ジュゴンの家・日誌
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沖縄タイムス http//www.okinawatimes.co.jp/
琉球新報  http//www.ryukyushimpo.co.jp/

同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで
●郵便局 17040−14225611
西 陽子

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9月D

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願!!
現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、必ず「阻止行動船カンパ」と明記し、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611
西 陽子
毎日の座り込み・沖国大墜落事故に抗議する緊急国会集会(8/26)・
普天間基地の即時撤去 名護への新基地建設反対!!アメリカ大使館へデモ(8/27)
などの報告が載ってます!!
国会前座り込みホームページヘ!!

9月25日(土)

座りこみ160日目
県民大会は来週に延期されました。
台風接近のため午前中のみでテントを畳み、午後は県民大会に結集!!
・・・・のはずでしたが、県民大会は来週に延期となりました。

(朝、風が強くなりテント内で危険を感じたため、早めにテントを畳みました。
片付けの後「命を守る会」前で集まり、コーヒーとお菓子をいただきつつゆんたく。
予定されていた県民大会に間に合う時間まで座る人もいましたが、うららちゃんは午前中で帰りました。)
晋くん日誌
9月25日(土) 9・25.全国!!
・調査はありませんでした。9・25県民大会は台風のために延期となりました。開催は来月10月の3日(日)です。

座り込みは台風の影響で暴風と大雨で大変でした。テントを建てられる状況ではとてもないためテントを畳み、事務所前での座り込みしなりました。
昼頃に県民会議の皆さんから「県民大会の延期」のお知らせがありました。
県民大会に行きたがっていたおばぁ達に電話で延期のお知らせをしましたが、少し残念そうでした。来週に向けて盛り上げていかなければ!

9・25県民大会に合わせて全国でも集会や報告会が行なわれています。

・東京では渋谷で集会とピースウォーク。400人余りが集まって集会が行なわれたと報告を受けました。沖縄から當山さんが派遣されて東京で辺野古現地の訴えをしたということです。
東京行動(国会前座り込み行動)http://iogi.kt.fc2.com/

・大阪では毎週土曜日の大阪行動と関西連絡会が主催する「許すな米軍ヘリ墜落事故・普天間基地を即時撤去させよう 沖縄・辺野古に基地をつくらせない関西のつどい」が行なわれています。「関西の集い」ではまよなかしんやさんの訴えと報告、ライブがあり、亜季ちゃんが辺野古の報告をしたそうです。
以下、亜季ちゃんの文章。
「昨日は、関西連絡会の主催する[許すな米軍ヘリ墜落事故・普天間基地を即時撤去させよう 沖縄・辺野古に基地をつくらせない関西のつどい]にも参加させていただき、
辺野古の現地報告をする時間をいただいた。
つたない報告であったことはお詫びするしだいだが、つどい全体としては、多くの方々が参加し、とても良い雰囲気に包まれていた。
私自身、改めてこの問題の本質を見るような気がしたし、関西から声をあげていこう!という希望に満ちた集会だったと思う。
しんやさんの歌もとても感動した。」
大阪行動ホームページhttp://www.geocities.jp/osakakoudou/

・京都でも毎週土曜日に街頭行動が行なわれています。25日(土)もかなりの盛り上がりの中で行なわれていたそうです。
京都行動のホームページhttp://monkey-no-base.hp.infoseek.co.jp/

状況が刻々と変わる辺野古。時間を止めちゃいけない。全国で辺野古と変わりなく熱く訴えて欲しい。辺野古で闘う人達は元気です。体力的にかなり厳しい部分もあります。しかし、私達には「阻止している」という誇りがあります。そして、「勝つ」確信を持っています。
東京も京都も大阪もそれぞれが元気であり、それぞれが新しい力と息吹を取り込みながら行動を継続して欲しいと願っています。
・私と同世代の人達に伝えたい。
この闘いは自分達の行動を死守することで勝てるのです。一日も早く終わって欲しい。しかし、必死に生き抜くための継続する力を作り出す必要があります。
辺野古に立つ自分を作り出すこと。その原点を周りに伝え、それによって生まれた共に生きる仲間と共に成長していくこと。辺野古の思いを広く伝えましょう。「次」を作る力はそこから生まれていきます。
私と共に海上にいて欲しい。命を張る覚悟、しかし生き抜くという覚悟。
佑治さんが言っていました。
「防衛施設局(国)はお金持ちさ。貧乏人には貧乏人なりの闘いがある。それを見せ付ければ良い。そこに必ず勝利がある。」と。 
琉球新報

