ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします

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11月D
参加者募集!!!
土曜・日曜にカヌーに乗れる方大募集!!
 防衛施設局は、いままで作業を行っていなかった土曜日まで作業を強行してきました。
月曜から金曜まで阻止行動を行ってカヌー隊はもうヘロヘロ。そんなカヌー隊の休養のためにも、土曜・日曜だけでもカヌーに乗れる方を募集します。
充実した土曜・日曜を送りたいそこのアナタ!!
ぜひカヌーに乗って、辺野古の海を守ろう!!
阻止船に乗る人、カヌー隊、座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
夏が過ぎて、海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。
カヌー隊、プカプカ隊、ダイバーが着るダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611
西 陽子

国会前座り込みホームページヘ!!

ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!!
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!
ここをクリック!!


11月27日(土)

座り込み223日目
今日は作業は無いのでテント村の風除けを作ることになりました。
カメラを意識しながら奇妙な姿勢で
ラチェットを運ぶA君
祐治さんに組み方を教えてもらい・・・ いつもは阻止している単管組みに
挑戦!!
若者達は誰もが初めての経験 集中するゆっくん こんなアクロバティックなことも
最初はたどたどしかったが
要領を掴んできた
さまになってきたA君 渾身の一撃を繰り出すゆっくん
←喜納昌吉さんが
          守る会にきて報告→
琉球新報

11管が作業中止要請 辺野古沖調査

辺野古漁港沖合の単管足場の作業台上で、反対派住民(座り込んでいる3人)を排除しようとする施設局側作業員ら=26日午前11時49分、名護市辺野古沖

 第11管区海上保安本部は26日午後、名護市辺野古海域での米軍普天間基地代替施設建設へ向けたボーリング地質調査で、那覇防衛施設局側の作業員と反対派住民の対立が激化している問題で、施設局と反対派住民の双方に対し、冷静に行動するよう厳重に指導した。同本部は同日午前、作業員が住民を排除しようとして混乱が生じた現場に初めて立ち入り、施設局に作業中止を要請する強硬な措置をとった。また、作業員が住民の体を押さえ込むなど実力行使したことを確認した。

 同本部の調査によると、26日午前11時34分ごろ、辺野古漁港沖の単管足場の建設現場で、作業台の上に登り作業を止めようとした反対派住民数人を、施設局側の建設作業員数人が押さえ込んだ。

 建設作業を阻止しようと作業台上に座り込んでいた狩野正幸さん(54)は「施設局の作業員はわたしの手足をつかまえ、作業台に押さえつけた」と強く抗議。一緒に阻止行動した女性は「証拠写真を撮ろうとカメラを構えたら、カメラごと顔をけられた」と怒りをあらわにした。

 施設局は「作業員は阻止行動の反対派を危険回避のため移動させた。そのことについて事情聴取を受けた。今後も安全に最大限に注意を払い作業したい」としている。反対派住民の弁護団は「施設局側作業員の行為はひどいものだが、現時点で告訴は考えていない。捜査を理由に、県警が住民らのプライバシーを調べる可能性がある」と述べた。

 施設局は、第11管区の中止要請を受けて作業をやめた26日午後1時までに、名護市大浦湾などの海象調査地点4カ所で磁気探査を行った。



11月26日(金)
朝早くからカヌー隊集まる。ミーティングを行う。8時ころに出発!!
今日はキャンプシュワブ沖のポイントを守る。 カヌーも単管に縛り付けた。 ぼろぼろになったオイルフェンス。
サオリカヌー体験記
 この後、私たちが守っているポイントが作業船・警戒船5隻ほどにかこまれた。こっちは4人しかいなかったので、沢山の船に囲まれたときはすごい怖かった。
その船から作業員が6人降りてきて、まず単管にしばっているカヌーの紐をほどいてしまった。そしてこっちがカヌーを取られまいと必死になっている間に、パイプや止め具をどんどんつけ始めた。私は必死にパイプにしがみついた。でも、作業員は違うところをどんどん組み立てていく・・。パイプにしがみつこうとして、海に突き落とされたり、ヘッドロックで首を絞められたり、動けないようにライフジャケットを引っ張られたり、向こうはためらうことなく暴力を使ってくる。

その様子を見て、にやにや笑う防衛施設局員。
この光景を見て笑う人がどこにいるか!

