ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします

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12月C
参加者募集!!!
土曜・日曜にカヌーに乗れる方大募集!!
 防衛施設局は、いままで作業を行っていなかった土曜日まで作業を強行してきました。
月曜から金曜まで阻止行動を行ってカヌー隊はもうヘロヘロ。そんなカヌー隊の休養のためにも、土曜・日曜だけでもカヌーに乗れる方を募集します。
充実した土曜・日曜を送りたいそこのアナタ!!
ぜひカヌーに乗って、辺野古の海を守ろう!!
阻止船に乗る人、カヌー隊、座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
夏が過ぎて、海の上はだんだん寒くなってきています。普通の衣服では、濡れて風に当たっているとかなり寒いということです。
カヌー隊、プカプカ隊、ダイバーが着るダイビングスーツも募集しています。使わない物があれば、是非ジュゴンの家の住所まで送って来てください!!お願いします・・・!!

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

国会前座り込みホームページヘ!!

辺野古より緊急連絡!!!
平和市民連絡会の平良夏芽です。
12月10日午前、辺野古沖のやぐらで反対派男性が作業員に突き落とされ、
パイプに後頭部を強打し気絶して救急車で搬送されました。
被害者は意識を取り戻し、
大事には至らなかったようですが24時間の経過観察という段階です。
しかし、那覇防衛施設局は すぐ近くで見ていて、
救助指示も出さず傍観していました。
被害者が気を失って 流れに流されていくのを傍観したのです。
しかも、本人が自分で落ちたと言い張っています。  
現場では、施設局に雇われた業者を「敵」としないように努力してきましたが限界です。
3人目のけが人が出て、しかも三人目が気を失って救急搬送されるに至っては
、全国に呼びかけて業者にも抗議をしていただく必要があると判断しました。
以下に業者の名前、住所、電話番号を記します。
想いのある方は、抗議の電話を入れてください。
サンコーコンサルタント  東京都江東区亀戸一丁目8−9号
                電話03-3683-7111
                FAX03-3683-6264
同沖縄事務所       浦添市牧港1-62-19
                電話098-875-6181

那覇防衛施設局は、抗議の電話を弁護士がしている途中、
15分ほどで一方的に電話を切りました。

   ボーリング用のやぐらが珊瑚を破壊・・・!!
海底に潜った夏芽さんたちが撮影した写真が見られます!!
ここをクリック!!

12月28日(火)

午前7時前。雨あがるキャンプシュワブ第1ゲート前。 テント村、昨日のボーリング調査差し止め請求訴訟等の報告。 本日、新聞にて施設局より年内の作業なしとの発表!!
辺野古出身者のガイドで辺戸岬へ向かう。赤腹の尻剣イモリ。 楚洲の浜
福地ダム 沖縄で初めての複式学級制「北国小中学校」の碑 義本王の墓
展望台より辺戸岬 沖縄最北端、辺戸岬。復帰闘争の碑。これは、復帰を記念してめでたく建立されたものではありません・・・。
行く人よ、君に贈りしヒージャー大会。
最近のじゅごんの家日誌  〜じゅごんの家は1月5日より営業いたします。しばしのぐうたら、お許しください・・・〜
おそうじましゅぽ 風を切る速さ その甲斐甲斐しい姿に思わず涙が・・・ さおりちゃんがジグソーパズルになりました!?
 じゅごんの家を支えて下さった皆様、おかげさまで素晴らしき1年を終えることができました。未熟な私たちがここまでやってこれたのは、地域の方と全国からの応援あってのものです。
 そして、今年旅立っていった仲間たち。たくさんの人の手を、つないでくれてありがとう。これからも辺野古と、世界中と一緒に歩んでいこうね。
乙女と猫 来年も、ラブ&ピース&レボリューション!
本日、名護の空 おいてけぼりの人 立ち止まり、足元をしっかり見つめることも大事!
沖縄タイムス
<2004年12月28日 朝刊 1・25面>
施設局、サンゴ破損認める/ボーリング調査
県に改善策提示、岩礁含め三十数カ所

 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う名護市辺野古沖でのボーリング地質調査でサンゴ破壊が指摘されていた問題で、那覇防衛施設局は二十七日、海底状況確認の調査結果を県に報告、十四カ所のハマサンゴなど計三十数カ所のサンゴや岩礁の破損を認めた。施設局は原因を「足場の底板(二メートル×二メートル)の接触」と判断、「今後は原則として底板を装着せずに設置する」と改善策を提示した。

