ジュゴンの家・日誌
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同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで
●郵便局 17040−14225611
西 陽子

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9月C

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、必ず「阻止行動船カンパ」と明記し、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611
西 陽子
毎日の座り込み・沖国大墜落事故に抗議する緊急国会集会(8/26)・
普天間基地の即時撤去 名護への新基地建設反対!!アメリカ大使館へデモ(8/27)
などの報告が載ってます!!
国会前座り込みホームページヘ!!

9月17日(金)
朝7時、カヌー隊が出発準備!! 日焼け止めを塗る浦島さん
抗議船組も出発準備!!
9:30、作業船が出発する 作業船を追いかけ
カヌー隊いよいよ出発!!
抗議船も2隻、岸壁の応援に送られて出発しました。
しんやさんが抗議船、カヌー隊にエールを送る!! 防衛施設局に訴える
特製、豆で炊いたおにぎりを食べる修さん 本部のあきちゃん、無線で連絡。 メールで状況を報告する。
そのころ、テントではしんやさんと師匠がジョイントライブ!!
海上の様子を望遠鏡で見る座りこみ組 海上では抗議船による説得が続いて
います。
16:30、カヌー隊、抗議船が帰港。報告集会が行われる
弁護士の方は、抗議船から
「あなた達のやっている事はアセス法
に違反した違反行為です!!」と訴え
ました。
「今日は宜野座の若い漁民の方が操縦してくれました!!」 「防衛施設局はやる気があるのだろうか?ほとんど仕事をしていない」
夕ご飯は若者組で夕ご飯!!
晋くん日誌
9月17日(金)
・「未来」「ゆいまーる」を撃退!!闘いはこれからだ!!

今日も辺野古はどたばたと調査阻止のために動きまわっていました。
リーフ内ではカヌー隊、抗議船2艇が小型船舶6隻による潜水調査を阻止しました。
私が乗るさくら丸は大型船8隻を相手に走り回りました。

午前8時30分辺野古漁港から漁船が出港、座り込み参加者が岸壁から説得行動を行なっていました。私はというと船の出港準備に追われていました。
カヌー隊はリーフ内にあるポイントブイに各カヌーが張り付き、潜水調査をさせません。抗議船2艇はキャンプシュワブで資材を積んだ小型船舶2艇への阻止行動を行ない何度もブイを落とすのを阻止しました。
今日も宜野座村から応援が駆けつけ、リーフ内で縦横無尽に駆け回り平島などに追い込み阻止行動をやりぬきました。やはり海人の運転技術はすごい。海を知り尽くした走り方は圧巻でした。

さくら丸は外洋に出て大型作業船「未来」及び「ゆいまーる」へ阻止行動を展開。
マナヌ岩から南東に1・5キロほど行った場所で「ゆいまーる」を含む警戒船2隻、「第8きく丸」(攻撃船)1隻が作業を開始しました。周りを旋回し、作業中止を求めましたがブイを落とし始めたので阻止行動開始。その間何度も「第8きく丸」という防衛施設局の船から追突の可能性のある攻撃を加えられ、それを避けながら「ゆいまーる」のブイを落とす作業を止めていました。
今日、さくら丸には「命を守る会弁護団」が乗り込み「きく丸」がぶつかろうとする度に警告を行なった。「第8きく丸」がやろうとすることは「邪魔」ではなく「排除」である。かなり暴力的な態度です。そして明らかに船舶法に違反することが度々見られました。
何度も阻止を試みていると、「ゆいまーる」は沖合いに逃走。追走し、「ゆいまーる」他3隻が止まった場所で説得を試みる。
乗組員がそれぞれの言葉で丁寧に切々と訴えました。
「ここは海人のものだ、辺野古のものだ沖縄の人々のものだ。決して、防衛施設局、国、米政府のものじゃない。お願いです。防衛施設局に船を貸すのをやめてください。」色々な発言がありました。
辺野古海人の「生活をしなければならない」という良心を利用して基地建設に巻き込んでいく。それがこの国だ!絶対に間違っている。私は許さない。

その後、「ゆいまーる」は「きく丸」が離れたためか作業を再開せず、停止。「未来」がポイントブイにより、そのあたりで何かしていた。
私達はブイの周りで「海上座り込み」をしてその作業を阻止。防衛施設局員がハンドマイクを使って「危ない、危ない」とニヤニヤしながら言ってくるので「人の生命がかかっているんだヘラヘラするな!!この基地建設問題に自分たちの大儀があるというのなら、テントに来て説明してみなさい!!」と怒る。

今日は午後も海上での座り込みを行い、終わりまで阻止しました。防衛施設局が行なった作業は「ゆいまーる」がブイを4つ投下。「未来」が小さい範囲での磁器探査(??)を行なっただけです。
たった1隻のあんなにも小さな船が完全に彼らの行動を阻止している。
今日も勝ったぞぉ!!!
カヌー隊、ボート隊、座り込みの皆さん、そして全国で辺野古のためにがんばっている皆さん、本当にお疲れ様です。絶対に阻止しましょう!!!