今日は怒りと悔しさでいっぱいだった・・。
でも、わたしは絶対負けたくないし、これからもやり続けるぞっ!!
防衛施設局がシュワブから船に機材を積み込む様子が見える。
テントで報告集会。

←←弁護士からお話がありました。
晋くん日誌
11月26日(金)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

昨日那覇防衛施設局による定期記者懇談会が行なわれています。その中で西局長は記者からスパット台船の足場によるサンゴ礁の破壊について指摘され、「サンゴ礁とサンゴは違う。それに破壊されたサンゴというのは死んでいたサンゴだった。」と言いました。「サンゴ礁とサンゴが違う」???サンゴ礁はサンゴによって形成されているものです。ちんぷんかんぷんな答弁です。それに「破壊されたサンゴはすでに死んでいた」と言っていますが、破壊されたサンゴを拾ってきて見た所、まだ生きていました。
スパット台船がくい打ちをしようとしている場所は今、サンゴが再生を始めている場所です。沖縄各地でサンゴの保全が訴えられる中でとてもとても貴重な場所です。人工によるサンゴの再生ではなく、自然の力によってサンゴ礁が再生していることに関しては研究が必要なはずです。
西防衛施設局局長は「環境アセスメント法」の中での「岩礁破砕」に当たることを認めたくない余りにこのようなでたらめなコメントを残しています。
記者懇談会ではかなり焦っている様子が伺え、私達の阻止行動によって現段階の調査が今年度中に終わりそうにない、阻止されることに強い危惧をしていました。

このスパット台船による岩礁破砕、サンゴ礁の破壊については県内で大きな問題となっています。県民会議からも「今すぐボーリング調査を止めるように」と要請行動があり、護憲県議会委員のメンバーもボーリング調査の強行に対して強い怒りを示し、訴えを県に対して行なっています。

沖縄に来ている山崎拓総理補佐官は「辺野古移設では遅すぎる。辺野古に固執する必要はない。日米SACO合意がありますが、現在の米軍再編成の枠組みの中で移設作業に関しても進めていきたい。」との意向を示しました。
「沖縄への負担の軽減」などと言うことを何か良いことのように掲げている日本政府ですが、沖縄へ良いことをしたいとは毛頭思っていません。山崎拓補佐官の発言は信用するもなにも辺野古以外でも考えているという本当に許せない回答だと受け取っています。
この発言から現在の辺野古の状況下を日本政府が危惧していることが伺えます。阻止行動によって阻止されている状況は日本政府への大きな打撃となっています。日米両政府の高官の中でも意見の食い違いが出ているのは間違いがないようです。

・今日の状況

午前7時には私の船と他1隻でもってカヌー隊を引っ張り海上に建てられている建設途中のやぐら5ポイントでの座り込みを開始しました。
波が高いせいもあり辺野古漁港の作業船は午前9時頃まで動こうとはしていませんでした。沖合いのスパット台船での作業は中断されていました。
午前9時30分、作業船が海上へと出てきます。
沖合いに大型船が2隻、リーフ内に小型船が8隻出てきました。
海上座り込みの警戒と緊張が高まります。
キャンプシュワブからの資材積み出しは今までもやっていましたが、今日はいつもと違う場所(辺野古の浜辺側)から公然と積み出しをしました。新聞紙面でも「基地の共同使用浮き彫り」の見出しで載っています。米政府がこの基地建設に主体的に関わっていることが確認されました。
キャンプシュワブ辺野古の浜側からボーリングのための発電機やパイプなどを多数積みこみ出港。小型船舶8隻には40人にもなる作業員がが乗り込み圧力をかけてきます。

3人しかいなかった平島のすぐ近くのポイントにまず乗り込みやぐらを建設しようとしてきました。3人が精一杯の力で鉄パイプを押し返します。2段目あたりまでやぐらの組み立てをされてしまいましたがそれ以上はさせていません。
午前11時頃になると航路のすぐ近くにほぼ建設が完了されたやぐらに8隻全てでもって突っ込んできました。やぐらには6名のカヌー隊が海上座り込みをしていました。