普天間基地の撤去を 東京で平和団体が集会

辺野古沖海上基地建設に伴うボーリング調査の阻止へ向け、180人が集まった集会=25日、東京・渋谷の宮下公園

 【東京】「普天間基地撤去・辺野古への海上基地建設阻止 ボーリング調査を許さない9・25集会」が25日夕、東京・渋谷で行われた。1坪反戦地主会関東ブロック(上原成信代表)など25団体でつくる「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委」の主催で、在京の反戦平和団体や労働組合関係者ら約180人が参加。「海上基地建設中止まで闘うぞ」と、こぶしを突き上げて渋谷の街を行進した。

 冒頭、上原代表は「沖縄の99倍の人口を持つ本土で基地反対の声を集め、沖縄の闘いを支えたい」とあいさつした。


9月24日(金)

座りこみ159日目
夏芽さんの運転する船が出て行く 漁船がつぎつぎ出航する。 キャンプ・シュワブで施設局の職員とダイバーを乗せて、海に出て行く。
説得隊が阻止船に乗りこむ 漁港の岸壁で声をかける人たち 琢磨さんの船も出港
名古屋から「エコ・アクション」の方たちが来ました。
先日まで座り込みに来ていた、イラクの少年写真を胸に付けているめぐちゃんを知っていました!
今朝も廃弾処理が行われていた。
爆音にびっくりする名古屋の方たち。
修さんが「あそこに土煙が見えるでしょう」と説明
テント前の浜でカヌー隊と船のゆくえを見る
午前、阻止船は潜水調査を阻止しようと行動。
午後、施設局が、台風21号が近づいているためポイントに置いたブイを
撤去するというので、阻止船はその作業を監視。
波が高くなり始めたのでカヌー隊は安全を考え撤収。

午後3時、阻止船はブイの回収作業の監視を終え帰港した。

施設局は、この間の闘いで海に落としたブイを、すべて回収した。
帰ってきたカヌー隊。お疲れ様でした・・・!! 久々に会う鐘ヶ江さん! 阻止船も帰ってきた。
船隊とカヌー隊から、座りこみテントに今日の報告
船に乗ったケリーさん。
「台風が近づいているのに、とてもきれいな海だった。魚の群れ、ヒトデ、海の底まで見えた。海の大切さ。何を守ろうとしているのかを改めて感じた。」
ともちゃん
「施設局の職員をキャンプ・シュワブの中に入れないよう行動するのも大事だと思う」
ダイビングをする女性
「普段私達がダイビングをする時でも、『船からすぐ離れるように』という事を心がけるのに、潜っているすぐ近くに船が何隻もあるというのはとても危険だと思います。調査ができるのかわからない作業に、ダイバー達の命を危険にさらしている。潜水調査を見るのがつらい。施設局は何を考えているのかわからない。・・・ダイバーの身の危険を感じました。」
←夏芽さん





→今日の座り込みは終了!!
一旦大阪に帰るあきちゃん
と、後ろから走ってくる夏芽さん
晋くん日誌
9月24日(金)
・防衛施設局は潜水調査を強行しています。座り込みは阻止行動!!

午前8時30分少し、早めに外洋で闘う船は出港。すぐその後午前8時50分頃に辺野古漁港から漁船が出港。
私達、抗議船は先回りをして説得を行なう。大浦湾、キャンプシュワブ近くの航路。
「この海は沖縄人がずっと歴史の中で生きてきた生活の場所です。その海を埋め立てて基地を作ることは同じ沖縄人として許すことは出来ません。お願いです。船を漁港に引き返させてください。」作業船を海上で止め、船員からの説得が続く。
キャンプシュワブの簡易桟橋から防衛施設局、ダイバー及び資材が小型船舶に乗せられ大型船に積み込み、乗り込もうとする。私達はそれを止める。
「防衛施設局の不当なボーリング調査は許されない。キャンプシュワブから米軍に守られ資材を積み出し、ダイバー達を乗せることは沖縄に対する挑戦です。今すぐ調査から手を引きなさい!!」
防衛施設局は小型船舶を引き寄せ、無理やりに私達を交わして乗り込んでいく。作業をさせないため、いたるところで阻止線を張る。
大型船は船首の先が死角のため私達が見えずに無理に飛び込んでくる。何度も衝突の危険があった。
調査海域に入る手前で何度も作業用大型船を抗議船3隻で止め、説得及び抗議を行なう。
後から来た作業船1隻がマナヌ岩近くに一気に走りこみいかりを下ろした。すぐさまさくら丸が向かい、作業を中止するように求める。
抗議船2隻は他の作業船1隻を止め続ける。しかし、じりじりと風上の波を利用し調査海域へと入ってくる。何度も進路変更を要求する。
作業船は2隻で作業を行なわなければならないため1隻では行動をしない。