 サンゴ破壊が問題になっていたのは、水深四メートル以上二五メートル未満の海域で掘削するための作業用足場「スパット台船」。十一月二十日に辺野古沖に設置され、台風27号の接近に伴い十二月一日以降、一時撤去されている。

 調査の結果、海底に固定されたスパット台船の四本の支柱部分に装着された底板がサンゴを破損していた。最大三十八センチ×三十センチのハマサンゴ破損、最大十五センチ×三十センチのキクメイシ破損などのほか、岩礁の削り跡(一メートル×六メートルと一メートル×二メートル)も見つかった。

 施設局は当初、「さんご礁部分が削られたのは確かだが、さんご礁とサンゴは別。サンゴ被度5%以上の場所への設置は避けるよう配慮している」との見解を示していた。

 県の府本禮司知事公室長は「ボーリング地質調査では、サンゴなど環境へ影響がないよう、最大限の配慮と努力を求める」としている。

     ◇     ◇     ◇     

「底板外しても破壊」/反対派、改善策に疑問

 那覇防衛施設局が二十七日、スパット台船の足場設置によるハマサンゴなどの破損を認めたことに、名護市辺野古の現場海域でボーリング調査の阻止行動を行っている反対派メンバーらは、「足場を何度も落とし直して破損させた」と指摘。足場の底板をはずしても「サンゴは破壊される」と反発している。

 スパット台船の足場周囲でのサンゴ破壊については、同海域のさんご礁を調査するダイバーや反対派らが先月二十二日までに確認。足場の底板と、破壊されたサンゴの写真を公表している。

 サンゴが破壊された状況を確認した後、県にボーリング調査中止や同意取り消しを求めた沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の東恩納琢磨団長は、破壊個所を十四カ所とした施設局報告に、疑問を示しながら「四本の柱を何度も落とし直したからできたのだろう」と説明。「台船のアンカーを落とした場所も破壊されている。県は直接、実地調査をして現場を見るべきだ」と指摘した。

 また、ヘリ基地反対協の大西照雄代表委員は、「台船を設置した海域は複雑な地形。たとえ底板をはずしても、足場は安定せず、重い足場を落とすことでサンゴは破壊される」とし、今後も監視活動を続けると話した。

年内は作業せず
 名護市辺野古沖で進めているボーリング調査について、那覇防衛施設局は二十七日、年内は作業を行わず、年明けの五日以降に作業を再開することを説明した。


民2割まだ不安/ヘリ墜落の心的被害
ベランダに出られない・「壁」を見ると引っ越したくなる

 沖国大への米軍ヘリ墜落事故で周辺住民が受けた心的被害について宜野湾市は、那覇防衛施設局との合同調査結果を二十七日までにまとめた。回答者二百二十一人の20・8%に当たる四十六人が「思い出したくないのに事故を思い出し、不安になることがある」と回答している。

 同市は、物的被害の出た十八世帯六十人を対象に心的被害調査を二度実施している。しかし、「もっと広く調べる必要がある」との指摘を受け、那覇防衛施設局の予算と人員の支援を受け、対象を百三十二世帯二百八十一人に拡大。十一月二十四日から一カ月間にわたり実施した。

 市健康増進課によると「事故を思い出し不安になる」と答えた人の中には、「ヘリが激突した本館の壁を見ると、引っ越したくなる」「怖くてベランダに出られなくなった」と訴える人もいた。そのほかの回答(複数回答)では、不安で落ち着かない(十二人)、怖がっている(十二人)、よく眠れない(九人)、怒りっぽく興奮しやすくなった(八人)、何事もやる気がしない(七人)などの訴えもあった。

 同課の宮城吉孝課長は「今のところ、臨床心理士のケアを希望する人はいないが、引き続き相談窓口を開け、相談があれば臨床心理士と連携してケアしたい」と話した。

 問い合わせは市保健相談センター、電話098(898)5583。

琉球新報

辺野古沖サンゴの破損確認 対策講じ作業継続

 那覇防衛施設局は27日午後、普天間飛行場代替施設建設の名護市辺野古沖でのボーリング地質調査のサンゴ破損状況などを確認した海底状況確認調査結果を県に報告した。1カ所で設置したスパット台船の4本の足場付近でサンゴの破損、削れ、消失、散乱が34カ所確認された。岩礁は3カ所で削れを確認した。