辺野古からのメール
辺野古より、松本亜季です。
午後3時30分。
今、海上にいる抗議船より連絡がありました。
抗議船1隻は、6隻の漁船を大浦湾のほうに追いやったため、これからカヌー隊を引っ張って帰港するとのことです。
他の抗議船2隻も帰港します。
辺野古より、松本亜季です。
午後2時30分。
現在の海上の様子をお知らせします。
現在、抗議船1隻は、西の端沖合いにいて、作業船「ゆいまーる」への監視を行いながら待機中です。「ゆいまーる」の他に警戒船2隻がいる模様です。
もう一隻の抗議船は、リーフ内にいて、作業船「大丸」を監視しています。こちらにも「大丸」の他に警戒船2隻がいる模様。
3つ目の抗議船は、平島の裏にいて、作業船「嘉丸」を監視中。他に警戒船が2隻います。
現在、カヌー隊からの連絡で、大浦湾のほうから作業船「みらい」と漁船が出てきた模様。
辺野古より、松本亜季です。
午後1時10分。
今、海上にいる抗議船から連絡が入りました。
15分くらい前にキャンプシュワブから3隻の船が出てきて、ブイを1つ落としたということです。今は、西のほうに作業船を追いかけ、作業を阻止しているとのことです。
カヌー隊及び、抗議船1隻は陸上で待機しており、抗議船2隻が海に出ています。
辺野古より、松本亜季です。
午前12時05分。
お昼のため、カヌー隊、抗議船2隻は帰港します。
もう1隻の抗議船は、もう少し海上にとどまり、様子を見ます。
辺野古より、松本亜季です。
午前11時20分。
リーフ内にいる抗議船から連絡が入りました。
抗議船の説得、抗議行動が繰り広げられる中、調査船3隻がブイを1つ落としただけでキャンプシュワブに帰っていったとのことです。
辺野古より、松本亜季です。
作業船「ゆいまーる」にはりついている抗議船から連絡が入りました。
作業船「ゆいまーる」はブイを4つ落としたどうですが、それ以外は全く作業をさせていないとのこと。現在は、警戒船3隻のうち、漁民の船である2隻に対して丁寧に丁寧に説得行動を行なっているとのことです。

岸壁では、座り込み参加者による必死の説得のアピール、歌、そしてカヌー隊、抗議船への応援アピールが繰り広げられています。

晴れ渡った空の下、あおい海を前に、その声が響きます。本当にたまらない気持ちです。
辺野古より、松本亜季です。
午前10時50分。
今、カヌー隊より連絡が入りました。
東側の岸壁近くで作業船が磁気探査らしきことを行なっている模様です。座り込み参加者らは、これから岸壁に立って説得行動を行ないます。

抗議船からの連絡です。
現在、抗議船1隻は西のはしで停泊し、作業船「ゆいまーる」に対して説得、抗議行動を行なっているとのこと。「ゆいまーる」のほかに、警戒船3隻がいる模様。
東のほうには、作業船「みらい」と警戒船2隻がいるとのことです。
辺野古より、松本亜季です。
午前9時35分。
現在、調査のための6隻の小型船が相次いで出港しました。岸壁では必死の説得行動が続けられています。
こちらからもカヌー隊が出港しました。
抗議船2隻もこれから出港します。
辺野古より、松本亜季です。
午前9時10分。
先ほど、辺野古漁港から相次いで大型の漁船4隻が出港しました。
こちらからも抗議船1隻が出港しました。
岸壁では、座り込み参加者らによる説得のアピールが続いています。
辺野古より、松本亜季です。
午前8時40分。
漁民の船が出港準備を進めている模様です。こちらの抗議船及び、カヌー隊も出港に向けて待機中です。今日も厳しい一日になります。絶対に作業を阻止しましょう!!



9月16日(木) 
今日は、キャンプシュワブに国会議員が視察にくるというので、国会議員に訴えるために海上デモを行いました。
カヌー隊も出発!! 「がんばろー!!」とカヌー隊に声を
かける嘉陽のおじぃ
キャンプシュワブに向かって
反対協の旗を振るカヌー隊
国会議員に見られないように隠れてい
た作業船。午後に出発という情報だっ
たが、11時過ぎに出発していった。
海上デモから帰ってきたカヌー隊。
ゆっくりする間もなく、阻止行動に出発!!!
抗議船も出発していきます。 3台の作業船に向かって、説得をする
抗議船(一番右の船)
座りこみ参加者も岸壁に出て、抗議
の声をあげました。
ジュゴンの家にて夕ご飯
うららちゃんがつくった鮭のマリネ

晋くん日誌
「ゆいまーる」を撃退!!!

9月16日(水)
・防衛施設局の船が体当たりしてきた!!5本のブイを阻止。

午前中「沖特委(超党派の沖縄特別委員会)」がキャンプシュワブ内から辺野古視察
を行なうということで、カヌー隊、抗議船を出し訴えました。
防衛施設局「現場監督事務所(キャンプシュワブ内の一等地にある)」の横で議員が説明を受けているのが分かる。
抗議船3隻が船首にスピーカーを取り付け「この海は埋め立てさせない」「生命の海は宝です。基地建設のために埋め立てさせないで欲しい。」と呼びかける。
力のこもった訴えが続きました。
その沖特委に参加していた赤嶺政賢氏からは「良い訴えでした。海からの訴えに心に響く人もいただろう。100点満点の行動でした。」と電報が届いていました。
防衛施設局は「阻止行動」で阻止されているところを国会議員に見せないために午前中は作業をしませんでした。

