プカプカ隊」。「海の中は暖かーい。温泉みたいー。」と楽しんでいました。しかし、流石に午前8時から午後4時まで海の中にいるとふやけます。 船の上は雨風が吹きつけしだいに寒さが増し、体に震えを感じるようになります。うーーむ、海の中は気持ちよさそう。 海上で座り込みをしている間はなんでか、警戒船と楽しくゆんたく。「酔った人がいるから漁港まで乗せていってあげてよー。」とプカプカ隊。「げろーと吐いて、魚集めて、この海は豊かですよーとか言うんだろぉ」と警戒船の船長。笑い話に花が咲いていました。 午後に入り、私は疲れが出たのか体の震えが止まらなくなり少しダウン気味に。午後3時まで船上で耐えていましたが、周りの人たちが心配して下さり船長を交代して陸地に戻りました。海にいると陸が恋しくなり、陸にいると海に出たくになる。なんか変な感じです。 その後、カヌー隊が午後4時に戻ってきたので後の状況を聞きました。 私達が東(キャンプシュワブ沖合い)のポイントを阻止している間、豊原、久志集落の沖合いでは激しい攻防戦がありました。 航路から300メートルと離れていない場所にキャンプシュワ部から資材を積んだ作業船が猛スピードで突っ込んでくる。曳航されていたカヌー隊はすぐさまそのポイントへと向かう。 作業船からダイバーが降りる。急いでカヌー隊が曳航を解きポイントへと向かう。警戒船が3隻でもってバリケードを張る。何隻かのカヌーが阻まれたが、すり抜けたカヌーがポイントへ入り資材を降ろす作業を阻止。 防衛施設局はすぐさまそのポイントあきらめ、離れ、猛スピードで次のポイントへと走っていく。どうやら最初に来たポイントは次に行くための「布石」「ダミー」であった。急いでカヌー隊が集合し、次のポイントへと向かう。 次のポイントではすでに鉄パイプを海中に降ろして、ダイバーが組み立てを始めていました。バリケードを突破してカヌー隊が阻止行動に入っていく。 建てられてはならないとカヌー隊のメンバーがパイプにぶらさがったりする。作業員がくすぐって振り落とす。その辺がなぜか平和的です。 夏芽さんも私がいるポイントから離れ、そのポイントへ潜るために向かう。夏芽さんが入ろうとすると作業員達が夏芽さんを集中的に拘束。そのポイントでの作業はすべてを止めるとまではいかなかった。 今日は2ポイントでの足場建設は完全に阻止しました。 この調査の不当性を全国で必死に訴えてください。現場では命をかけた必死の阻止行動が続けられています。絶対に止められます。力を合わせて闘いましょう。 | ||
琉球朝日放送 | ||
2004年 11月18日(木曜日 昼) 辺野古 海上でのもみ合い続く
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辺野古沖調査 3カ所に足場の一部設置
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沖縄タイムス | ||
<2004年11月18日 朝刊 27面> きょうにも掘削着手/辺野古沖 米軍普天間飛行場代替施設建設に向けた名護市辺野古沖のボーリング地質調査で、那覇防衛施設局は十八日にも海底掘削に着手する。 三種類の作業用足場のうち、大型の「固定ブイやぐら」と「スパット台船」は、同市の大浦湾で組み立て後、辺野古沖の調査ポイントへ移送し、海底掘削に着手する。 小型の「単管足場」は、調査ポイントでの設置作業が完了次第、海底掘削に移行する。 施設局は十七日、辺野古沖の調査ポイント二カ所で「単管足場」の設置作業を行った。気象条件などを見極めた上で十八日も引き続き、作業用足場の設置作業を進める。 「数日かかる」とされる足場の設置が完了次第、海底掘削に着手する方針で、早ければ十八日にも実施する。 「作業員が危険行為」/反対派、抗議声明 ヘリ基地反対協議会と基地の県内移設に反対する県民会議は十七日午後、ボーリング調査の阻止行動中に、調査の作業員が反対派メンバーに命にかかわる危険行為をしたとして、緊急抗議声明を発表した。反対派メンバーは「告発、告訴も辞さない」と強い姿勢だが、那覇防衛施設局は「そのような事実はないと報告を受けている」としている。 