 施設局は調査地点が当初の作業計画通りにサンゴの被度5%未満の位置で実施されているとの立場で、スパット台船の足場の先に装着されていた2メートル四方の底板を外すなどの改善策を講じた上で作業は継続する方針だ。

 確認調査は11月26日から12月14日までの6日間実施され、足場設置中にハマサンゴ1カ所、アザミサンゴ1カ所で破損、岩礁2カ所で削れを確認。足場一時撤去時にはサンゴの破損はハマサンゴ13カ所、ソフトコーラル7カ所、キクメイシ2カ所の計22カ所確認され、ハマサンゴは削れと散乱がそれぞれ3カ所確認され、アザミサンゴ1カ所、ソフトコーラル3カ所で消失が確認された。岩礁は1カ所で削れが見られた。1カ所の破損面積は最大で38センチメートル×30センチメートル、最小で8センチメートル×3センチメートル。

 施設局は「破損等は足場設置、一時撤去作業で足場の底板が接触したことによるものと考えられることから、今後はサンゴや基盤となり得る岩礁等への影響をさらに回避、低減し得るよう、海底状況を確認の上、原則として底板を装着せずに設置する」としている。

 県文化環境部の屋嘉部長市部長は「報告を受けたばかりなので何とも言えない。報告内容を今後精査し、県としての考え方を年明けにも施設局に伝えたい」と述べた。


沖国大墜落事故ヘリを調査 日米合同委員会

 米軍ヘリ沖国大墜落事故に関する日米合同委員会の事故分科委員会日本側委員と専門家が28日午前、宜野湾市の米軍普天間飛行場に立ち入り、事故機尾部の垂直板(パイロン)などを調べた。日本側委員はこれまで三度基地内に入り、事故機の機体を調べているが、米軍が垂直板など一部を米本国へ移送していたため、同部分は直接見ていなかった。

 調査終了後、防衛施設庁業務課の石尾慎一郎課長は「米軍が米国から取り寄せたテールローターや垂直板などを図面と照合した。米軍とのやりとりについては現時点で公表できない。今後、事故報告書をまとめる際に、今回の調査内容を反映させたい」と話した。


12月27日(月)

今日は朝から雨。最上段に
シートをかけて屋根にしました。
雨にかすむマナル岩 雨は降っていますが波風はなく、
それなりにくつろげます。
←この周辺の岩場は、カクレクマノミ
 の絶好の隠れ家だそうです
今日はカヌーも出ています。 雨が止まないので、屋根のない隣の
ポイントからみんな避難してきました。
平和丸も様子を見に来てくれました。
大丈夫ですよ〜!
← と、ゆんたくしてたら
  一隻の警戒船が!
  あなたは来なくていい!!


  今日は作業はしないとのこと。
 作業は無さそうなので、お昼頃
 浜へ戻りました。
テント村も雨仕様。 中は混み合っていました。 これまでの経過を報告する
ヤグラ組みメンバー
←こちらでは繁師匠と海人のセッション

     掲示物や商品も充実  →
見学ツアーの車に便乗。
ジュゴンが見える丘へ
あいにくの天気でしたが、パラグライダーもできる絶景ポイント!
沖縄タイムス
<2004年12月27日 夕刊 1面>

調査差し止め求め提訴/普天間代替ボーリング

 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴い、名護市辺野古沖で進められているボーリング調査に反対する市民や近隣海域の漁業者ら県内の六十八人が二十七日午後、自然環境が破壊されているなどとして、国を相手にボーリング調査の差し止めを求める訴えを那覇地裁に起こした。同調査を軸に、新たな基地建設そのものの違法性を問う考えだ。

 同代替施設建設の是非が国内の司法で争われるのは初めて。

 原告の内訳は地元名護市久志地区の住民八人を含む市民計三十二人、その他地域の県民三十六人で漁業者一人も含まれる。

 訴状によると、住民側はボーリング調査によって、原告らの人格権や環境権、平和的生存権が侵害、または侵害される危険が切迫していると主張する。

 さらに「新基地建設と一体であるだけでなく、極めて大規模な工事を伴い、それ自体が自然環境に重大な影響をもたらす」と、環境影響評価法違反を指摘。漁業者は漁業権の侵害も訴える。

 那覇防衛施設局は「訴状の送達を受けた段階で内容を検討し、関係機関と調整の上で対応していきたい。現時点ではコメントは差し控えさせていただきたい」とする談話を出した。

 普天間飛行場の移設をめぐっては、今年八月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故後、同飛行場の早期撤去などを求める動きが活発化。