・作業員がカヌー隊に暴行!!
6人に対して18人もの作業員達が群がり建設の強行のために登ってきます。
その中でカヌー隊の女性が作業員達がカヌー隊を取り押さえているのを写真に納めようとしたところを男性の作業員がカメラと顔ごと蹴りとばすということをしました。明らかな暴力です。絶対に許せるものではありません。さらにカヌー隊の男性を取り押さえ頭の上に乗っかりました。作業員がカヌー隊の男性に体重をかけたため男性の口の中が切れ、血が出ていました。そして鉄パイプの搬入を阻止しようと試みたカヌー隊の男性を作業員数名がロープで簀巻きにしようとしました。
こんなことが海上でまかり通っています。どんな権限があってこのような暴行行為を防衛施設局はさせているのか!!防衛施設局が「この行為はしてはならない。」といえば聞くはずです。それをしていないということは防衛施設局の指示の元で作業員が暴行行為をしていることに他なりません!!
この理不尽で不当な調査に対して正当な阻止行動としてカヌー隊はやぐらの上で止めに入っています。その人達に対してなんということを!!こんなことは絶対に耐えられない!!私は絶対に許さない!!
海上保安庁もそれを見て動かざるを得なくなり「双方がこのやぐらを降りて欲しい。陸上で事情聴取をさせていただきたい。」ということとなりました。
防衛施設局は今日の作業をそれを持って中断しました。
午後1時30分には私達も陸上に引き上げ、弁護士を交えて事情聴取が行なわれました。事情聴取は受けたものの何事もなく、一日も終えました。

海上での暴行に関しては全国で抗議として訴えて欲しいと思っています。こんな行為は許さないという声を上げない限りエスカレートした行為が海上で起こる可能性があります。多くの人達にこのことを訴え広げていきましょう。
琉球朝日放送

2004年 11月26日(金曜日 夕)

News Photo

辺野古沖 海保 反対派から事情聴く

ところで、辺野古の海上ではきょうも国と反対派との間でにらみ合いが続き周辺の警備にあたっていた海上保安本部が作業を中断させ双方から事情を聞きました。

「やぐらには掘削用と思われる機材が積まれ、そのあと海上保安本部の職員が双方に注意をしながらそれぞれに名前を聞いています」

ここ数日、海上のやぐらに座り込み阻止行動を続ける反対派と作業員との間でトラブルが続いてるとして第11管区海上保安本部では双方から事情を聞くためきょう正午過ぎ、作業を中断させました。そして反対派の事務所を訪れた警備課職員は、トラブルの有無を確かめるとともに、双方の行動がエスカレートしないよう要請しました。又、海上保安本部では施設局側からも事情を聞き今後仲裁に入ることを伝えたということです。

琉球新報

シュワブから積み荷 地質調査拠点浮き彫り

米軍キャンプ・シュワブ内の辺野古崎南側の砂浜から、鉄パイプなどを船に積み込む施設局側の作業員ら=26日午前10ごろ、名護市辺野古

 【名護】普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で那覇防衛施設局は26日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブの辺野古崎南側の砂浜から、調査の資材などを船に載せた。この間、同基地から掘削作業の足場資材や小型発動機、施設局職員、作業員らが頻繁に出船し、同基地が調査拠点ということが、浮き彫りになっている。

 この日午前10時ごろ、辺野古崎南側の砂浜に、作業員ら30人前後が集まり、約3メートルの鉄パイプや発動機とみられる機材などを、作業船に積み込んだ。潜水士らも同砂浜から作業船に乗り込む様子が確認された。

 日米の自然保護団体メンバーらが原告となり、米国の法律に基づき米政府を訴えている訴訟で、米政府側は「辺野古沖の代替施設は日本政府の事業であり、米国は関係ない」と反論している。