平和市民連絡会共同代表の平良夏芽さん(42)によると、単管足場の設置作業現場で、平良さんが潜水し単管をつかむなどして阻止行動を行った。その際に作業船側のダイバーが水中マスクを外したり、タンクの空気を吸うレギュレーターのボタンを押したりしたという。平良さんは「人を殺すための基地を造ることは、そこに加担する人たちの人間性を壊してしまう」と話した。 県民会議の山内徳信共同代表は、十九日にも県と施設局に対し抗議する意向を示した。 一方、施設局側は「作業を行った調査会社に確認したところそのような事実はない」とし「十七日午後の作業中、反対派の方が足場設置現場で設置中の単管パイプを揺らすなど妨害的な行為を行ったことから、妨害行為をやめるよう注意喚起した、と報告を受けた」と説明した。 (写真説明)現場海域で、足場用のパイプをつかんで設置作業を阻止しようとする反対派住民=17日午後、名護市辺野古沖 「戦争止めたい」一心/「カヌー隊」 九月九日のボーリング調査再開以来、連日海上に繰り出す反対派のカヌー隊が十七日、調査ポイントの一カ所を五時間半にわたって封鎖し、作業船は一日の調査を断念した。 カヌー隊は、二十―七十代まで約三十人で構成される。 生まれ故郷の宮城県三陸海岸に似ているという理由で、辺野古に近い久志区に移り住んだ阿部和子さん(53)は、この日の阻止行動で調査船に乗り込み、パイプの束にしがみついて抵抗。「休戦時は調査船のダイバーと雑談もする。海で働く人は海が好きだと強く感じる。ここに埋め立て基地ができることをよく思っていない心を信じ、今後も呼び掛けていく」と話す。 末木沙織さん(20)=東京都=は、昨年二月開戦直前のイラクで市民と触れ合った。「子どもたちの笑顔が忘れられない。体を張っても戦争を止めたいと思っていた」 辺野古沖では作業員と油流出防止用フェンスのヒモを引っ張り合い、三センチほど指を切った。「指の痛みが命を張って止めるということを少しだけ分からせてくれた」 カヌー隊の集合時間に間に合わせるため毎朝午前四時半に起床する西原瑠夏さん(23)=浦添市=は「基地建設に反対しても理由があってここに来れない人がいる。その人たちのためにも非暴力行動を続けたい」と笑顔を見せた。 | ||
<2004年11月18日 夕刊 1面> 「足場」設置を継続/辺野古沖調査 米軍普天間飛行場の代替施設建設に向けた名護市辺野古沖のボーリング調査で、那覇防衛施設局は十八日午前、小型の「単管足場」の設置作業を行った。建設中止を訴える住民・市民団体のメンバーら五人が足場の水面に突き出たパイプにしがみついて抗議するなど、現場海域は緊迫した。辺野古北側の大浦湾では、大型の「固定ブイやぐら」と「スパット台船」を積んだクレーン船が停泊。施設局は「今後の気象条件によって判断する」としている。 施設局は、同午前八時すぎから、作業船や警戒船を計十二隻出航させた。数隻は足場の設置が進んでいる調査ポイントの一つで作業を始めているが正午現在、掘削作業は行われていない。 市民団体側は、抗議船三隻、カヌー十四艇で阻止行動を展開。作業員との間で「どけ」「引き返せ」などのやりとりがあった。辺野古漁港では、約五十人が座り込んで抗議した。 一方、名護市議会の軍事基地等対策特別委員会(照屋全哲委員長)委員ら十人は同日午前、大浦湾西域の作業ヤードの埋め立て海域や、ケーソン式護岸ヤードの計画海域を洋上視察した。 照屋委員長は「サンゴやクマノミなどの分布状況を自分たちの目で確認したい」と説明。移設や埋め立て事業について「(国は)法的手続きに従って進めているので、現段階では何も言えないが、現場視察を判断材料としたい」とした。 (写真説明)ボーリング調査用のやぐらの中に入り込み作業を阻止する反対派住民ら=18日午前9時ごろ、名護市・辺野古沖 | ||
琉球新報 | ||
海域での作業継続 反対派、足場周囲で阻止行動