 施設局は今年九月にボーリング調査に着手し、辺野古沖海上などで反対派住民との対立が続いている。

辺野古ボーリング調査中止を求め、訴状提出のため那覇地裁に入る原告団=27日午後1時13分 (写真説明)辺野古ボーリング調査中止を求め、訴状提出のため那覇地裁に入る原告団=27日午後1時13分


「守れ 辺野古の海」

 「司法の場でボーリング調査の違法性を問いたい」。名護市辺野古沖で進められるボーリング調査をめぐり、反対派市民や漁業者らが二十七日に差し止め請求訴訟を起こしたことに、阻止行動に取り組むメンバーらから、裁判への期待が高まっている。反対派は、この日も抗議船やカヌーを繰り出した。漁港での座り込みは二百五十三日目を数えた。メンバーは「海上基地がいかに環境を破壊し平和を脅かすものか、白日の下にさらしたい」と、建設阻止の意思を新たにしている。

 この日、辺野古一帯は小雨模様。その中、反対派は午前七時には抗議船二隻とカヌーを出航させ、約二十人のメンバーで単管足場を固めている。

 午後の訴訟提訴には、命を守る会代表の金城祐治さんや、阻止行動の先頭に立ってきたヘリ基地反対協の安次富浩共同代表ら幹部も裁判所に駆けつけた。

 辺野古沿岸や大浦湾でエコツアー業を営む東恩納琢磨さん(43)=市瀬嵩区=は「辺野古では七年前にもボーリング調査が行われており、今回の調査は実質的に海上基地建設工事の着工。ごまかしのきかない司法の場で国の魂胆を暴きたい」と語気を強めた。

 調査の阻止行動に連日出ている阿部和子さん(53)=市久志区=は「足場上からは魚が泳ぎ、ジュゴンの食草が広がる海が眺められ、毎日見てもきれいだと思う。この海を埋め立ててはいけない」と強調した。

 元名護市長の渡具知裕徳さん(75)=市東江=は「巨大基地は台風時の潮風をやんばる全体まで行きわたらせ、農業に大打撃を与えるだろう」と説く。「海上基地建設に十五年、使用期限も十五年とすると、戦後百年間も沖縄は基地を受け入れることになる。裁判は県民の思いを受け止め、進めてほしい」と話した。

 基地の県内移設に反対する県民会議の山内徳信共同代表は「新基地は二十一世紀型の世界最大・最新鋭の攻撃基地で、アジア全体に恐怖を与える。沖縄戦を体験して平和憲法を守るという立場から、われわれは基地の恐怖にさらされない沖縄を後世にバトンタッチすることが必要だ」と決意を込めた。

 名護市の末松文信助役は訴訟について「内容を知らないのでコメントできない」とした上で、「現時点で市が那覇防衛施設局に要請することは(何も)ない」と話した。

原告の漁業者 山城善勝さん
「壊すな生きる場所」

 「僕が言いたいのは、ただ一つ。『海を壊すな』です」

 名護市辺野古沖に隣接する漁場を持つ国頭村漁協の山城善勝さん(60)。新たな基地建設に反対し、十一月下旬から海上の抗議行動に参加、唯一の漁業者として原告に名を連ねる。

 ウミンチュ歴四十五年の山城さんが反対運動に加わったのは、辺野古の海を見たのがきっかけだった。基地の規模を聞かされ、あまりの大きさにがくぜんとした。「聞くと見るでは大違い。これはやらなきゃ」と協力を買って出た。

 冬場の東海岸は凪になり例年ならソデイカ漁の稼ぎ時。だが、山城さんは自らの船「勝丸」(二トン、一四フィート)で毎日、住民を乗せ、現場海域に繰り出している。

 知り合いの漁業者にも協力を求め、今では十数人が賛同するようになった。山城さんをここまで駆りたてるのは、十代のころ、地元石川市での苦い経験からだ。

 もぐり漁を始めたころ、発電所建設に伴う埋め立てで魚の激減を肌で感じた。「イラブチャーやマクブ、タマン、エビ…。沖縄のすべての魚がいた。すごい豊富だったのに」とため息をもらす。「生きる場所が奪われた」と感じ、漁業補償金が配られる前に、国頭村に移った。

 しかし、三十二年がたった今、近隣の海が埋められようとしている。

 山城さんは強い口調で語る。「見てきているからよく分かる。魚だけでなくサザエやヤコウガイ、エビに必ず影響がでる。何世代も命をつないだ素晴らしい海に大変失礼なことをしている」