「午後に調査が入る」という情報が入り、ボートを出し、午後を待った。
しかし、午後を待たずして午前11時30分に辺野古漁港を漁船が出港。昼飯を詰め込んでさくら丸に乗り込んだ。
抗議船2隻はリーフ内で6隻の作業船への阻止行動。カヌー隊はポイントブイに張り付きリーフ内での潜水調査を阻止。
私は外洋に出た。いまだ作業船は到着をしていなかったので漁船だけがぽつんぽつんと停泊していました。
午前12時30分に作業船「未来」が北から航行してくるのが見える。北から来たのはキャンプシュワブに資材を積みに寄っていたからだと考えられます。「未来」を追う。
私達が近づくと逃げる。それが30分以上続き、今度は作業船「ゆいまーる」が調査海域へと侵入してきた。
「未来」を追い立てた後に「ゆいまーる」がいるマナヌ岩近くまで行く。その「ゆいまーる」は作業を開始。二つブロックがくっついたブイを落とし始めました。
「やめろー!!」と声を上げる。船は阻止行動に移る。すると防衛施設局の船、「第8きく丸」がしきりに幅寄せをし、追突を促し、後ろからわざと近づいてくる。「第8きく丸」の船首には昨日漁民の船の船首で指示をだしていた業者か施設局員が立っている。まさに意識的に追突や幅寄せを促していた。
危険。と思うところはさけ、また阻止行動をする。その繰り返しが続く。
「ゆいまーる」は私達の抵抗に対応できなくなり、沖合いへ敗走。追いかける。私達は「ゆいまーる」の横からスピーカーを使って訴えを繰り返していた。その時だ。「第8きく丸」が無理やり「ゆいまーる」と私達の船に割って入ってきた。私の船と「きく丸」は1メートルも離れていない上、死角から前へ飛び出し、私達の向いている方向に走りこんできた。完全に違法な行為である。そして私達に対する「脅し」であろう。そんなものなんの効果もない。またすぐに追走をし、沖合い5キロ地点まで「ゆいまーる」を追い出した。
しばらく「ゆいまーる」を見張っていると、今度は「未来」の動きが活発になった。急いでマナヌ岩にいる「未来」へ向かう。見ると「未来」含む4隻の他に小型船舶が3隻来ていた。なんらかの作業をしている。小型船舶3隻の作業を中断させ調査区域から離させた。
「未来」がいるマナヌ岩付近に帰ってくると、「ゆいまーる」が合流し、大型船舶8隻にさくら丸が囲まれた。いわゆる「脅し」なのでしょう。さきほどに続いて、「こいつを潰す」という行動に出ていることは明らかでした。
しかし、そこで闘ってこそ阻止行動なのです。10隻こようが、20隻が相手だろうが、立ち向かってこそ辺野古海上の阻止線です。
船長は何よりも乗組員の生命を優先します。もちろん無理はせずに行動をしています。激しいことを言ってますが、確実に冷静な対処と責任ある行動で海上阻止行動は戦われています。
8隻いた船を撹乱させ、分散させ阻止行動を展開。「ゆいまーる」の撃退に成功する。
それからは海上で「ゆいまーる」が入ってこないか監視し、作業が終わる午後4時まで待機していました。

今日はブイが5個落とされましたが、5個阻止しました。確実に阻止しています。今日も勝った!そのことを明日へとつなげよう!!

辺野古からのメール
辺野古より、松本亜季です。
午後4時05分。
作業がほぼ終了したため、カヌー隊及び、抗議船は引き上げます。作業船「ゆいまーる」に張り付いている抗議船1隻は、もう少しとどまり様子を見ます。
辺野古より、松本亜季です。
午後3時30分。
海上にいる抗議船から連絡が入りました。
まず、最初に作業船「ゆいまーる」への説得、抗議行動を行なっていたところ、マナヌ岩裏付近で作業船「みらい」が活発に作業する姿勢を見せたため、そちらに向かい、説得、抗議行動を行ないました。「みらい」には、いつものように警戒船2隻と、監視船1隻がついており、他に漁民の小型船3隻がいたようです。その3隻には、ダイバーや施設局員が乗っており、その小型船を追いかけたところ、キャンプシュワブのほうに帰っていったとのことです。
次に、沖合いにいた作業船「ゆいまーる」が戻ってブイを落とそうとしたため、それに対して説得、抗議行動を行なったということです。現在は、マナヌ岩南東沖4kmの地点にいて、作業船「ゆいまーる」のけん制、監視行動を展開しているとのことです。
辺野古より、松本亜季です。
午後1時40分。
抗議船1隻は作業船「ゆいまーる」にはりついている模様。ただ施設局側の警戒船が相当乱暴なことをしくるので、消耗させられている様子。
岸壁では、近くに作業船がきているので、座り込み参加者らが立ち、声の限りに説得、抗議行動を行なっています。
辺野古より、松本亜季です。
午後12時40分。
抗議船1隻が長島のあたりで作業船に対して説得行動を始めた模様です。
C午後12時20分。

辺野古より、松本亜季です。
辺野古漁港より、先ほどから相次いで漁船が出港しました。
漁船の数は昨日と同じ、大型船4隻、小型船6隻の計10隻です。
海上には、作業船「みらい」の姿が確認されています。
こちらからも抗議船が3隻とカヌー隊が出港しました。
B午前10時22分
辺野古より、松本亜季です。
午前10時20分。
今、デモンストレーションを終えてカヌー隊及び、抗議船は帰ってきました。すごく良いアピールになったとみんなご機嫌です。
A午前9時36分
辺野古より、松本亜季です。
午前9時半。
今日は、キャンプシュワブに国会議員が来るためか、施設局の作業は始まっていません。抗議船3隻とカヌー隊は国会議員へのデモンストレーションのため、海に出ています。現在は、キャンプシュワブ内にある施設局の現場監督事務所に向けて抗議行動を行なっているとのこと。座り込み参加者も岸壁に集まり、アピールを行なっています。
@午前6時58分
辺野古より、松本亜季です。
現在朝の7時。
今のところ特段目だった動きはありません。警戒しながら阻止行動の準備を進めています。
琉球新報