【名護】名護市辺野古海域での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は18日午前、キャンプ・シュワブ沖リーフ内で単管足場を組む作業を進めている。リーフ外の作業については、波が高いため中止した。大浦湾に停泊中のスパット台船と固定ブイやぐらを載せた台船での作業は、大きな動きはない。同調査に反対する住民、市民団体は雨が降りしきる中、船4隻とカヌー14艇を出して、激しい抗議と調査阻止の行動を繰り広げている。 シュワブ沖の現場では午前9時ごろ、施設局が前日に設置した単管足場で作業を続開しようとしたが、住民らがカヌーと人で現場の海面を占拠して作業を阻止。施設局は作業場所を数百メートル離れた地点に移し、新たに単管数本を沈めて作業に着手した。潜水士数人が潜っているとみられる。 新たな現場で住民らはカヌーで海面を覆うなどして抵抗を続けている。カヌーの周りでは警戒船が住民らに大声を浴びせながら猛スピードで巡回するなど、現場は騒然としている。 | ||
海域での作業継続 反対派、足場周囲で阻止行動
【名護】名護市辺野古海域での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は18日午前、キャンプ・シュワブ沖リーフ内で単管足場を組む作業を進めている。リーフ外の作業については、波が高いため中止した。大浦湾に停泊中のスパット台船と固定ブイやぐらを載せた台船での作業は、大きな動きはない。同調査に反対する住民、市民団体は雨が降りしきる中、船4隻とカヌー14艇を出して、激しい抗議と調査阻止の行動を繰り広げている。 シュワブ沖の現場では午前9時ごろ、施設局が前日に設置した単管足場で作業を続開しようとしたが、住民らがカヌーと人で現場の海面を占拠して作業を阻止。施設局は作業場所を数百メートル離れた地点に移し、新たに単管数本を沈めて作業に着手した。潜水士数人が潜っているとみられる。 新たな現場で住民らはカヌーで海面を覆うなどして抵抗を続けている。カヌーの周りでは警戒船が住民らに大声を浴びせながら猛スピードで巡回するなど、現場は騒然としている。 | ||
反対派への排除激化 業者、水中で“危険行為”
【名護】米軍普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査の足場設置などが本格化した17日、那覇防衛施設局側と反対派住民らの衝突が激しさを増した。住民らによると、海中で作業阻止活動をしていた平良夏芽さん(42)の潜水器具を施設局側業者のダイバーが外すなど危険な場面もあったという。作業が終了した同日夕方、ヘリ基地反対協議会と基地の県内移設に反対する県民会議は辺野古漁港で、抗議声明を発表し、今後は法的手段も検討するとしている。施設局は海中での危険行為に対し「調査会社に確認したが、そのような事実はないと報告を受けた」としている。 単管足場建設が行われた辺野古漁港沖では午前に行動を始めたカヌー隊が午後も作業を阻止。キャンプ・シュワブ沖には住民らがいないため作業が進んだ。午後2時40分ごろ、現場に駆けつけた平良さんが潜水し、単管パイプをつかむなどして妨害すると、業者の潜水士4人が平良さんを「パイプでたたく」「ける」「水中眼鏡を外す」「潜水タンクの空気を放出させる」などしたという。 危険を感じて阻止を断念した平良さんは、船上で顔を赤らめて「こちらは相手に危害を加えないよう厳に慎んできた。邪魔をされて腹が立つと思うが、本当に殺す気か」と怒りをあらわにした。 施設局は業者からの報告として「妨害的な行為に対して注意喚起したと聞いている」と話し「安全には最大限の注意を払って進めたい」と基本方針を説明した。 反対協の安次富浩代表委員は「施設局は、私たちにも刃を突き刺そうとしている」と激しく非難。反対協と県民会議は県や施設局に抗議を申し入れるとしている。 | ||
調査、アセス対象に 専門家、反対派「環境破壊」
名護市辺野古沖での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は17日、掘削作業のための足場の設置作業に着手した。事業者である施設局が環境影響評価(アセスメント)の対象に組み込まず、調査を進めていることに、建設に反対する住民や自然保護団体は「ボーリングによって環境が破壊されるのに、アセスの対象外とするのはおかしい」と反発を強めている。環境アセスメント学会の有志も10月、ボーリング調査を「アセスの対象とすべき」との文言を盛り込んだ緊急アピールを発表。