池宮城紀夫弁護団長に聞く
国の不当性追及したい

 池宮城紀夫弁護団長に今回の訴訟の意義や展望を聞いた。

 ―訴訟の目的・意義は。

 「ボーリング調査そのものが辺野古海上基地建設の一環をなし、その新基地は県民への新たな負担押し付けと、奇跡的に残る豊かな自然環境に壊滅的な破壊をもたらす。これを何としても止めることが訴訟の目的だ。県民の80%が反対という世論の中で、国はあえて無視して強行しているが、この無謀な政策と不当性を裁判で明らかにしていく。巨大な基地建設は沖縄の基地の固定化につながり、県民の願いに全く反する」

 ―柱の一つである自然環境保護の主張は。

 「ジュゴンがすむ奇跡的に優れた自然を守るということは極めて大きな課題であり、沖縄だけでなく世界の声だ。国際自然保護連合(IUCN)は二回、日米両政府に見直しを求めて勧告、日弁連も会長声明で警告を出した」

 「今、始めているボーリング調査ですらサンゴを破壊しており、専門家らの警告が現実化し、危機的状況はどんどん進んでいる。今止めないと回復不可能になってしまい、法的な歯止めの必要性は極めて差し迫っている。環境を守るあらゆる法令を駆使してストップをかけたい」

 ―提訴による影響をどう見るか。

 「辺野古現地の闘いへの県民の支援は今でも強いが、提訴はこの運動をより全県的に広める具体的な方法の一つ。国の無謀な行為は世界的に問題となる自然破壊の典型であり、明らかになることで世界中から大きな支持を得ると確信する。仮処分を選ばなかったのは、非公開の審理で立証が制限されているからだ。公開の法廷で県民注視のもとで行うのがベターだと考えた」

 ―原告の構成は。

 「中心は辺野古近くで漁業をしているウミンチュや辺野古の海で育ち、現在も生活している人たち。そして名護市民、名護市以外の県民の三重層だ。沖縄の観光は自然環境に魅せられ年間五百万人近い人が訪れるが、沖縄の海は全世界の人が共有する自然であり享受する権利がある」

 ―国の反論や訴訟の進行は。

 「国が、どうこたえるかは答弁書を見た上で弁護団で議論をしないといけない。ただ、沖縄の基地問題は国には逃げたい問題が多く、できる限り逃げようとするだろう。しかし、われわれは絶対逃がさない。真正面から答えるよう追及する。裁判所には第一回の期日をできるだけ早く入れてもらいたい」

ボーリング調査の差し止め訴訟へ期待を高める反対派のメンバーら=名護市辺野古 (写真説明)ボーリング調査の差し止め訴訟へ期待を高める反対派のメンバーら=名護市辺野古

琉球新報

年内の掘削作業断念 来年度以降も継続へ

 普天間飛行場代替施設建設に向けた名護市辺野古沖のボーリング地質調査について、那覇防衛施設局は27日までに、当初予定していた2005年3月末までの年度内完了を断念し、来年度以降も作業を継続する方針を決めた。西正典局長が明らかにした。

 来年度にずれ込むのは反対する住民らの座り込みなどで開始が5カ月遅れたことが影響している。

 年内に着手予定だった掘削作業も来年にずれこむことが確実となった。作業を予定しているのは仕事納めの28日まで。

 調査の来年度以降の継続実施を受け、施設局は、海域使用のための公共用財産使用協議書が来年4月で期限切れとなるため、延長手続きなどを進める方針だ。

シンさんの辺野古日記
この一週間の出来事。遅れてすみません!! 12月26日(日)

・この間は年末の事務仕事に追われており、日誌の更新がされていませんでした。申し訳ありません。

・12月20日(月)
防衛施設局は20日も作業船を出し、小型船8隻で辺野古海上へと出てきました。
こちらも海人達の手を借り、4つのポイントではヤグラの上に10人の人が座り、万全の状況で迎えました。防衛施設局は4つのポイントを4隻の作業船2グループで周り、私たちに「作業をさせて欲しい」と申し出てきます。
「ボーリング調査にかかわるすべてを拒否するためにここに海人も多くの色々な立場の人たちが座っています。防衛施設局、国に必要な作業はなぜそのようなことが行われているかについて考えることです。私たちは拒否します。」と私たち。
防衛施設局は「安全点検」だけをしただけで作業にかかわる一切を止めています。