私達はポイントブイの周りを固め作業を2時間に渡り阻止。防衛施設局は私達が阻止をしているにも係らずダイバー達を海に下ろした。
他の船舶が航行している際にダイバー達を下ろすことはダイバー達の生命に関わる危険な行為です。船で絶対にあってはならない行為です。防衛施設局はダイバー達の生命を盾にして作業を強行しているのです。絶対に許せない。
30分に渡っての潜水作業の後はまったく作業をさせませんでした。

午後、防衛施設局は「台風のため、ポイントブイを回収する」とした作業を開始。防衛施設局自らブイを引き上げてくれるなら好都合です。持って帰っていただこう。
午後、3時間に渡ってその作業が続きました。

リーフ内では潜水作業強行に伴う激しい攻防が続いていました。カヌー隊及び抗議船2隻、リーフ外にいた抗議船2隻も駆けつけ、この作業を阻止。

午後2時30分、全体の作業が台風の波のためストップ。漁港へと戻りは始めました。
私達も引き上げる。

防衛施設局は24日までに潜水作業を終えるはずでした。それが私達の阻止行動によって外洋ではたったの3ポイントでしか作業を終えていない。ボーリング調査及び基地建設のための作業は完全に破壊されはじめています。
「潜水調査は終わった」などともし、今回の「ブイ撤去作業」で発表するのであれば本当におかしな話です。よっぽどな手抜き作業といえます。磁器探査はまったくと言っていいほど出来ていない。この状況で杭を打ち、不発弾が存在すれば大変なことになります。
私達はどんな状況になろうと絶対に阻止する。24日までに作業が出来なかったのは全国的な辺野古基地建設を止めるための力だろうと考えます。沖縄の人々の怒りは確実にこの国を追い込んでいきます。
辺野古の海で好きなことはさせない!!基地建設を止める!!
沖縄の新聞より

辺野古沖でリーフチェック サンゴ回復の兆し

リーフチェックでサンゴの状況を調べるダイバーたち=名護市辺野古沖

 【名護】さんご礁の状態を世界統一基準で調査する「リーフチェック」(主催・コーラル・ネットワーク、ジュゴンネットワーク沖縄、ジュゴン保護基金委員会)が23日、名護市辺野古沖で行われた。普天間代替施設建設予定地近くの調査地点のさんご礁は以前白化現象を起こしていたが、今回は幼生が確認され回復の兆しを見せた。参加者は「ストレスがなければ順調に回復する」と述べ、あらためて代替施設建設、ボーリング調査が及ぼす影響を指摘した。

 辺野古沖でのリーフチェックは6回目。今回は13人が参加した。辺野古沖の代替施設予定地から約600メートル離れた調査地点で、底質調査、魚類調査、無せきつい生物調査を実施した。

 1998年の第1回ではさんご礁は良好な状態だったが、その後の白化現象で大きな被害を受けていた。今回の調査では、親指ほどの大きさの幼生サンゴがあちこちに見られ、中には直径20センチメートルほどに成長したものもあった。種類はミドリイシ、アザミサンゴ、キクメイシの仲間などが見られた。魚類ではウツボが多く、シャコ貝やパイプウニ、また大型のウミガメも確認された。

 コーディネーターを務めた安部真理子さん(琉大大学院生)は「4年前に参加したときはサンゴがなくなっていたが、今回幼生がいくつか見られ、今後が楽しみ。余計なストレスを与えなければ回復する」と話す。


ジュゴンの家日誌
アメリカでジュゴンの家のホームページを見ている方から阻止船カンパが届きましたー!!!ありがとうございますっ!! 大阪に帰るあきちゃんと食べる最後の夕食。ジュゴンの家近くのタコス屋さんに行ってタコライス、チキンライスを食べました!!