普天間代替アセス 県環境評価審が詳細提示を施設局に要求

 那覇防衛施設局が提出した普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価(アセスメント)方法書を初めて審議する県環境影響評価審査会(津嘉山正光会長)が15日、那覇市の沖縄レインボーホテルで開かれた。出席した11委員の大半が、方法書では埋め立て地の形状など代替施設の内容が具体的に示されていないため、アセスの方法が適切かどうか、審議するのは難しいと指摘、施設局に詳細なデータ提示を求めた。

 冒頭、県の屋嘉部長市・文化環境部長が方法書の審査を諮問した。委員からは「中城湾に設置する作業ヤードの使われ方が分からない」「議論するには技術的なデータが不可欠」などといった意見が寄せられた。

 同審査会は21日に開催する審査会で再度、審議を行う。

 県は今後、同方法書に寄せられた住民の意見や関係6市町村長、同審査会の意見を聞いた上で、知事意見を取りまとめ、11月29日までの90日以内に施設局に県の見解として提出する。

司令官への請求棄却 普天間爆音訴訟

 【沖縄】米軍機の騒音被害などに悩む米軍普天間飛行場周辺の住民404人が、国とリチャード・ルーキング同基地司令官を相手に、米軍機の夜間飛行差し止めなどを求めた普天間爆音訴訟で、那覇地裁沖縄支部の飯田恭示裁判長は16日午前、同司令官に対する請求を棄却する判決を言い渡した。全国の爆音訴訟で初めて基地司令官を被告とした同訴訟は、司令官に対し「民事裁判権は及ぶ」として被告適格を示したものの、「公務員である司令官個人は賠償責任は負わない」という従来の国家賠償法の判例にならった判決となった。原告側は「法治国家を踏みにじる暴挙」と一審判決を批判し、ただちに控訴した。国を相手にした審理は引き続き、一審の那覇地裁沖縄支部で争われる。

 飯田裁判長は判決理由で、同司令官個人を「公務員個人」とみなし、「国家賠償法に基づき、日本国が損害賠償を負う。司令官は直接被害者に損害賠償の責任は負わない」と述べ、原告の訴えを退けた。一方で、「米軍関係者には地位協定上、判決の執行の免除が与えられているだけで、民事裁判権は及ぶ」とした。

 判決を受け、米軍普天間基地から爆音をなくす訴訟団と弁護団は、原告10人で控訴する意向を表明。訴訟団は「司令官は日本の司法権を無視し、訴状受け取りを拒否した。それにもかかわらず裁判所は司令官の反論も求めずに棄却するのは、原告の裁判を受ける権利を奪う重大事」との抗議声明を読み上げた。

 住民らは2002年10月、基地使用者の司令官に対し、日本政府とともに総額6億3000万円余の賠償金を支払うよう提訴したが、米軍側は訴状の受け取りを拒否。裁判所は「公示送達」を採用して審理を開始したが、司令官側の出廷はなく、欠席のまま原告立証が進められた。前回の弁論で、裁判所は司令官への訴えを分離し、判決を下すとしていた。

◇基地提供自体問われるべき 伊波洋一宜野湾市長の話

 住民に与える被害の補償が米軍に及ばない状況下で、(基地司令官の個人責任が)裁判で求められない以上、普天間飛行場を提供していることそのものが問われなければならない。被害が補償できないという今回の結果からしても、普天間飛行場の早期返還になお一層取り組んでいきたい。


9月15日(水)
辺野古より
8:30
昨日の午後7時頃、辺野古の沖合いに船舶2艇が現れました。施設局側が立てたブイの近くにいるため、作業船の可能性が強く、警戒を強め、今朝は早くに集合しました。見回りに出ると、施設局員がキャンプシュワブの浜辺の3つの地点で青いテントを立て、「立ち入り禁止」の看板を持つ用意をしていました。抗議船で近づくと、そそくさと逃げていきました。現在、作業開始に合わせ、抗議船及び、カヌー隊は待機しています。今日も絶対、止めましょう!!
8:35
現在、キャンプシュワブの第一ゲートから防衛施設局の車両2台、8名がキャンプシュワブ内に入りました。
9:04
今、辺野古漁港より漁民の船が4隻、相次いで出港しました。
座り込み参加者は、岸壁に立って説得のアピールを行っています。
作業船「みらい」が作業のためにこちらに向かってくるのが確認されました。
9:30
さきほど、辺野古漁港から漁民の小型船3隻が出港しました。これで、計7隻の船が出港しています。
10:30
海上阻止行動の現状報告です。こちらの抗議船は4隻出ています。
現在、抗議船1隻は、沖合い5Kmの地点で作業船「ゆいまーる」を追い回している模様。「ゆいまーる」はブイ1つを落としたことが確認されています。逃げ回っている「ゆいまーる」は、沖合いに見える作業台船に合流するのではないかと思われます。
抗議船もう1隻は、作業船「みらい」を追い回しています。
また、リーフ内では、抗議船1隻が漁船を追っていて、もう1隻は海上保安庁の船をけん制している模様。
10:40
今、漁民の小型船3隻が辺野古漁港を出港しました。これで、大型船4隻、小型船6隻の計10隻が海上に出ています。
11:55
抗議船より報告です。
抗議船2隻でリーフ外にいる作業船「みらい」「ゆいまーる」の2隻に阻止行動を行いました。作業船「みらい」、「ゆいまーる」には、それぞれ警戒船2隻と監視船1隻がついていました。どちらもブイを落とす作業を開始。抗議船2隻はブイを落とさせないため、作業船の運航を阻止しました。警戒船2隻の行動は、あからさまになり、阻止行動を開始すると、船をぶつけようとしてきました。2度沖合いに追い出したが、再度戻ってきたため、抗議船2隻は阻止行動を再開し、現在も続いています。
カヌー隊及び、リーフ内の抗議船2隻は潜水調査を阻止するためリーフ内に待機していました。先ほど、潜水調査が開始されたとの連絡が入り、カヌー隊及び、リーフ内の抗議船2隻は阻止行動を開始しました。
12:08
現在、リーフ外にいる抗議船1隻から連絡が入りました。今、マナヌ岩から沖に150M の地点で、作業船「ゆいまーる」と向き合っているとのこと。海ガメがポコッと顔を出し、「頑張れよ」と言って立ち去ったそうです。すべての聖なる生き物はわたしたちの味方であり、仲間です。頑張りましょう!
12:40
今、マナヌ岩沖合いにいる抗議船から連絡がありました。相手側の船が6艇ほどと作業船「みらい」が近づいてきたので、大変緊迫したらしいのですが、「みらい」に乗っている応用地質の職員がどうやら弁当を渡しにきたのに合わせて6艇ほどの船が近づいてきたとのこと。人としてそれは阻止できないので、弁当を渡すことを許したら、みんなが一礼して去っていったとのことです。こちらからも弁当を届けるために船を出港させています。ご安心下さい。
午後3時15分
現在の全体的な状況です。