・12月21日(火)
21日は海上デモの日!!
前日と同じように4ポイントで座り込みを開始します。今は連日ヤグラの上にも10人を越える人が座っています。
午前12時には辺野古海上に27隻の阻止船が集合。海人は石川、金武、宜野座、国頭、東村の漁協から来ています。日増しに漁業を営む人たちが集まってきています。
陸上の座り込みに参加している人々が阻止船に乗り、海上には海上座り込みをしている人々を含めて約200名。ものすごいことです。
防衛施設局側に動きはなくキャンプシュワブ内から静観している様子でした。警戒船は2隻出ていましたが、何もすることなく静観していました。
午後1時、阻止船が海上を周り始めます。基地の大きさをポイントで座っている人々に激励をしながら回っていきます。
海上は大きな歓声が上がる。後ろを見ても前を見ても横を見ても船、船、船、船だらけ!!!なんなんやーーー!!!その船一つ一つに「新基地建設反対」の旗が翻っていました。阻止船の船長達が活き活きと手を振りながら航行しています。
海人達かっこよすぎます。杭が打たれるか否かのギリギリの攻防戦の中でまさかこんな状況が起こるとは。
おじぃ、おばぁの笑顔が私にはとてもうれしく、感動していました。

12月22日(水)
今日も防衛施設局の作業船8隻が出航。午前7時より、海上には阻止船が集まり絶対に止める体制が出来上がっていました。
防衛施設局は「作業をさせていただきたい」といってきます。しかし、4ポイントすべてで完全に作業を阻止しました。指1本触れさせていません。
機材へブルーシートをかけるということは安全点検で行いましたが、一切の作業をストップさせています。

12月23日(木)
今日は公休日です。公務員は公休日は休まなければならないにもかかわらず作業を開始しようとしてきました。
海人達もその状況の中で午前5時まで漁をしていた海人が飛んできていました。
この時期正月に向けて海人達は漁に出なければならない中で駆けつけてくれています。そうやって生活を奪おうとする国に対して強い怒りを覚えています。
防衛施設局側は「ここは立ち入り禁止です。年末に向けての作業をさせていただきたい」と言ってきます。「私たちには生活をする権利があります。基地建設にかかわる調査を拒否する権利が私たちにはあります。作業はさせません。」と私たち。
防衛施設局は「今日の作業は年末の間に波が高くなったりしてヤグラが倒れては危険なので海中の補強をさせていただきたい」ということでした。年始に必ず撤去すること約束させ、それ以上の作業を開始するようなら阻止行動を開始することを警告した上で私たちの厳重な監視下のもとで作業が行われました。
今日もボーリングにかかわる一切の作業を止めました。毎日辺野古は開放感で溢れています。

海人がアバサーにアジケーの差し入れをしてくれました。さらにたくさんのテンプラまで!!!もう、うれしくって涙が出ます。うるうるうる。
アバサー(ハリセンボン)は一度あぶってから皮を剥くと簡単に皮が取れます。今まで一生懸命手術みたいに皮を剥いていたのはいったい・・・
アジケー(しゃこ貝)は後ろの口から包丁を入れて開き、生で食べるのが一番おいしいとのこと。勉強になります!!!

12月24日(金)
24日防衛施設局は大型船2隻と小型船2隻を出航させたものの外洋でポイントブイの回収する作業と潜水調査にとどまり、リーフ内では警戒船も出ていませんでした。
昼頃には外洋での調査も終了し、私たちも作業船の引き上げを確認して午後には陸上に引き上げました。

陸に上がると海人がカツオの差し入れをしてくれました。カツオをさばく海人の姿がものすごくかっこよく、さばき終わるとパパッと帰っていきます。「かっこよすぎ〜」と座り込みから歓声が上がる。
おいしかったぁ〜カツオのたたき。

12月25日(土)〜12月26日(日)
土日は作業もなく、ゆっくりとした一日でした。私は年末に向けての事務仕事が大詰めで大忙し。今は事務所にこもりっきりです。




12月25日(土)

今日は作業はなかったので、テントで座り込み。みんなでサイレントキャンドルの横断幕を作りました。
←新発売!
  辺野古の闘いの記録その5 

  今日は夕方QABの生中継がありました→
キャンプシュワーブのゲート前でのサイレントキャンドル
とっても賑やかなサイレント(?)
キャンドル

撮るのに夢中な人も→

 