9月23日(木)

座りこみ158日目
休日なので施設局の作業はなかった。カヌー隊、船隊も陸で過ごしました。
朝ミーティングの時の、廃弾処理の爆発音と煙。今日はくっきりと煙が見えた 今日はカヌーに乗ります!!あきちゃん
浜までカヌーを運びます 注意すること・オールの使い方など教わってから漕ぎ出します テント前の浜でみつけた虫(名前忘れました)
まゆきさんと当山さん カキ氷〜〜♪ みんなに配ります
あきちゃん・うららちゃん・かんきちさんで、晋くんが運転する船に乗ってクルージングです!! 途中でリーフの調査をしている琢磨さんたちに出会いました
晋くんがジュゴンの親子を見た阿武(あぶ)の方まで行きました。ジェットコースターに乗っている気分でした!! テントに戻ると大西さん一家が座り込みに来ていました 嘉陽のおじぃがお話。
今日は団体の方がたくさん座り込みに来てくれました。
晋くん日誌
9月23日(木)
・今日はサンゴ礁破壊の強行調査はありませんでした。

今日は朝の段階で辺野古から漁船が調査に出ないと分かり久しぶりの休日といった感じでした。海に漁に出る海人も多く、漁港にはいつもの緊張感がなく、漁に出て行く姿は輝いて見えました。

私もエンジン調整を兼ねて「さくら丸」を海原に出しました。
亜季ちゃんやかんきちさん、うららちゃんを連れて海に出たのですが、本当に穏やかな波でした。平島の近くのリーフには東恩納琢磨さんが2,3隻で船を出し、ダイバーが潜り、「リーフチェック」をしていました。リーフをチェックする専門的な団体があるそうでその人達の力を借りての調査でした。
そこからずーっと海を切りながら進んでいきます。
船首に座っていたうららちゃん、亜季ちゃんは打ち寄せる波の揺れに「ぎゃーぎゃー」言っていました。
3年前私が阿部の集落のオール島で初めてジュゴンを3頭見た場所を海から初めて見ました。
ジュゴンが3年前にいた場所はとても穏やかな波が打ち寄せる場所でした。島の近くとは思えないほどです。ジュゴンがいる理由が体感出来ました。
それから、一度だけ亀が私達の方に顔を出してくれました。ある漁師は「亀が来た2時間後にジュゴンは表われるんだよ。」と言っていました。エンジン音を恐がったのか亀は俊敏に海深くへと潜っていった。

途中、何度かかんきちさんと運転を交代しました。
説明しておくと「船長は常に周りを確認している必要があるため、船員が免許を取得していなくとも免許を持っている船長が一緒であれば運転をしても良し。」とある。
海の法律とはとても面白く、「強者は絶対に弱者は虐げてはならない。」が基本にあります。大きな船と小さな船では明らかな力関係があります。大きな船は小さな船に対し配慮しなければならないのです。
防衛施設局は辺野古の人々にとって強者です。海の上で海人達を虐げ、私達を虐げ、ダイバー達を虐げていることは絶対に許されません。
かんきちさんは運転のすじが良い。うれしかった。

船はカヨウを超え、東村のあたりまで走りました。波はどこも違う。今日の波だったら沖縄を一周することも可能だったでしょう。
辺野古に帰るといかに辺野古の波がいかに穏やかだかわかります。多くの生命を守っているこの海は不思議ととても暖かく感じます。私の命が続く限りこの海を残したい。

この海を守る。多くの人達が誇りある生活を送れるようになるため。子供達の未来のため。生きる、生き抜いてみせる。基地建設はさせない。
沖縄の新聞より

沖縄米軍基地の負担軽減「内閣最大の課題」 小泉首相

 【ニューヨーク22日=本紙ワシントン駐在・森暢平】訪米中の小泉純一郎首相は22日午前(日本時間22日夜)、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、米軍基地を抱える地元の負担軽減でブッシュ米大統領との間で合意したことについて「沖縄の米軍負担をいかに軽減するかは私の内閣にとって最大の課題」と強調した。国連安保理常任理事国入りに関し「イラク、アフガニスタン支援も憲法の枠内だ。現憲法のままでも国際社会の中でかなりの役割を果たすことができる」と述べ、現憲法のままで常任理事国入りは可能と表明した。

 小泉首相はまず、「米軍の存在は日本の安定を図る上で貴重な抑止力になっている。しかし、基地を抱える地元の住民からは負担を減らしてほしいという要請が強い」と述べた。その上で「沖縄に集中する基地機能を減らす場合、沖縄以外のどういう地域に移転すればいいか(という問題がある)。基地を移転される地元自治体は、自分たちの所に移るのは反対だと声を上げるのが通例。そういう点も含め、沖縄の過重な負担については、日本全体で考える問題だ。これは日米協議というより、日本政府独自で国内の米軍編成をどうしていくべきかを考えていくこと」と在沖米軍機能の本土移転を検討する考えを示唆した。