県環境影響評価審査会の審議過程でも同様の意見が挙がる中、反対派の住民が「事実上の着工」と警戒する掘削作業の着手が迫っている。 ■渦巻く反発施設局がアセスの対象外にしたままのボーリング調査を沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団(東恩納琢磨団長)は疑問視し、中止を求めてきた。東恩納団長は「アセスなしの調査が混乱を招いている。環境被害の対策を取るのが国(施設局)の責任ではないのか」と憤る。 環境アセスメント学会は緊急アピールの中で「護岸建設は当該事業と一体不可分」との見解を示し「海底ボーリング調査は当該事業のアセスメントの対象とすべき」と指摘した。市民アセスなごの宮城康博事務局長も「工事着手に限りなく近いボーリング調査をアセスの対象外にするのは言語道断だ」と指摘し、調査の即刻中止を求めた。 ■どうなる知事意見県はボーリング調査はアセス対象外という認識だ。環境影響評価法と県環境影響評価条例が対象とする事業は「土地の形状変更や工作物の新設、増改築の土木、建設工事」という基本認識から、「計画策定のための(ボーリング)調査はアセスの対象とならない」と国の見解に従っている。 知事から諮問され方法書を審議した県環境影響評価審査会の審議過程でもボーリング調査に対する疑問が浮き彫りなった。津嘉山会長は12日の審議で「ボーリング調査も(アセスメントの)過程を経て実施した方がいい」との見解を示し、ボーリング調査に伴う環境被害の調査を求める文言を答申前文に入れることで妥協。審査会は疑問を持ちながらも、強い権限はないとし、調査の中止やアセスへの組み入れまでは断言できなかった。 県は今後、審査会の答申、関係6市町村長の意見などを参考に知事意見をまとめ、今月29日までに施設局に提出する。ボーリング調査を対象外とする県と、環境被害の調査を求めた審査会の見解の違いは大きい。「答申を最大限尊重する」とする県が今後、答申を知事意見の中でどう取り扱うかが注目される。 (社会部・高江洲洋子) |
11月17日(水) |
カヌー隊阻止行動に出発!! | ||||
カヌー隊がポイントに着いた時にはすでに単管を積んだ船と、ダイバーが乗った船、警戒船が集まっていました。作業やぐらを保護するための「オイルフェンス」という囲いを落とすのを止めるため、カヌー隊はその船の周りにくっつきました。オイルフェンスの囲いを閉めようと船にロープを縛り始めたので、作業船にしがみついてロープを引っ張りました。作業員は、しがみついていた手を掴んで払い落とし、とっても暴力的でした。単管を落とそうとしたときは、カヌー隊はカヌーの上に立って単管にしがみついて設置を妨害!!その後持久戦になって、いつ諦めるかと、しりとりとかして待っていたら、3時くらいに作業船が撤退し始めた。結局何も出来ずに作業船は帰って行きました!やったぁ!!私達は作業を止めたんです!!基地建設は絶対止められる!! | ||||
夕ご飯は、カヌー隊の若者など13人で勝利の焼肉パーティ!! | ||||
晋くん日誌 | ||||
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沖縄タイムス | ||||
辺野古調査、高波で作業見送り 米軍普天間飛行場代替施設建設に向けた名護市辺野古沖のボーリング地質調査で、那覇防衛施設局は十六日夕、同日中に予定していた海底掘削の作業用足場の設置作業を「波が高いため実施しない」と発表した。作業用足場の資材を積載したクレーン船は辺野古北側の大浦湾に停泊しており十七日以降、気象状況などを見極めた上で設置準備作業に着手する。 施設局は「十七日以降も(海底掘削作業足場の)固定ブイやぐらのほか、単管足場、スパット台船の足場設置作業も実施したい」としており、周辺海域への足場資材の搬送を続ける考え。 名護市の大浦湾には十六日から停泊中のクレーン船に、水深二五メートル以上の海域用の「固定ブイやぐら」を積載。 東村の東漁港には「単管足場」を積載した漁船が待機しているほか、沖縄市の中城湾港には「スパット台船」を積載したクレーン船が停泊しており、近く足場設置作業のため、辺野古周辺海域に出港するとみられる。 十六日早朝、中城湾港を出港したクレーン船は、同午後二時ごろ大浦湾に着いた。建設反対派の抗議船が周囲に群がり、怒号が飛び交う中、抗議のため高波の海へ飛び込み救助される人もいて、現場は緊迫した。 沖縄気象台によると、十六日の本島周辺海域の波の高さは終日約三メートルで、波浪注意報が発令中。十七、十八日も波の高い状況が続くという。 | ||||