カヌー隊は二手に分かれポイントブイがある、北と南のリーフ内で阻止行動を展開。
南側では調査船が出ていたためカヌー隊が阻止。しかし、追うと逃げるの繰り返しをしており、「ダミー」の可能性が強いとのこと。
抗議船1隻は外洋で作業船「ゆいまーる」の作業を止めている。
「ゆいまーる」はブイを落とす作業をしようとするためその間に入り阻止している。
阻止すると沖合いに逃げ、しばらくするとまた戻ってくるという状況。繰り返し止めている。
他、2隻の抗議船は大浦湾側での作業阻止している。

午後3時30分。

調査船が引き上げ始めたとのこと。
午後4時半。
作業船が引き上げたため、こちらの抗議船、カヌー隊も帰ってきました。
今日は、一度も帰港せずに阻止行動を続けた抗議船もあります。暑さと緊張感の中、本当に厳しい闘いです。
朝、カヌー隊ミーティング 9時ころ、防衛施設局がチャーターした作業船に続いて抗議船が次々と出て行く。
「いってらしゃーい」「がんばろー!!」と声を掛け合う
カヌー隊も出発 漁港から、防衛施設局がチャーターした3台の小型船が出発。
この船はキャンプシュワブで調査の機材を積む。
お昼、カヌー隊が一旦戻る。
何時間も直射日光を浴びているカヌー隊。アロエを塗って火傷対策。
カヌー隊が作業船を追いかけていると聞いて、「カヌー隊がんばって!!」と岸壁から声をかける。
16:30頃、抗議行動を終えた抗議船と防衛施設局が雇った作業船が同じ港に帰ってくる。
                          (奥の黄色い旗の船が抗議船、手前の船が作業船と警戒船)
抗議船とカヌー隊のメンバーからの報告が行われる。
晋くん日誌
潜水調査を阻止!!調査はさせない!!この海は沖縄の人たちのものだ!!!

9月15日(水)
・今日も潜水調査を阻止しました。

午前7時、カヌー隊及びボート隊は準備を終えていました。
座り込みには200人余りの人達が座り込んでいました。

午前8時30分、キャンプシュワブ内に防衛施設局の車が2台入る。シュワブ第2ゲートには警備員が増員され、随時見回りをしている。
午前9時、辺野古漁港より漁船が出港。座り込み参加者が「船を出さないでー」と岸壁によじ登り呼びかけて説得を試みていました。この時点で作業船「未来」を沖合いに確認。
漁船は全部で7隻でした。

カヌー隊はリーフ内でポイントブイの周りに張り付きリーフ内での潜水調査を阻止。
抗議船4隻はそれぞれリーフ内、外に分かれて行動しました。

私は作業船「ゆいまーる」を追う。
作業船「ゆいまーる」は他に警戒船2隻、監視船1隻を配置し、その内の「第8きく丸」は泊港に停泊していた防衛施設局の船でした。
作業船「ゆいまーる」に向けて乗組員が作業を止めるように呼びかける。「防衛施設局のボーリング調査は不当である。この生命の海を守るため私達は作業を阻止する。」
私は周りを旋回しながら訴える。
「ゆいまーる」がブイを落とし始める。いっそうに声に力がこもる。漁民に対する説得も丁寧に行いました。「辺野古の海人の海です。自分で自分の首を絞めるようなことは止めて下さい。」
抗議船を2隻に増やし、実際に作業を止める行動を行なった。すると周りにいた「警戒船」が執拗に私達の船に迫ってくる。
説明をすると、警戒船を動かしているのは漁民ですが、指示を出しているのは業者だと思われます。業者が警戒船の船首に立ち、手旗信号を送っている。始め、警戒船が私の船に追突しようとしてきました。スピードを出して来たので危険だと思い、バックして避ける。「追突する気か!!」と叫ぶと船長の漁民がギョッとしていた。つまり、死角になっていて私の船は船長には見えず、業者の指示に従ったまでである。意識的に追突を支持したのは防衛施設局及び業者です。
それからは追突まがいの指示が下るとゆっくりと船を寄せてきた。漁民の配慮を感じる一場面でした。
何度もブイを落とす作業を止めさせ、それが続くと「ゆいまーる」は敗走した。追いかける。まさにボートチェイス。
沖合い7キロの地点まで追い込んで、追い出しました。
私達が防衛施設局が作業する場所で海上座り込みを開始すると「ゆいまーる」は戻ってくる。また阻止行動を展開する。その繰り返しが午前中から午後3時30分まで続いた。「ゆいまーる」はノルマを達成できていないせいか、午後4時ごろまで海上をうろうろとしていました。