 しかし、具体的な協議については「今後どの地域の負担をどの地域で補ってもらうかというような話の段階ではない」と述べるにとどまった。

 米軍普天間飛行場の移設については、「地元の考えを聞きながら、SACO報告にのっとってやっていく」と名護市辺野古沖への代替施設建設案の見直しを否定した。

 小泉首相は21日の日米首脳会談で、沖縄の基地負担軽減に努力することでブッシュ大統領と合意している。

◇「県の要望を踏まえたもの」 首相発言で知事

 日米首脳会談で小泉純一郎首相が米軍ヘリ沖国大墜落事故に言及して、沖縄など地元の負担軽減への考慮を求めことについて、稲嶺恵一知事は22日午後、談話を発表し「昨日、細田官房長官に会い、日米首脳会談で沖縄の負担軽減を取り上げるよう強く求めており、小泉首相の発言は県の要望を踏まえたものと理解している」と評価した。

 その上で「県としては、米国政府が海外駐留米軍の再編を検討しているこの機に、海兵隊の訓練の県外移転など県民の目に見える形で沖縄の基地負担が軽減されるよう、日米首脳会談で確認された地元負担の軽減を念頭に具体的な協議が今後進められることを強く求めたい」と要望した。

<2004年9月23日 朝刊 29面>
墜落の米軍ヘリ放射性部品の形状が判明

 沖国大への米軍ヘリ墜落で、未回収の放射性物質「ストロンチウム90(五百マイクロキュリー)」が収納されていたプラスチック部品の形状が二十二日、判明した。米軍からの情報として同大が明らかにした。

 ストロンチウム90は、ボールペンの押しボタン程度の大きさのステンレスケースに収納されている。外側はアルミニウム製ケース。さらに一番外側は、大人のこぶし大のプラスチック製ケースだという。

 米軍は、ローター安全装置にストロンチウム90が六個使用されていたことを公表している。別々の容器に入り、各回転翼の付け根に取り付けられていたという。五個は回収されたが、一個は未発見で、燃焼して蒸散した可能性が高い―との見方を示していた。

 沖国大は米軍に対して、燃焼したとする根拠を説明するよう求めているが、まだ回答はないという

 部品は、ヘリが衝突した反動で周辺住宅地に飛び散った可能性もあるため、沖国大は宜野湾市と連携して県警に捜索を依頼することも検討している。

「排除ではない」ヘリ墜落事故現場立ち入りで県警本部長

 米軍ヘリ沖国大墜落事故で、事故直後に米軍が現場への立ち入りを規制し、県警の捜査員らが立ち入れなかったとされる問題で県警の三浦正充本部長は22日、「米軍から爆発や建物の崩落の危険性を指摘されたため、危険防止のために立ち入らなかった。強制的に排除されたのではない」と説明。「米軍と共同して必要な統制は取れた」とし、問題はなかったとの認識を示した。

 県警が米軍に求めている機体の検証の嘱託については22日現在も回答はなく、乗務員の氏名についても米軍は明らかにしていないという。

 三浦本部長は危険性を米軍に指摘される前まで「捜査員は現場に入り、被害確認、実況見分などを行っていた」とし、機体から離れて現場周辺の警備に回ったことについて、捜査員の安全を確保するための判断だったと強調した。米軍主導で現場規制が行われたとの見方について「飛び散った部品の確認や目撃情報の収集、周辺警備と警察力が分散したので、見る分には現場直近での米軍の活動が目立ったのかもしれない」と話した。



9月22日(水)

座りこみ157日目
おはようございます。海上での阻止行動のため、袈裟を脱ぎズボンとシャツに着替えた永沼さん。 朝のミーティング 大城ヨシタミ名護市議が名護市IT事業での、市と建設業者との談合を告知
阻止船に乗る人を募集 漁船が次々出て行く。
阻止船も出る。「頑張ろう!!かならず作業を阻止する!!!!」
漁港先から応援!!
陸は守ります・・・!!
海へ出て行った。今日もまた長い闘いが始まる・・・。 座りこみのお昼の時間。うららちゃんは伊波さんに手作りのお弁当をわけてもらいました。パパイヤイリチー・鶏肉が入っています。おいしかった!
今村さんと一緒に座り込みに来た、まゆきさんもお弁当を食べる。 こちらは座りこみテントのお弁当。
油味噌入りおむすび、大阪の趙博さんから送られてきたキムチ、
ゆで卵!!
一旦戻ってきた人達 座り込みに来ていた湊さんたちも船に乗ることにした。 ふたたび出航
テントでは大島さんが撮った座り込みのビデオが売られています!大人気!! ビデオを撮っている大島さん 今日もカキ氷の差し入れが。
イチゴ味、メロン味、オレンジ味。
まだまだ暑い日差しの中、これはほんと、うれしい差し入れなのです
参加者がいっぱい 現場指揮・当山さん 東京の団体の方達がカンパを携えて来ました
まこちゃんが現在の海上阻止行動の状況を説明 健康植物「ノニ」の話で盛り上がるおばぁたちと植物博士・宮城さん
午後4時40分、
カヌー隊・阻止船が帰港
海上での様子を話す富見山さん 帰ってきた悦美さんと手を握り合う修さん
晋くん日誌
9月22日(水)
・潜水調査を阻止!