辺野古沖、決死の抗議/迫る台船 あわや衝突 高波で海が荒れる中で、巨大なクレーン台船と小型の抗議船が激しい攻防を繰り返した。掘削用資材を積んだ台船が名護市辺野古沖に姿を現した十六日、海上は作業を進める国側と、それを阻止しようとする反対派メンバーらが「どけ、危ないぞ」「くいは打たさんぞ」と、怒号を飛び交わせた。陸上では座り込み参加者が抗議のこぶしを上げた。辺野古区民は「自然は大切。だが生活もある」と複雑な表情を浮かべた。一方、普天間飛行場代替施設の移設を容認する建設業者らは「早く進めて」と、作業の進展を歓迎した。 荒波をかき分けて迫る巨大な台船。突然、男性二人が海中に飛び込み、行く手を阻んだ。赤色のライフジャケットを懸命にふり、「船を止めてください!」。作業台船との距離は約二十五メートル。海上が一瞬、静まりかえる。ボーリング調査の警戒船に乗っていた辺野古の漁民が怒鳴った。「大きな船は急には止まれん。早くどけ!」 午後二時ごろ、伊計島沖から向かった台船は、辺野古漁港を通り過ぎて北東約二キロの大浦湾に到着。待機していた反対派は阻止行動に出た。 波浪注意報が発令される中、冷気を含んだ北風が吹き、高波が隣の船舶を覆い隠す。三隻の抗議船が交互に台船の前に立ちふさがり、「調査をやめて」と拡声器で訴えた。警戒船六隻の間をスピードを上げた抗議船が、台船の前方に割り込み速度を落とす。 台船の前面は幅約十五メートル、高さ約四メートル。台船と船の距離は一メートルに満たない。水面に突き出た台船のへさきが反対派の頭上に迫る。 「くいは一本も打たさん」「死にたいのか、どけ」。漁民と反対派の怒号が飛び交い、上空に報道のヘリが飛び交い騒然とする中、台船では十数人の作業員が漁民と反対派の攻防を静かに見つめていた。 緊迫した攻防から四十分。平和市民連絡会の平良夏芽共同代表と男性一人が思いつめたように海中に飛び出した。台船は警笛を鳴らさず前進を続ける。二人はギリギリのところで衝突を避けたが、台船は二人が手にしていたジャケットを巻き込みながら数十メートル前進。キャンプ・シュワブ東側海岸でいかりを下ろした。 平良代表は「命の危険にかかわるほど接近しても船を止めなかった。迫る台船も怖かったが、それを平然と見ている作業員の姿がもっと恐ろしかった」とうなだれる。 一方、辺野古の漁師も「自殺行為だ。抗議はいいが方法を考えろ」とはき捨てるように話した。(北部支社・新崎哲史) 日本自然保護協中止求めて声明 普天間飛行場代替施設建設に向けた国のボーリング調査で、日本自然保護協会(田畑貞寿理事長)は十六日、那覇防衛施設局の西正典局長に作業の即刻中止を求める抗議声明を提出した。 海草藻場調査など実施した同協会は、施設局が食み跡を確認しながら、掘削作業に着手したのはジュゴンを辺野古海域から追い払うことに等しいと批判し、中止を求めた。 (写真説明)作業船にぎりぎりまで接近し、進行を阻止しようとする抗議船=16日午後2時40分ごろ、名護市・辺野古沖 荒れる海 小船で攻防 名護市辺野古沖合にボーリング作業用足場の資材を積んだ台船が到着した十六日、地元の辺野古住民らは、淡々としていた。取材にも「何とも言えない。本音を報道されると生活しづらい。自然も大切だが、生活を考えると仕方がない」と、複雑な心境を漏らした。 建築関係の二十代の男性は「新聞で知り、始まるんだな」と冷静。「自然を壊してまで基地を造ってほしくないが、政府が決めたことだから仕方ない。振興策への期待もある」と話した。 「賛成、反対を口に出すと生活しづらくなる」と漏らすのは六十代の主婦。移設先が辺野古に決まる時期に地元は賛成派と反対派で二分された。「本音は危険な基地はいらないとの思いが強いが、生活を考えると、振興策で活性化されることを願っている」と言う。 無職の男性(44)は「子どもたちに美しい自然を残してあげたいが、雇用創出も子どもたちのためになる」と話した。 