ジュゴンの家日誌
 ←クリスマスだからってうかれてんじゃないよ!
残り物夕ご飯 トマト風味リゾット、野菜炒め、ポテトサラダ。 お客さんからいただきました、ヤンバルのタンカン。(Aちゃんは単管を想像したそうです)





12月24日(金)

7時半すぎ。出航前、雨がやむ 精一杯、私達を見送る嘉陽のおじい めざす第5ポイント。雲の切れ間の下に。
    雨は降ったりやんだり。

           下段でゆんたく→
雨が強くなり寒さが増す。シートをかけ雨と風をよける。外洋に警戒船がでているが、こちらに来る気配はなし。
警戒船はやぐらに近寄ることはなく、昼過ぎに撤収し始めた。キャンプシュワブを警戒しながらこちらも撤収。
←海に出ていた人数を確認するおじい

 
 高遠菜穂子さんがテント村に。晋くんの船で海に出ました。この後イラクピースキャンペーンで那覇へ →
海上デモのビデオ上映中 深く潜れの人。 おばあとのお別れ。明日、飛行機で帰ります。毎日、吹きっさらしのやぐらで頑張ったね。
本日、差入れ日和なり・・・たくさんの人の愛を感じる今日このごろっ。
昨日、アバサーをさばいてくれた海人さん。今日はなんとかつおの差入れ!!
「裸にするのは得意なんじゃ」と言いながら、あっというまに刺身とたたきの出来上がり。出来たと思ったら二人の海人は「じゃ」と言って去ってしまった。で、嫁になりたい人続出。
こちらも阻止行動に参加している海人さんから。天丼一人前作れそうなジャンボかきあげ。かるく100個以上ありました。 お昼にいただいたあら汁。
冷えた体が暖まりました。写真ありませんが別の方からキムチもいただきました。
ジュゴンパン!!東京のパン屋さんから送られてきました。このパンの売上げはカンパになるんだとか!!パッケージ裏には「9世代先の子供たちに今できること」とあります。
琉球新報

サバニ引き本島縦断へ 基地反対に仲間立ち上がる

白塗りのサバニが完成し、年明けの反基地行脚に意気込む「ロード・オブ・ザ・ピース」のメンバー=沖縄市泡瀬

 【沖縄】「僕らにできることは何だ」。名護市辺野古沖で進むヘリ基地建設に反対の声を上げてみようと、県内の30代から40代の社会人たちが、有志で「ロード・オブ・ザ・ピース」を結成。年明けに、反基地を訴えながら沖縄本島をサバニを引いて徒歩で縦断する計画を進めている。

 計画では、1月20日午前9時に辺野古漁港を出発し、国道329号を南下。沖縄市コザ十字路―沖縄国際大学―国際通りなどを経由して、4日間をかけて糸満市の摩文仁を目指す。

 「沖縄の海といえば」という提案で、沖縄市の漁師から譲り受けたサバニは、長さ約8メートル、重さ約300キロ。道中でメッセージを書き込んでもらうよう真っ白に塗装した。

 発起人で調理師の前里幸次郎さん(43)=沖縄市=は「県民の8割は基地がいらないと答えているという。それなのに辺野古の抗議行動をニュースで見ると、国の進め方はあまりに無情じゃないかと感じた」と話す。

 職場の仲間や同世代の友人らと話し合い、10月から計画の実現に取り組んできた。サバニを引いて歩くメンバーは10人以上に広がり、いずれも「辺野古の座り込みにも、反戦運動にも参加したことはない」という人だ。

 同僚の津島忠幸さん(35)=宜野湾市=は「宜野湾で生まれ育ったが、ヘリ墜落を契機に初めて基地の危険性を実感した。自分の子どもたちのためにも、何かできないかと考えた」と話す。

 メンバーは「『基地はいらない』という思いがあれば、少しの距離でもいいから一緒にサバニを引いてほしい」と呼び掛けている。


12月23日(木)

祝日だといういうのに・・・
朝電話で作業船が出てると呼び出され、8時すぎに辺野古へ向かうとすでに数人が単管やぐらへ配置されていました。 私達も急いで第5ポイントへ(いちばん西)。 呼び出しを受けた人たちが次々と応援に駆けつける。助っ人海人たちも今日は休みのはずだったのに、すぐに集まり、第5ポイントには阻止船の他3隻の漁船がついてくれました。
本日は波もなく透明度は最高!! 施設局から作業をしたいとの申入れ。長い時間交渉をした結果、海中の足場補強と電灯の交換のみを許可。 作業を監視する。
   テントに戻ると様々な貝が!!