午前8時30分、辺野古漁港から漁船が出発。駆け足で抗議船も出発。
資材を積み込むため「キャンプ・シュワブ」へと調査船の全てが向かいます。全隻で10隻です。
キャンプ・シュワブでは防衛施設局及び、ダイバーを乗せ出港。その間も漁民に「お願いです。船を出さないで下さい。漁港に戻ってください。」と呼びかける。
防衛施設局が7人ほど1隻の船に乗り込み、それぞれの乗り込む船に乗ろうとするのでその航行を阻止。「防衛施設局が行なおうとしているボーリング調査は不当であり、絶対に許せない。この場所から一歩も譲らない!」
外洋で作業する大型船がシュワブで資材、人を乗せ出港。私はそれに張り付き航行を1時間に渡って阻止。漁港に戻るように呼びかける。
「私達は防衛施設局に対し怒っている。漁民の生活をしなければならない、仕事をしなければならないという良心を利用して自分達の魚場を壊すような行為をさせていることに!だからこそ阻止線を張る。今は立ち上がれないかもしれない、それまでは私達が命を張る。作業に行く船を止めざるを得ないことを船長に理解していただけきたい。お願いです。船を漁港に戻してください。」

作業船2隻、警戒船2隻が私達の撹乱を行い、阻止線を突破。調査海域に侵入しました。ポイントブイの位置の取り合いが始まる。2時間に渡って調査を阻止。
昼になり、座り込みから昼飯が届けられみんなで食べる。私は余りの緊張状態にあるため食べ物が口に入らない。
午後1時から作業船2隻が作業を開始。私達がポイントブイで阻止線を張り、さらにダイバーを下ろさせない行動に出ていたにも係らず、防衛施設局は上司の指示を仰ぎダイバー達の生命を海に投げ入れた。本当に許せない。
しかし、ダイバー達の生命が最優先となる。ダイバーが上がってこない作業船の周りを抗議船3隻が回りながら抗議行動を行ないました。
「ダイバーの生命を盾にするなぁ!!防衛施設局はなぜ自ら飛び込まない。人の生命と生活を破壊して、一体何の権利があってそんなことをする。この調査に正当性があるというのならば説明責任を果たしなさい!!」
30分経ち、ダイバー達が船に上がる。これ以上の調査はさせない。

午後、それ以降の調査は完全にストップさせました。

午後4時、作業船はキャンプシュワブで人員、物資を下ろし帰って行った。私達も引き上げる。
帰ってくると座り込みから大きな拍手を送られた。24日までに「潜水調査を終わらせる」とした防衛施設局の思惑は完全に出来なくなった。私達の勝利です。

帰ってくると、いつも辺野古漁民が気になります。私達は拍手を送られる。しかし、彼らは明日の打ち合わせをしてただ帰っていく。上を向いて呆然としている海人の姿はとても悲しく、だからこそ基地建設を終わらせなければならない。と感じています。
座り込み参加者は全員に生活がある。全員が生活を捨てでもここに集まり毎日座り込みを継続している。ある人は朝、8時までには辺野古に来る。そして私と船に乗る。
午後5時、終わると午後7時から深夜12時まで仕事です。毎日4時間も寝ていない。
カヌー隊の中には覚悟を決め、仕事を辞めた人もいる。

苦しいけれど、厳しいけれど、ここに真実がある。日々のそれぞれの生き方の中で共に闘っている。日当など出たことなどない。多くの人達に理解して欲しい。
純粋に基地建設を作らせないためにそこまでやる人がいるのかと信じられない人もいるでしょう。しかし、いるのです。確かめたいのなら一緒に座ってください。そこに常に真実がある。
沖縄の新聞より

普天間代替アセス 委員の9割が批判 県環境影響評価審

前回に引き続き大半の委員がデータの不足を指摘した県環境影響評価審査会=21日午後、宜野湾市の宜野湾セミナーハウス

 普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価(アセスメント)方法書を審議する県環境影響評価審査会(津嘉山正光会長)の第2回会合が21日、宜野湾市の宜野湾セミナーハウスで開かれた。出席した委員10人中9人が方法書の内容を議論するためのデータ不足、事業者(那覇防衛施設局)の情報開示が不十分さを批判し、前回に引き続き詳細なデータの提示を要求した。委員からはジュゴンの生態に詳しい専門家を審査会に招いた意見聴取の提案があり、県は出席を検討するとした。審査会は来月、移設候補地の名護市辺野古地域で現地調査を行う予定だ。