基地内で働く二十代の男性は「親しみのある海が基地で破壊されるのは悲しい。抗議活動をしている方々に頑張ってほしいと思うが、基地で生計を立てている者として『基地撤去』を叫ばれるのは複雑」と漏らした。 明日もまた行く/阻止行動参加男性 海上に出られない反対派のメンバーは、辺野古漁港わきのテントに約百五十人が集まり、双方の攻防を防波堤から見守るしかなかった。 辺野古に住む女性(77)は「海がつぶれ、昔ながらの風景が消えるのかと思うと涙が出る」と悲しげな表情を浮かべた。 海上の阻止行動に参加した男性は「船に乗れない人からも怒りを引き受けたが、(台船を)止められなかった」と涙をこぼした。ただ、「でも生きて帰ってきた。生きていれば勝てると辺野古のおばぁが言っていた。明日もまた行く」と訴え、座り込みを続けるメンバーが目頭を押さえた。 ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「横暴な政治の力に立ち向かうことができるのは世論。われわれが阻止行動に踏ん張ることで、世界に(建設阻止の)メッセージを発信したい」と話した。 生き残り懸かる/推進派建設業 一方、代替施設の建設を容認・推進する立場の建設業者や住民からは「早く進めてほしい」と歓迎する声が上がった。 同市内の建設会社社長は「公共事業の削減で建設業界は生き残りが懸かっている。経済自立ができていない現実の前では、反対を唱えても、能力のある若者が中南部に逃げていくだけだ」と、経済振興が不可欠との認識を強調した。 また、辺野古に住む島袋勝雄さん(66)は「当然というより、むしろ遅い。国家プロジェクトを受け入れることで、快適で近代的なまちづくりができる。今がチャンスだ」ときっぱり。山手側への住居の集約化や上下水道の整備、電線の地中化などに期待感を示した。 反対派の行動には「立場が違う人にとっては当然の意思表示で、反感は持っていない」と話した。 | ||||
足場設置に着手/辺野古沖ボーリング 米軍普天間飛行場代替施設建設に向けた名護市辺野古沖のボーリング地質調査で、那覇防衛施設局は十七日午前、新たに沖縄市の中城湾港や東村の東漁港から、比較的浅瀬で使用する足場の資材を積載した船舶を辺野古沖海域に移送、調査ポイント二カ所でダイバーらが海中で設置作業を始めた。同市の大浦湾に前日から停泊中のクレーン船に積載した海底掘削の作業用足場の設置作業にも着手した。一九九九年に辺野古沖への移設が閣議決定された後、現場での掘削作業は初となる。 辺野古に集結した建設反対派は「海上阻止行動に全力を尽くす」と反発を強め、抗議船やカヌーを展開、高波の海上で緊迫した攻防が続いた。 海底掘削の作業用足場は「単管足場」「スパット台船」「固定ブイやぐら」の三種類。 水深四メートル未満で使用する「単管足場」を積載した漁船が十七日午前八時二十分ごろ、東村の東漁港を出港。水深四メートル以上二五メートル未満で使用する「スパット台船」を積載したクレーン船も同午前七時四十五分ごろ、沖縄市の中城湾港を出港した。 単管足場を積んだ漁船は同午前十時二十分ごろ、辺野古沖の調査ポイント二カ所で資材のパイプを海中に投入し、設置作業に着手。反対派はカヌー十数艇を作業船に近づけ、潜水作業に当たるダイバーと船上でもみ合いになる場面も見られた。 前日から大浦湾に停泊中のクレーン船では同午前十時すぎ、積載した「固定ブイやぐら」(水深二十五メートル以上の海域用)をクレーンを使って海中へ下ろす作業が行われた。大浦湾で組み立て作業を行い、辺野古沖に移設するとみられる。 スパット台船を積載したクレーン船も同日午後、大浦湾内に到着。施設局はスパット台船についても「現地の具体的状況を見極めた上で、足場設置作業の実施の判断をしたい」としており、同日中に設置作業に入る考え。 施設局は作業用足場を数日内に組み立てた後、順次六十三カ所で直径十一―十四センチ、深さ平均二五メートルの海底掘削に着手する。掘削作業には一カ所につき、二―四週間を見込んでいる。 (写真説明)作業船からクレーンで海中に投下されるボーリング調査用の固定ブイ=17日午前10時40分ごろ、名護市・大浦湾 反対派「掘削やめろ」/作業員と小競り合い 「掘削をやめろ」「どけ、作業船から離れろ」。