 シュワブが調査の拠点となっていることに、同調査に反対する市民団体は「日米が協力して基地建設を進めようとしている実態は明らかだ」と批判している。

 同日の作業について施設局は「午前10時半現在、リーフ内の足場設置作業の準備などを行い、海象調査のための作業を行っている。掘削作業は現地での状況が整い次第、実施したい」と説明したが、同日正午現在、掘削作業は行われていない。

◇やぐら上で混乱、海保が事情聴取 辺野古

 【名護】第11管区海上保安本部は26日正午すぎ、名護市辺野古沖で那覇防衛施設局によるボーリング地質調査の単管足場設置作業をしている業者側と、同調査の阻止行動をしていた反対派に対して「やぐら上で双方の間に混乱があったようなので、事情聴取をしたい」と要請した。また、双方に書類を渡して姓名や生年月日などを記載させた。

 同本部警備課は「やぐらの上で双方エスカレートしたので、事故が起きないように双方を引き上げさせた」と話している。平和市民連絡会の平良夏芽共同代表(牧師)は「暴力行為につながることはしないと常に確認し、調査阻止行動を続けている。施設局側の作業員も暴行するようなことはしていない」と語った。

<解説>日米政府へ“警告” ジュゴン保全勧告

 世界最大の自然保護団体、国際自然保護連合(IUCN)による2度目の勧告は、名護市の辺野古海域や本島北部において過去4年間、ジュゴンなど希少野生生物保護に有効な保全策を講じなかった日米両政府への警告といえる。IUCN勧告と沖縄との関係では過去に新石垣空港建設問題で白保さんご礁の保護決議がなされ、建設場所の変更にもつながった経緯がある。

 日本を含む79カ国、政府機関113団体、700を超す非政府組織が加盟するIUCNの勧告は法的な拘束力はないものの、国際条約と同等の重みを持つといわれ、国内外から状況改善を求める声が高まるのは必至だ。

 今勧告は普天間飛行場の移設に伴うアセスメント手続きとボーリング調査の開始という時期に、日本政府には米軍施設の計画撤回も含めた代替案の検討、ボーリング調査をアセスメント対象に組み入れることなど踏み込んだ対応を求めた。さらに、米政府にも米軍の環境管理基準に基づき、日本政府との協議などの具体的な項目を求めた点が特徴だ。

 その一方で、日本政府は案全体が政府の立場と異なるとして採決を棄権しており今後は、勧告の取り扱いが焦点となる。環境アセスメント学会前会長で名古屋大名誉教授の島津康男氏は「勧告を受けた政府のどの機関が事業者(防衛施設庁)に指示を与えるかが問題だ」と指摘。常識的には環境省とした上で、「(普天間移設アセスの)方法書段階で、アセスメント手続きをはみ出してでも、環境省が何らかの決断を下すかが重要になる」と注目している。

 IUCNによる2度にわたる勧告は、沖縄の環境保全が地域限定ではなく、国際的にも共通認識を得た結果ともいえる。日米両政府は今勧告を重く受け止め、有効な改善策を講じるべきだ。

 (社会部・高江洲洋子)

防衛施設局長「サンゴへの影響ゼロにできない」

 西正典那覇防衛施設局長は25日の定例記者懇談会で、名護市辺野古沖でのボーリング地質調査の掘削作業の台船足場がさんご礁の上に設置されていることについて「サンゴが死滅して岩となったさんご礁と生きているサンゴは別だ。足場設置でさんご礁が削られたのは確かだが、われわれが作業上で細心の注意を払っているのはサンゴを守ることだ」と述べた。

 その上で「サンゴの被度5%未満の場所に足場を設置し、被害を避ける工夫をしている。ボーリング地点ではサンゴを避けるが、(影響を)すべて排除できない。環境への負荷を必要最小限に抑えるが、ゼロにはできない」と述べ、一部でサンゴへの影響が出る可能性を指摘した。

 掘削作業の進ちょく状況については「9月の作業開始以来、順調に進めてきた。今後は北風が強くなるなど自然環境が変化する中での作業となり(当初予定の)年度内に完了できるかは申し上げられない」と述べ、作業が遅れる可能性も示した。