 会議の冒頭、詳細なデータ提示を求められていた事業者・那覇防衛施設局が、護岸施工や埋め立て方法のイメージ図などのほか、騒音、水質汚濁、ジュゴンなどの各項目の調査地点を説明した。

 埋め立て事業の面積(約207ヘクタール)について、同審査会は「207ヘクタールはあくまで表面部分の面積。海底をおおう部分の面積が方法書の段階で分からないと、環境への影響を測る調査範囲の設定までおかしくなる」と疑問を投げ掛けた。

 これに対して、施設局側は「埋め立て部分の形状を傾斜式にするか今、検討しているところだ。準備書の段階で(海底部分の面積は)提示する」と述べるにとどまった。

 工事過程で必要となる仮設橋設置に伴うくいの打ち込みで、審査会は数百本が予測されることを挙げ「打ち込む深度と本数を示してほしい」と要望。ジュゴンの調査に対しては「目視だけでは不十分。繁殖など生態系全体を視野に入れてほしい」と注文をつけた。審査会は、県に対しても同方法書へ寄せられた住民意見の総数853件のすべてを同防衛施設局から取り寄せるよう求めた。

◇口頭説明で資料提示欠落 おざなり対応に終始 防衛施設局

 「情報が粗雑な方法書をそのまま論議して、審査会の意見としてまとめられると困る」

 普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価(アセスメント)方法書をめぐり、再び詳細なデータを出し渋った那覇防衛施設局に対し、県環境影響評価審査会の委員からは不快感が示された。

 施設局は数項目については準備書段階で提示すると回答。が、抽象的内容の方法書の在り方に、委員の多くが「情報がクローズになっている」と施設局の姿勢を批判する“異常事態”となった。

 施設局が示した民間部分の需要について、審査会は「民間の航空会社に参入する意思があるか調べたか」とただしたが、施設局は「乗り気かどうか民間会社に調整していないので具体的に申し上げられない」と生返事。審査会側の「オカヤドカリなどの調査範囲に(辺野古沿岸域に浮かぶ)平島、長島が抜け落ちている」との問いには、「図面の記載ミス」(施設局)と緊張感のない説明ぶりだった。

 さんご礁調査地点の決め方についての根拠を問われると「他地域の類似する調査を踏まえてやるが、コンサルタントに任せているので確認したい」と説明。環境被害を最小限に抑えようという主体的な姿勢が感じられなかった。

 予定時間を1時間も超過した割には議論は深まらず、委員からは「結論が先にある内容だ」「詳細なデータを準備書へ先送りされると方法書の意味がない」と不満が相次いだ。

 施設局の事業内容の説明も口頭のみで、資料の提出はなし。委員の中には、施設局のおざなりの対応に机をたたきいら立ちを示す人も。

 小泉純一郎首相は、代替施設建設に関して「住民の理解が得られるよう円滑な形で必要な事業をしなければならない」などと国会で答弁している。しかし、施設局の対応は、代替施設に批判的な県民の声のみならず、こうした首相の意思にすら反していると言われても仕方がない。

「無許可でも樹木伐採」 米軍、大学の移植要望も拒否

 米軍ヘリ沖国大墜落事故で、米軍が機体撤去のために構内の樹木を伐採する前に「許可がなくても伐採する」と、大学側に通告していたことが21日分かった。大学側によると、伐採前日の8月15日に墜落現場で、米軍の現場責任者と思われる人物から「機体撤去の際に邪魔な樹木を切る」と説明があり、「拒否すればどうなるのか」と質問すると、「断っても切る」と答えたという。法的根拠がほとんどないにもかかわらず、民間の私有財産に手を入れる米軍の“特権的対応”に、地位協定に詳しい識者からは批判の声が上がっている。

 伐採の通告があった際、大学側は「移植してほしい」と求めたが、米軍側は「油がかかり、これ以上育たない」と要望を拒否したという。また、燃えカスなどが残る土壌も樹木伐採時に併せて搬出されたが、これについて西正典那覇防衛施設局長は9月15日、「米軍から相談は受けていない」と衆院沖縄・北方問題特別委員会の委員らに説明した。伐採や土壌採取に関して、米軍から文書での申請はない。