       

     やぐら付近で取れた貝→
辺野古でしかとれないハマグリ。残念ですがすでに絶滅しています。絶滅の理由は、赤土の流出や米軍の演習(水陸両用車)の影響ではないかと言われています。 こちらも辺野古でしかとれない貝の写真。とれたのは現在までたったの8個!生息場所はもちろん内緒です。
阻止行動に参加している海人さんから差し入れをいただきましたー!!(注・写真は海人ではありません) はりせんぼんっ カヌー隊(現やぐら組)のAちゃんに似ています。
炙る 切り裂く 頭を割る
←アバサーの肝、シャコ貝

  

    アバサー汁のできあがり〜→
じゅごんの家日誌
 いただきもののお肉とりんご。はしゃぎまくるさおり。
琉球新報

施設局に説明要求 辺野古調査で3漁協連絡協

 那覇防衛施設局は4月、名護市辺野古で普天間飛行場代替施設建設に向けたボーリング地質調査に着手した。建設に反対する住民らは陸上や海上での阻止行動を展開。施設局は掘削作業に入っておらず、年内の実施は厳しい状況で、調査は来年度までずれ込みそうだ。

 施設局は当初、辺野古漁港を拠点に調査を試みたが、反対派が漁港前に座り込んだため、使用を断念。9月に佐敷町馬天港から船を出して調査を開始した。現在、調査に必要な機材などは、米軍キャンプ・シュワブから運び海上での作業を継続している。

 施設局と反対派の海上での攻防は3カ月を越え、当初、反対派の船は3、4隻ほどだったが、全国からの支援や周辺漁協の漁民などの協力で15隻を動員するまでになった。施設局側の船が作業現場に近づくと調査の中止を訴えるなど、阻止行動は連日行われている。

 11月には国際自然保護連合(IUCN)が日米両政府にボーリング調査を環境アセスメントに組み込むことなどを勧告する2度目の決議をした。反対派は国を相手に調査差し止め訴訟を12月27日に那覇地裁に起こす予定で、調査を問う動きは国内外で広がっている。

 金武町では5月25日、キャンプ・ハンセン内レンジ4に都市型戦闘訓練施設が着工。昨年計画が浮上して以来、地元の伊芸区、町、県も反対を表明していたが建設は強行され、現在も進む一方だ。

 同施設について米軍、日本政府も「安全対策は万全」と説明するが、伊芸区では過去に米軍演習による被弾事故が相次いでおり「信じられない。造らないことが安全」と反発する。区民らは着工以来、基地ゲート前で抗議行動を続け、区や町の代表などが関係機関に抗議、要請を重ねてきた。

 7月から10月まで実施された建設反対の署名活動では、県内外から3万5000余人分が集まった。地元は「県と一緒に政府に手渡し中止を訴えたい」とし、県と調整を続けている。儀武町長は町議会12月定例会でも「町としてはいつでも(直訴に)行ける態勢にある。1日も早く政治的解決を図りたい」と述べている。



12月22日(水)

7時半、第一ポイント(一番東)に到着! 早速、単管に上って朝刊を読む。 9時半ころ、キャンプシュワブに船が集まってきた。
応援に来てくれている海人も海に入って警戒態勢。 9時40分、第一ポイントに作業船が来た。 「何をしに来たのか」と聞くやぐら組。
「機械が錆びて油が流出しないようにシートをかけるだけだ」と防衛施設局。 「では、作業員一人だけ上がってきてくれ。」とやぐら組。 そして、作業員を一人と限定して、作業をさせた。シートをかけた後、作業船はすぐに第一ポイントから離れた。
もう一隻作業船が現れた。なんと、防衛施設局員と一緒にNHKのカメラも乗っている。 第一ポイントやぐら。 応援に来てくれている海人が辺野古の海人に話す。「漁業権というのは、この海を壊していいという権利ではない。この海を守れと言われているのだ。」
と感動的なスピーチ!!
お昼ごはんのお弁当!
お腹へった〜!!
食後、
何をしているのかというと・・・・
板の隙間から残ったごはんを落として
熱帯魚に餌付け!
しましまの魚とか黄色い魚とかいろいろな魚が集まってきてかわいかった!
魚をずっと見ていたら、板の跡がおでこに!!
 この後、15時ころに陸に帰りました。第一ポイントでは、シートかけしか作業をさせませんでした!!

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