海上保安庁は遠巻きに私達を監視している。彼らは宜野湾における3万人の怒りを見て、「うかつに手を出せば、あれが動く。状況はさらに悪化する」と考えているはずです。実際にその通りです。
防衛施設局(国)はどんな手段を用いてもこの辺野古で基地建設をするための何らかの作業を行なえば「91%」の反対の意思を持った沖縄の人々が立ち上がる。今はまさにその序章だ。

私達はたった数隻の抗議船で見事に作業を中断させ阻止している。絶対に勝てる。
カヌー隊も同様に何回かの出動を繰り返し、その度に作業を止めてきた。彼らは海上阻止線の支柱です。本当に心強い。
沖縄中の海人達よ、今こそ「海人魂」を見せてくれ。この海は「わったー」のものだと辺野古の海上で叫んで欲しい!

やっと一日を終えました。明日も阻止する!!!

毎日新聞
<普天間移設問題>政府、辺野古の計画強行で問題すり替え

 米軍ヘリ墜落事故を受け沖縄県宜野湾市で12日に開かれた抗議集会に3万人が集まるなど、米軍普天間飛行場の早期返還を求める声が高まっている。これに対し政府は普天間飛行場を同県名護市の辺野古岬沖に移設する埋め立て工事のボーリング調査に9日から着手、99年12月に閣議決定された移設計画は5年近い歳月を経て動き始めた形だ。だが、辺野古移設の実現可能性を疑問視する見方も強く、順調にいっても完成は13年後。「返還」の行き詰まりを「移設」の推進にすり替える政府の手法は、96年の米政府との返還合意以来、変わっていない。
 「ボーリングする場所にブイ(浮標)を置いてきただけ。アリバイ作りですよ」。防衛庁幹部は辺野古沖のボーリング調査を始めた理由を自嘲(じちょう)気味にこう解説する。
 普天間代替施設の環境影響調査(環境アセスメント)には今後3年間はかかる見込みで、さらに建設工事に9年半というのが政府の試算。障害として立ちはだかる(1)ジュゴンの繁殖地やサンゴ礁を埋め立てる環境問題(2)沖縄県が普天間代替施設の米軍使用期限を15年とするよう求めている問題――は解決していない。茂木敏充沖縄・北方担当相らは「工期の短縮」に言及しているが、着工のメドすら立たない現状では説得力を欠き、早期返還要求をかわすためのその場しのぎに映る。
 沖縄県の稲嶺恵一知事は「辺野古移設はベストでないがベターな選択」という姿勢を崩していない。しかし、ヘリ事故に抗議する宜野湾市民大会で、登壇した女子高生が「辺野古移設反対です」と訴えかけると大きな拍手が起き、普天間早期返還と辺野古移設見直しの大会決議を採択。相いれない知事は欠席するしかなかった。それでも政府と沖縄県が移設に固執するのは、代替施設の受け入れを前提に00年度から10年間で計1000億円を投じる沖縄北部振興策と、代替施設の建設自体の経済効果に対する期待が強いからだ。
 一方で、米国は辺野古移設を待ちきれず、計画の見直し検討を日本側に打診。今月21日の日米首脳会談の議題に取り上げられる予定で、米国からの外圧が普天間返還問題のこう着状態を打開する可能性も出てきた。【平田崇浩、中村宰和】
共同通信
ボーリング反対で訴訟も 普天間移設、弁護団結成

 沖縄県の弁護士らは14日、米軍普天間飛行場移設に向けた同県名護市辺野古沖での海底ボーリング調査を差し止めるため訴訟を含めた法的措置を取る方針を決めた。弁護士約20人が同日、「辺野古ヘリ基地建設反対弁護団」を結成。那覇防衛施設局が本格的なボーリング作業に入る段階をとらえ、環境影響評価法などを根拠に仮処分申請など具体的手段が取れるよう検討に入った。
 弁護団は、現地で座り込みや海上抗議行動を続けている反対派住民らと調査・警備当局との間に、法的トラブルが発生する事態に備え、弁護士を交代で派遣する態勢を取ることも予定している。
 弁護団結成を呼び掛けた池宮城紀夫弁護士は「辺野古の海を埋め立てさせない、新しい基地をつくらせないという決意で、法律家の立場から反対闘争に加わっていく」と語った。
(共同通信) - 9月14日21時20分更新

9月14日(火)

ヒサ坊さんの肩をもむアキちゃん 朝ミーティング。
県民の81%が辺野古移設反対である、という記事に触れました。
作業船がでるというので、急いで護岸に駆けつける!!
出発する作業船 それを追いかけて抗議船もでていく
岸壁から「がんばってー!!」
と抗議船に激励の声がかけられる
11時頃、船に乗って出航!!  ↓↓↓
防衛施設局が置いたブイ。
防衛施設局はこんなものを2・3個置くために何時間もかけ、何十万も費やしている。
ブイを目印にやってくる作業船を追い払うために、ブイにヒモをくくりつけて待機するカヌー隊。
抗議船2隻が作業船に接近して抗議行動を行っている。
遠くからでも抗議の声が聞こえ、すごい迫力が伝わってくる。
別方向に潜水調査をしようとしている船を発見!! 抗議船が作業船をジェットスピードで追いかける!! 逃げる作業船
←ビデオカメラを向ける防衛施設局員。
防衛施設局はビデオを撮ることでしか抵抗できないよう・・・


そして、作業船を作業区域の外へ追い出す!!!→→
一度、昼ごはんを食べるために寄航。14時近くに度々出航。
沖を観察していると、作業船らしき船を見つけた。

作業船1隻と警戒船3隻。
さっき、潜水調査をしようとしていた船だった。

ヘルメットをかぶった防衛施設局らしき人は2人しか見えず、船に乗っているほとんどは漁民の方だった。
漁民の方に説得する。 防衛施設局に「すぐに帰れ!!」と叫ぶ。
1時間半にわたる説得が続きました。そして、3時半ごろ帰港。
ジュゴンの家に帰って・・
今日の夕ご飯はうららちゃんが作ったカレー いただきまーす!!