沖縄タイムス

小競り合い海保が仲裁/辺野古

 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う名護市辺野古沖でのボーリング調査で二十六日、「単管足場」に座り込んだ反対派と、掘削機材をやぐらに上げようとした作業員の間で小競り合いがあった。第十一管区海上保安本部の職員が「これ以上エスカレートしないように」と指導した。けが人はなかった。

 反対派は、これまでにも一つの足場に二―六人が陣取り、掘削関連機材の搬入などを阻止。作業員との小競り合いが続いていた。

 同日は、足場上で双方の対立がエスカレートし、危険な行為がみられたため、現場海域で警戒していた海保の職員が足場に上がり、双方の間に入った。作業は一時中断された。

 那覇防衛施設局は同日の調査で、波浪や潮の流れなどを調べる海象調査機器の設置作業も初めて行った。海象調査は波の高さや向き、潮の速さや方向、干満などを調べる。掘削作業については「気象状況などを見ながら行う」としている。

「サンゴとさんご礁は別」/防衛施設局長
破壊の有無・程度調査

 那覇防衛施設局の西正典局長は二十五日の定例記者懇談会で、米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う名護市辺野古沖でのボーリング調査でサンゴ破壊が指摘されていることについて、「足場設置でさんご礁部分が削られたのは確かだが、さんご礁とサンゴは別。(作業計画にある)サンゴの被度5%以上の場所への設置は避けるよう配慮している」との認識を示した。

 サンゴの破壊が指摘されているのは、掘削に使用するスパット台船の支柱。台船は本体を固定するため、四本の支柱を海底に沈めるが、その際、支柱の先にある二メートル四方の足場が、海底のサンゴとみられる部分を削っている。

 西局長は、サンゴとさんご礁の違いについて「サンゴが死滅して積み重なったものがさんご礁。作業する上で注意しているのは生きているサンゴを守ること」と説明。その上で「海底の設置部分がどうなっているかは具体的に確認し、適宜県に報告しながら進めていく」とし、サンゴ破壊の有無や度合いについて調査中であることを明らかにした。

 また、西局長はボーリング調査について「(予定通り)年度内にきちんと終わるかどうかは、今にわかに言うことはできない」と述べ、気象状況などによっては来年度以降にずれこむ可能性を示唆した。

ボーリング調査に関連して見解を述べる西局長=那覇防衛施設局 (写真説明)ボーリング調査に関連して見解を述べる西局長=那覇防衛施設局



11月25日(木)

座りこみ221日目
東京のしょうちゃんが書いた、海上の闘いをつたえる絵を、テント内に張りました!! 名護市内からはじめて参加した親子のかたに、チキンの差し入れとカンパをいただきました!!
皆でテント内で内職・・・チラシの間違いを書き直しました。 な、なんと!!手作りビビンバの差し入れが・・・!!その場で盛って配られました
具とご飯を、まぜまぜして食べま〜す!! 晋くんもいただきます こちらは米と鶏肉と朝鮮人参が入ったトロトロスープ。おいしかった・・・
大盛況!! 「ジュゴンの家」で買ったブラウス 午後、海上では、ひとつのポイントに警戒船・阻止船が集まっている。やぐらの上にカヌー隊と作業員がのぼり、長時間もめているようだ・・・
カヌー隊・阻止船帰港
今日も掘削作業を阻止しました・・・!!
晋くん日誌
11月25日(木)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

午前7時、昨日と同じようにカヌー隊を5ポイントへと運びました。
5ポイント全てに人を配置し、海上座り込みの開始です。
防衛施設局は「今日は掘削作業はせず、足場建設の完成を目指す。」としていました。海上での警戒は強まります。
私はカヌー隊をポイントへ運ぶ度に無事を願わずにはいられません。海の上では何があってもおかしくはない。船長を初めて最初に学んだことです。さらに作業船なりがカヌー隊に対して危険な行為を繰り返している現実があります。「全員が生きて、生き抜いて帰ってくる。」これは船長の義務です。辺野古の海の豊かな生命がカヌー隊を守ってくれているようです。
そして海人達の助けもあり、海上保安庁の助けもあり、カヌー隊及び阻止船は海上座り込みを始めて今まで生命の危険にさらされずに済んでいることを思います。
色々な違い、相容れない部分は多々ありますが、お互いに人間であり最終的に海の上では助け合わない限り危険だと知っているからこそ気を配りあっていることを感じます。