十七日午前、名護市辺野古沖のリーフ内のボーリング調査地点で、掘削作業員らと反対派メンバーらが衝突した。投げ入れられた単管パイプをメンバーらが海に飛び込んでつかみ、阻止する場面も。しかし、別地点では抗議船が監視する中、投げ入れられたパイプをダイバーらが組み立てた。大型クレーン台船から固定ブイやぐらが海中に下ろされる状況も確認され、阻止行動が繰り広げられる中、作業は進められた。 掘削地点の一つでは、午前十一時前から単管足場の設置が始まった。作業開始を聞きつけた反対派のカヌー十六艇と抗議船が作業船を取り囲み、作業船や警戒船にしがみつくカヌー隊員を作業員が振り払う光景も。約一時間にわたり、激しい攻防が繰り返された。 別の地点では、四本の単管パイプが海面から約一メートル突き出し、ダイバーらが海底で作業した。 前日午後に大浦湾のキャンプ・シュワブ沿岸に停泊したクレーン台船からは、固定ブイやぐらが海に下ろされた。船上ではウエットスーツ姿の作業員ら十数人が、器材をチェックしていた。 台船の周りは、辺野古漁民が操る警戒船や作業船、海上保安庁の警備艇が巡回。固定ブイやぐらには、「立ち入り禁止」の札がかけられた。 前日、台船阻止のため海中に飛び込んだ平和市民連絡会共同代表の平良夏芽さんは「震えるほど怖かったが、台船を止める、作業を阻止する、という気持ちに変わりはない。イラクで出会った子どもたちの表情を思い出し、調査を止める」と話して沖へ出た。 カヌーに乗る男性の一人は「作業船はカヌーに突っ込んでくる。危険と隣り合わせで怖いが、体を張って(作業を)止めたい」と話した。 (写真説明)海上では、阻止行動する反対派のカヌー隊と作業船のダイバーが小競り合いとなった=17日午前11時15分、名護市・辺野古沖 | ||||
琉球新報 | ||||
大浦湾に台船、掘削作業本格化へ 緊迫の辺野古沖
【名護】普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は16日午後4時ごろ、名護市の大浦湾内に固定ブイやぐら搭載の台船を停泊させた。台船上では数日間かけて固定ブイやぐらを組み立てた後、海中に設置して本格的な掘削作業を開始する。同日は波が高いことを理由に足場の組み立て作業は行わなかった。一方、同調査に反対する住民や市民団体は、調査を阻止しようと船4隻、カヌー22隻を出し、船舶が台船の航路を防ぎ、メンバー2人が台船を止めようと海中に飛び込むなど緊迫した。 同日午前に中城湾港を出た台船は正午すぎには市辺野古の沖合6キロの地点でいったん停泊。大浦湾に向けて方向を変え、航行した。途中、反対派の阻止船と近づき停船する場面もあったが、午後4時までには大浦湾内で停止した。 ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「今後、足場の組み立てなどが海上で行われる。海上と陸上で闘い続けたい」と話し、同調査の阻止行動を引き続き行う姿勢を示し、調査を強行する施設局に反発を強めている。 施設局側は「足場設置から削孔開始までは足場の形状によって違うが、数日間要する」としており、大浦湾に移動させた台船で固定ブイやぐらなどを組み立て、掘削地点に設置するとみられる。 | ||||
足場設置に着手 辺野古沖ボーリング調査【名護】那覇防衛施設局は17日午前、名護市辺野古沖での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で、掘削作業のための単管足場の設置作業に着手し、辺野古沖の建設予定海域東端のリーフ内の1カ所で、4メートル程度の単管足場用の鉄管5、6本を海中に降ろして単管足場を設置した。施設局側は「(17日)午前10時10分に、単管足場の設置作業に入った」としており、数日以内にはボーリングの機械も設置され、掘削作業に入るとみられる。一方、同調査に反対する住民や市民団体は、調査を阻止しようと船4隻、カヌー14艇20人を出して、単管足場を設置しようとする作業船の周囲で阻止行動を展開した。 掘削作業に使われる単管足場を積んだ漁船は同日午前10時すぎに、潜水士などを乗せた船などと合わせて8隻が二手に分かれ、辺野古沖のリーフ内で作業に入った。 