辺野古からの緊急メール
G午後3時25分
辺野古より、松本亜季です。
今日の阻止行動は終了です。これから抗議船も帰港します。
F午後3時
辺野古より、松本亜季です。
現在の状況を知らせます。現在、抗議船1隻はマナヌ岩2kmの地点で4隻の船に対して、抗議、説得行動を行っている模様。そのうちの2隻は、那覇から出ている船だということです。その他の抗議船1隻は、作業船「みらい」に対して阻止行動を行っています。あと1隻の抗議船は平島のあたりで待機しているとのことです。
今のところ、カヌー隊は陸上で待機しています。
E午後2時3分
辺野古より、松本亜季です。
帰港していた抗議船1隻も出港しました。現在は、抗議船3隻で海上阻止行動が繰り広げられている模様です。
D午後1時29分
辺野古より、松本亜季です。
現在、作業船3隻を抗議船2隻が追い回しています。カヌー隊及び、抗議船1隻は帰港しました。
C午後12時16分
辺野古より、松本亜季です。
現在、こちらの抗議船2隻は長島のあたりで作業船を追い掛け回しているとのことです。
もう1隻の抗議船は、作業船「みらい」の監視行動を続けています。
カヌー隊は、昨日落とされたリーフ内の2箇所のブイのまわりに停泊し、作業をさせないように見張っています。
B午前11時32分
辺野古より、松本亜季です。
現在、辺野古漁港から作業のための船が2隻出港しました。これで、計10隻(うち大型船4隻、小型船6隻)の船が辺野古から出港しています。
こちらからも抗議船、カヌー隊が出ています。
A午前8時58分
辺野古より、松本亜季です。
ただいま、作業をするための漁船が辺野古漁港より、出港しました。
座り込み参加者は抗議行動のために護岸に集結しています。
抗議船及び、カヌー隊も作業阻止のために出港しました。
@午前8時50分
辺野古より、松本亜季です。
今のところ目だった動きはありません。
中城湾港にあった沖合いのボーリング調査のための機材がなくなっているとの情報が入っており、予断を許さない状況です。
                            晋くん日誌
9月14日(水)
・調査船が出ました。抗議船、カヌーが出て阻止行動をしました。

中城湾資材搬入から資材がなくなるという経緯があったこともあり、今朝は「作業用台船が出た」と情報が入る。現場は緊迫。
私も抗議船を出した。
海上に出ると作業船「未来」が海にブイを落としている。作業船3隻によって「まった」をかける。私達が近づくと作業を停止する。
カヌー隊はポイントブイを囲み「潜水調査」を阻止。リーフ内ではまったく作業が出来ない。
私の船は沖合いを回る。マナヌ岩近くの作業船「未来」のほかにマナヌ岩から1・5キロ、豊原の集落(辺野古の隣の集落)前の海上に作業船「ゆいまーる」がいる。さらに大浦湾側に小さな漁船が3隻ほどうろうろとしている。
3隻の抗議船はそれぞれ作業を阻止するためにその3地点へと船を走らせる。

「ゆいまーる」の元へ向かっている途中カヌー隊から連絡が入る。
「カヌー隊から連絡。豊原集落沖合いのリーフ上(引き潮になると人が歩ける岩場となる。)で数名が作業をしている!!」
「至急向かいます!!」
すぐに向かう。調査船「未来」をけんせいしながら(「未来」は近づくと逃げる。)その場所に向かう。到着すると確かに作業をしている。作業船に物資を積み込むところだった。
「何をやっている!!!」大声とスピーカーを使って叫ぶ。
びっくりした防衛施設局は慌てて作業船に物資を積み込み、猛スピードで小型の作業船2隻を走らせる。私ともう1隻の抗議船で追う。
カーチェイスならぬボートチェイス。その間も怒りの声を上げ続ける。
「こちらはヘリ基地反対協である。辺野古海上でのボーリング調査は不当である。防衛施設局は無駄なあがきをやめて帰りなさい!!沖縄の怒りを受止めろ!!」「辺野古漁民の皆さん。私達は防衛施設局に対して訴えている。ここはあなた達の海です。金武町、宜野座、国頭の漁民は怒りの声を上げています。私達と一緒に声を上げてください。」
5キロほど追い、調査圏外に出たので引き返す。
調査を中止させ、調査圏外へと追い出すことに成功した。

その後、リーフ内で抗議船2隻は作業を再開しようとしていた小型作業船3隻に阻止行動。私はリーフ内海上でカヌー隊の救護艇として待機していると、向こうから一隻上等な船が走ってくる。「ニカッ」とこっちを見て笑い、抗議船2隻の元へと走っていく。
カヌー隊から連絡。
「うれしいニュース!!宜野座の漁民が参戦した!!!!」
なんてことだ。ついについに。うれしくて叫んでしまった。防衛施設局、お前たちに大儀なんてない!!沖縄の海人はマジで怒ってんぞ!!!