午後7時50分、辺野古漁港より警戒船が出発。すぐさまカヌー隊が守っているポイントへと入ってきました。
午前9時前には作業船にダイバー、作業員が乗せられポイントへと向かってきました。
足場がほぼ完成されている足場には5名のカヌー隊が守っていましたが、作業員は10名をやぐらに配置させて作業の強行に入ってきます。
カヌー隊1人を3人で押さえ込むというやり方で資材をやぐらへ入れようとしてきます。カヌー隊は絶対に負けない。羽交い絞めにされながらも両手を押さえられれば足を使い、足をとられれば体の他の部分を使い立ち向かいやぐらへの資材搬入を止めました。
その攻防が午前、午後と5ポイント全てで行なわれ、防衛施設局が行なったのは足場板を幾つか入れたということと補強のための鉄パイプを通した程度でした。
一日で終わるはずのやぐら建設作業は一週間以上にわたって行なわれています。そしてその全てを現在カヌー隊が止め続けています。
午後3時30分、作業船は引き揚げていきました。一日が終わるとカヌー隊と作業員は「お疲れさま」と声を掛け合います。普段は罵声が浴びさせられたり、押さえ込まれたりということがありますが、こんな理不尽な作業さえなければ私達は分かり合えるはずだと確認しあっています。

終わるとおばぁ達が「ホット玄米ドリンク(しょうがと黒糖入り!!)」を用意してくれていました。う〜〜んおいしい。あったまる〜♪
「ちゃんと休みんしゃいよ。」と声をかけられました。グワッチーサビタン。
さぁ、明日もがんばるぞぉーー!!
琉球新報 2004年11月25日 木 14:16

 反対派が作業阻む 国、掘削はできず 辺野古沖

      単管足場の作業台の資材を運び込むのを阻む反対派=25日午前10時20分ごろ、名護市辺野古海域

【名護】那覇防衛施設局は25日午前、名護市辺野古海域での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査について「今日は掘削作業を行わない。リーフ内での作業は実施する」と発表した。施設局は建設予定海域のリーフ内数カ所の単管足場で、新たに作業台を設置しようとしたが、同調査に反対する住民らが作業を阻み、激しい攻防を繰り広げた。

 単管足場に作業台の板を載せようとする施設局の作業員に対し、抗議船の反対派は「ボーリング調査をアセスの対象にせよというIUCN勧告が採択されようとしている。世界の潮流に従い、調査を中止せよ」と訴えた。

 市辺野古漁港前で座り込みを続ける反対派のメンバーは、施設局の作業船が姿を見せると、双眼鏡で海上を心配そうに眺めていた。


ジュゴンの家日誌
今日は、とみしょうやと糸満の女性の方から寄付がありました!! しんやさんがじゅごんの家に来店!
しょうちゃんが書いたカヌー隊の絵を届けてくれました!
にぎわう店内
 
おしゃれをして喜ぶゆっくん 今日の夕ご飯は、ゆっくんが作った豚キムチ炒め! トマトサラダ



11月24日(水)

座りこみ220日目
←←辺野古へ帰ってきたA君を
        みんなで祝福!!→→
朝7時の静かな海 カヌー隊の作戦会議中・・・ 今日のポイントへ到着
早速、座り込みの準備 それぞれ座りやすい場所に・・・ 晋くんの船も待機
じっと、作業船の来る時を待つ 激励船も駆けつけてくれる!! しかし、昼になっても警戒船ですら現れず
タイヤマン現る 午後1時頃、本日の作業は中止との連絡が入り帰港することに。
帰りは船長がOさんに変わる
←早く引き上げられて喜ぶカヌー隊→
晋くん日誌
11月24日(水)
・防衛施設局による強行調査はありませんでした。