建設予定海域の西側海域では、潜水士2人が海中で作業を続け、作業船からオレンジ色のシート状のものが海中に降ろされ、作業船2隻の間で、単管足場とみられる資材を作業員が手渡していた。反対する住民らが乗ったカヌーや船が周囲を囲み、現場では緊迫したやりとりが続いている。 施設局によると、大浦湾に停泊している台船上では、掘削作業に使う固定ブイやぐらの組み立て作業を開始。組み立てから、掘削地点に設置するまでに数日間かかるという。台船上では、固定ブイやぐらをクレーンで持ち上げるなどして掘削へ向けた作業を進めている。 | ||||
反対派が海上抗議 飛び交う怒号、叫び声
【名護】「ボーリング作業は何としても食い止める」。普天間飛行場代替施設建設に向け名護市辺野古沖でボーリング調査の単管足場の設置作業に17日入ったことで反対派住民、市民団体の抗議船、カヌー隊が作業船やダイバーを取り囲み、「作業を中止しろ」と訴え、激しい阻止行動を展開した。 建設予定海域東端のリーフ内でも午前11時ごろ作業船が作業に着手。長さ約4メートルの短管資材を海中に降ろし、ダイバーが足場一基を組み立てた。現場で反対派の抗議船が確認した。 那覇防衛施設局の作業船8隻はキャン・プシュワブ基地方面の海域から辺野古沖に向かい、うち4隻がリーフ内で停泊。ダイバー2人が海中に潜り、船上から資材を降ろすなど作業を開始した。 作業船からオレンジ色のシート状の資材が海中に降ろされたが、カヌー隊のメンバーが資材を船に押し戻すなど抵抗した。さらに作業船2隻の間で単管足場とみられる資材が手渡しされたが、カヌー隊員が資材にしがみつくなど激しい攻防を繰り広げた。 作業船からは「船に近づくな」の怒号、カヌー隊は「作業をやめて」との叫び声が飛び交い、作業船にすがりついたカヌー隊員の手を作業船の乗員がふりほどき、足でけるなど騒然とした。 | ||||
琉球朝日放送 | ||||
2004年 11月17日(水曜日 昼) 辺野古沖調査 固定ブイ海面に、反対派警戒
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2004年 11月17日(水曜日 夕) 辺野古沖調査 機材の一部を海に設置http://www.qab.co.jp/01nw/04-11-17/index5.html名護市辺野古沖へのヘリ基地建設計画に伴うボーリング調査で、国は、調査のための機材を辺野古の海に設置しました。謝花記者のリポートです。 「ボーリング用の機材を載せた巨大な作業船2隻が辺野古の海に入り、いま大浦湾に停泊しています」「2隻の作業船には、一方には深さ25メートル以内、もう一方には深さ25メートル以上の現場で調査をするための機材が積みこまれていて、その設置に向け着々と作業が進められています」 辺野古の海には、きのうに続いてボーリング機材を載せた作業船が入り、このうち小型の作業船がリーフ内の浅瀬で穴を掘る機材を運び込んだため、反対派が作業船をとり囲みました。 「施設局が調査用の機材を海に下ろそうとしていて、これをカヌー隊が阻み、にらみ会いが続いています」 にらみ会いが続く一方で、リーフ内の別の場所にも機材が運び込まれ、施設局が、その一部を海底に設置しました。 平和市民連絡会平良夏芽さん「あれはもうしょうがない。ここに集中しているので2ヵ所でやられたらしかたがない」 海上は波が非常に高いため、巨大な作業船によるリーフの外での作業はありませんでしたが、リーフ内では国の作業が着々と進められ、あす以降も海上での混乱が避けられそうもありません。 一方、環境影響評価の方法書に対する意見を求められていた名護市はすでに先月末県知事に市長の意見書を提出していた事がわかりヘリ基地反対協などが抗議しました。 名護市の中本基地対策室長は「意見書は市の基地対策委員会でまとめ先月29日に提出した」と説明しました。しかし、専門家などからの意見も求めておらず意見書の公開も検討中と回答したため反対協は市民無視の暴挙だと厳しく抗議しました。 |
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