昼ごはんを食べに一度戻り、午後2時また外洋へと出る。
ブイが8つほど落とされていた。作業船「ゆいまーる」へと向かう。「ゆいまーる」の元に着き、船のエンジンを停止し、漁民に対して説得を行った。
「お願いだ、人殺しの基地建設のためなんかに船を貸さないで欲しい。生活がある、金が欲しい。それはみんななそうです。だけれど人としてやってはならないことがあります。いま、沖縄中の人達が怒っている。宜野湾では3万人もの人達が立ち上がった。金武町の漁民も宜野座背の漁民も国頭の漁民も怒りの声を上げました。今だったらこの辺野古で色々な関係を破壊してきた基地建設を食い止められる。私達と声を上げてください!!」
1時間30分に渡る説得の末、午後3時30分に作業船は引き上げていった。

今日は「潜水調査」をさせなかった!!!!私達の完全な勝利だ!!!防衛施設局はわるあがきを止めて辺野古から手を引け!!!この国は間違っている!!!絶対に止めてやる!!!体を張って!!明日も勝つ!!!
今なら勝てる!!辺野古に集まってください!!
沖縄タイムス

「辺野古移設は破たん」/世論反対8割

 沖縄タイムス社と朝日新聞社が実施した世論調査で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設に81%が反対する結果が出たことを受け、辺野古漁港付近では十四日午前、国のボーリング調査の阻止行動を展開している住民・市民団体の間から、「移設計画は完全に支持を失った」とあらためて調査中止を求める意見が相次いだ。一方、洋上では、午前九時ごろ、那覇防衛施設局が派遣する作業船や警戒船数隻が調査現場に到着し、住民らが陸と海から抗議している。

 世論調査についてヘリ基地反対協の大西輝雄代表委員は、「辺野古移設は完全に県民の支持を失い破たんした。世論に背を向ける知事は『裸の王様』だ」と批判。特に自民・公明党支持者の間でも反対が六―七割を超えていることについて、「知事の支持基盤が総崩れを起こしている。ヘリ墜落事故を早期移設に結びつける行為は許されない」と訴えた。

 「基地の県内移設に反対する県民会議」の山内徳信共同代表は「辺野古の移設案が決まった一九九九年に比べ反対が倍増し、知事は袋小路に追い詰められた。十五年問題も実質的に否定されており、受け入れ撤回を決断するのは今しかない」と強調した。

 沖縄市から夫婦で座り込みに参加した桑江常光さん(66)も「(反対81%は)県民の率直な気持ちが表れた数字。移設計画はまやかしに過ぎない」ときっぱり。

 この日の阻止行動には約八十人が参加。作業船などが到着すると、抗議船二隻とカヌー六、七艇を出し、マイクで調査中止を訴えた。陸上でも施設局がチャーターした漁船に協力しないよう呼び掛けた。午前十時半現在、作業船がブイなどを投げ込むなど作業が確認されている。

(写真説明)反対派住民らが抗議船(左手前)から、作業船や警戒船に向かって作業中止を訴えた=14日午前9時半すぎ、辺野古沖約3キロ付近

晋くん日誌
9月12日(日)
・防衛施設局、調査はありませんでした。

座り込みは宜野湾で市民集会があるのでいつもより少なく、午前中に20人ほどが集まり、テントを立てました。宜野湾市民集会に参加するという人達が何組か集まり、合計で50名ぐらいの人達が来ていたでしょうか。
昼を回り、座り込みの参加者もじょじょに宜野湾に向かいました。座り込みには小禄さんを含む6名ほどのおばぁが「今日は宜野湾で集会だけどわったーやここを守っておくさ!!」と言って座り込んでいました。
居酒屋で働いているという沖縄の人が来て色々と話をしました。「辺野古の話を聞いた大和に住む友人がいてもたってもいられなくて千羽鶴を折って送ってきた。今日はそれを届けに来たのです。」とその人。「ありがとうございます。」おばぁ達の前で手紙を読みました。「僕は沖縄人としてさらけだして生きたいと思っているのです。
差別を抱える、基地問題を抱える沖縄人として。」とまたその人。
とてもうれしい出会いでした。私は大事な事務所番を任されていたため3万人には出会えませんでしたが、彼一人に出会えたことはそれ同等にうれしいことでした。

2時頃、「そろそろ、始まっただろうなぁ」と思っていたら亜季ちゃんから写真のメールが送られてきました。遠くまで見えないぐらいの人達が沖国大のグラウンドに座り込んでいる写真。圧巻でした。その時は推定2万人だと考えていました。
「主催者発表で3万人!!」とメール。あーーーきさみよぉぉぉぉ。座り込みをしていたおばぁ達から歓声が響く。ものすごい衝撃でした。
宜野湾市は「1万人」を目指していた。それをはるかに上回った。9月5日にやる予定が台風で12日にずれこんだため大和からの支援者はほとんどいなかったはずです。宜野湾ー沖縄の総決起と言える状況です。
今日、座り込みにはたったの10人余りでした。しかし、その後ろには宜野湾市民の3万人。そして、その後ろにつながる数え切れない人達と共に座り込まれています。
そのことを辺野古の空を見上げながら実感する日でした。

大阪行動のMLで流れた沖縄人の方の言葉をそのまま引用すると。「95年の少女暴行事件に抗議した10・21集会(8万5千人)に次ぐ規模の大結集です。95年に[沖縄の反乱]といわれた米軍基地撤去を求める闘いが、10年の試練をくぐりぬけて、新たな大爆発を開始した。」まったくその通りです!!
防衛施設局よ、もう沖縄の怒りは止められないぞ!!覚悟しろ!!

9月13日(月)東京「街」日誌より転載
防衛庁防衛施設庁、毎週月曜日・抗議行動
村山先生から、
辺野古へ5000円のカンパ 

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