午前7時、カヌー隊及び阻止船が出発。海上に建てられた簡易足場5ポイントにそれぞれカヌー隊が海上座り込みを開始しました。
阻止船も配置に着き、作業船が来る時に備えました。海上はとても波が荒くリーフ内においても2・5m〜3m。外洋では6mに達する高波です。
とてもじゃないですがスパット台船が掘削作業に入れる状況ではありませんでした。
海上の5ポイントを私達が全て海上座り込みを行なっている様相は圧巻でした。海上を自分達の解放区に。といった感じです。
作業は高波の性もあり、私達が5ポイントのポイントをおさえていたこともあり、午後1時30分には防衛施設局から「今日の作業は中止」の発表がありました。海上座り込みから歓声の声。「やったぁーー!!」

午後2時には海上座り込みは警戒を解き、陸上の座り込みへと戻りました。
カヌー隊、阻止船の人達は早めに切り上げ休むため家に帰りました。

県の審査委員会は「ボーリング調査は環境アセスメント法の手続きが済んでから」との見解を審査会で決定事項として提案していたにも関わらず、それを覆し、「ボーリング調査は環境アセスメントに当たらない」との見解を示しました。
この間にスパット台船によって環境アセスメント法の中で「岩礁破砕」にあたるサンゴ礁の破壊を目の当たりにしても、「環境アセスメント法には当たらない」ということが言えるのでしょうか。矛盾しています。
防衛施設局はこの調査を正当化するためにあらゆる手段を使って沖縄の80%にもなる「基地建設反対」の思いを切り崩そうとしています。
今、全国的な広がりの中でこの基地建設が全く正当性のないことは明らかになっています。そして世界でも世界自然保護協会「IUCN」が「ジュゴン保護決議」を上げ、アメリカの400にもなる自然保護団体がジュゴンを守れと米政府要求しています。さらに、韓国やアメリカの労働組合が基地建設問題を一緒に解決するために立ち上がり始めました。
海上において私達が人間性を保ち、作業員の人間性への訴えをし、阻止行動をしているは私達が戦争や差別を失くすための体言です。
それを防衛施設局は「過激」などとくくりつけて人々にアピールを始めています。
こんな圧力を跳ね除けて今日も海を守り通しました。
辺野古へさらに人々の支持を集めなければなりません。それが海上にいるカヌー隊、阻止船を守ることです。広げましょう!!

辺野古沖掘削 波高く施設局作業延期

単管足場では周囲をボートで見守りながら、数人がやぐらに上るなどし、施設局の作業開始を警戒している反対派の市民団体ら=24日午前10時ごろ、名護市辺野古海域

 【名護】那覇防衛施設局は24日午後、名護市辺野古海域での普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査で、掘削作業などについて「波が高いため作業を中止する」と発表した。同海域では早朝から波が高い状態が続いていて、施設局の作業船などは辺野古漁港に待機していた。

 一方、同調査に反対する住民や市民団体は、早朝から船4隻とカヌー十数艇を出して、同日までに施設局が設置した単管足場5カ所での作業を阻止しようと警戒態勢をとっている。なかでも掘削に使うとみられるエンジンが準備された単管足場1カ所を含め、足場の組み立てが進められている3カ所では、3、4人がやぐらに上り、その周りをボートが見守る態勢で、同施設局の作業阻止に向けた行動を取っている。

 同日までに施設局は、同海域のキャンプ・シュワブ沖にスパット台船1基を設置。辺野古漁港沖など5カ所で単管足場の設置作業に入り、1カ所で設置を終えている。


ジュゴンの家日誌
Aくん、ジュゴンの家に来る! さおり&うららちゃん狂喜乱舞!! 照れるAくん
みんなでいただきま〜す!! 今日はさおり作のスパゲティ&大根サラダ


11月23日(火)

今日は調査は行われませんでした。
カヌー隊練習日程表を張り出しています スパット台船の写真。
ていま漁港から辺野古漁港へ、平和丸を移動!
大浦湾に停泊中のスパット台船がよく見えました。
テントに戻って・・ カヌー隊の報告
糸満から来た女性の方々。 鹿児島の方。
歌を披露してくれました。
アメリカでドキュメント映画を撮っている方が来ました。↓↓↓

南米から米国に強制連行/日系人の戦後補償

 太平洋戦争中、ペルーなど南米の国々から米国に強制連行され、収容所に入れられた日系人に対する戦後補償の問題を追及している米国人権団体「正義を求めるキャンペーン」のグレース・清水さんらが二十二日、県庁記者クラブで会見し、県内に住む被害者の情報提供を求めた。

 清水さんらは、強制連行が米国の敵視政策の中で行われた拉致で、人権侵害だと指摘。戦後、米国の日系人には一人二万ドルが支払われたが、中南米の日系人は五千ドルになっている格差などを挙げ、「米政府の対応の誤りを指摘するために国連機関に来年、報告書を送るので情報提供を求めたい」と語った。

 同問題を取り上げたドキュメンタリー映画を今春、完成させたケーシーピークさんとイルム・シークさんは「9・11テロ後、イスラム系アメリカ人や日本に住むイスラム圏の人が警察に尋問を受けたり、暴行を受けるなどの被害を受けている。強制収容のような歴史を繰り返さないよう、きちんとした対応を求めたい」と語った。会見には米テキサス州の収容所に家族六人が強制収容された与儀哲也さん(70)=沖縄市=も同席。問題の解決に向け、被害者の協力を求めた。

 清水さんらは二十九日まで国内に滞在し、情報提供を待つ。連絡先は南風原文化センター、電話098(889)7173。または、ウエスリー・上運天さん、電子メールwesueu@uclink4.berkeley.edu

会見したグレース・清水さん(右から2人目)ら=那覇市・県庁記者クラブ (写真説明)会見したグレース・清水さん(右から2人目)ら=那覇市・県庁記者クラブ

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募るいら立ち・疲労/辺野古掘削目前

 米軍普天間飛行場代替施設の建設に伴う名護市辺野古沖でのボーリング調査は22日も、掘削足場に関連機材が設置されるなどの作業が進められた。掘削資材を載せた台船が辺野古の海に姿を見せた16日から1週間。反対派、作業側の双方ともいら立ちと疲労を募らせている。

 水深四―二五メートル地点でのボーリング足場「スパット台船」は約二メートル四方の足場を約八メートル四方に設置している。

 阻止行動を続ける平良夏芽さん(42)は二十二日、実際に潜水して、岩場が破損されている状況を確認した。「国は十五センチの穴を掘るだけだと言うが、環境破壊は掘削地点だけではない。周辺ではサンゴの再生が進んでいることもあり残念だ」と反発した。作業規模、人員、圧倒的な力の差があり、反対派は、複数カ所で同時進行的に作業が進むと手が回らない。

 抗議船に乗った那覇市の久貝はるかさん(25)は「『国の言うことに楯突いて』とか『危ないことをわざわざやって』ではなく、今、声を上げないとどういうことになるのか、どうしてこうしているのか、みんなが考えてほしい」と話した。

 一方、那覇防衛施設局は、ボーリング調査について「自然環境に与える影響を最小限に食い止める」と強調。足場などが海底面と接する部分の総面積約六百平方メートルのうち、海草藻場影響面積は「約一平方メートル」、サンゴ影響面積は「おおむねなし」と見積もっている。

掘削機の一部とみられる資材が運び込まれた「やぐら」には、反対派のメンバーが上って抗議した=22日正午ごろ、辺野古沖 (写真説明)掘削機の一部とみられる資材が運び込まれた「やぐら」には、反対派のメンバーが上って抗議した=22日正午ごろ、辺野古沖

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弁護団が抗議声明

 米軍普天間飛行場代替施設建設問題で、県内の弁護士でつくる「辺野古海上基地建設反対弁護団」(池宮城紀夫団長)は二十二日、名護市辺野古沖のボーリング調査中止を求める抗議声明を発表した。

 声明では、同調査について「ジュゴンをはじめとした自然環境、生態系に重大な影響を及ぼす」として、「環境影響評価法の趣旨に照らせば、アセス実施前に行ってはならない」と断じた。

 また、国側が住民のカヌーに体当たりしたり、潜水中に暴行を加えるなど、住民の生命・身体に重大な侵害行為があると抗議した。

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