 複数の関係者の証言によると、伐採については8月15日午後4時ごろ、同大の墜落現場周辺で、「撤去作業の際に伐採する」と米軍側から大学側に説明され、その後、午後6時40分ごろ那覇防衛施設局の担当職員が大学へ電話で連絡した。施設局では9月21日、琉球新報社の取材に対し、「この時に口頭で許可を得た」としたが、大学側は「日程の確認はしたが、承諾や同意はしていない。機体搬出の説明はあったが、こちらとしては現場を封鎖された中で、許可うんぬんを答える状況になかった。通告にしかすぎなかった」と話した。

 日米地位協定に詳しいの新垣勉弁護士は「持ち主の承諾なしに財産を侵害していい法的根拠は全くない。地位協定にもそんな項目はない」と話した。



9月21日(火)

座りこみ156日目
今日も調査のため漁船が出て行く。 抗議船も出航!!!手を振って頑張れ〜!!と励ます座りこみ組 仲間の船も出航していきます!!
途中で、リーフ内で阻止行動をするカヌー隊を追い越す。「おーい!!」と手を振る 海上保安庁の船を発見!! 「海上保安庁のみなさんも、一緒に海を守りましょう!!」と訴える
漁民の船 辺野古の漁民の船に防衛施設局員とダイバーが乗っている・・・ 抗議船が近づき説得をする。
外洋にいたのは警戒船・作業船が計 隻。船の上では施設局員がビデオカメラを構えてこちらの様子を撮影していた。
作業船に向けて「何のための調査か!!すぐに作業をやめて帰りなさい!!」と説得 こちらの船に向かって妨害をしてくる漁民のチャーター船・・・ 感情のない人形のように、「作業船に近づかないで下さい」と言ってくる施設局員。
潜水調査をするポイントに抗議船を近づかせないため、警戒船が作業を手伝って、抗議船の前にブイのついたロープをひいてしまった。 「なぜ警戒船が作業を手伝うんだ!!警戒船の名前を借りたでたらめだ!!」と抗議の声が飛ぶ。
阻止しようとしたが、ロープで調査の場所が囲われてしまった・・・・。 漁船・抗議船が団子状態となる。施設局員に「なぜ自分達の手を汚さず漁民の船をチャーターして仕事をさせる!!」「私達は退かない!!あなたたち、作業をすぐにやめて帰りなさい!!!」みんな船の上を動き回り必死に叫ぶ。
そうしているうちに、大西さんの船が
やって来た。
「潜水調査を撮影します!!」
こちらのダイバーを連れてきたのだ。


(非常に情けないが、うららちゃんは船酔いに我慢しきれなくなり、ここで退場しました)
午後4時40分。抗議船が帰港。
同じ港に漁民の船も寄港。
船を陸に上げる。 帰ってきたカヌー隊・船隊の報告
終了のミーティング
晋くん日誌
9月21日(火)
・潜水調査を強行しました。私達が阻止線を張り3ポイントの内、2ポイントを完全に阻止しました!!

午前9時、漁港から漁船が出港。私達も抗議船、カヌー隊を出し、それぞれの役割のもと出港しました。
午前10時30分、外洋では「未来」「ゆいまーる」が来ると思いきや、来ず。辺野古の大型の漁船4隻と防衛施設局とダイバーが乗った小型船1隻がマナヌ岩近くに来ました。
小型船から防衛施設局、ダイバーが大型船に各自乗り移り動き出した。作業船が2隻、警戒船が2隻、鮫監視船が1隻。

私達は抗議と説得に移る。
防衛施設局に対しては抗議をします。「この海で不当なボーリング調査は許さない。
今すぐ、この海域から立ち去れ!!」
海人達に対して説得。船員がそれぞれの思いを伝えました。
「この海を後世に残してください。お願いです。この海を私達の代で潰してはなりません。お願いです。船を貸すのを辞めてください。お願いです。」

しばらくして作業船の動きが活発になる。警戒船が私達の行く手を阻み、作業船が2隻並列に並んだ。何かあると思い、何度も回り込み阻止線を張る。
1隻の作業船から黄色いブイのついたロープがもう1隻の作業船に投げ込まれ、私達が入れないように枠を作る。「させまい」と何度も割って入る。
ロープを張った後、警戒船2隻が作業船2隻と連結して囲みを作ろうとした。「さくら丸」はそれをさせない。
黄色いブイのついたロープの中でダイバーを下ろして作業をしようとする。ダイバーを下ろさせるわけにはいかない。2時間に渡って作業を中断させる。
昼になり、作業船及び警戒船は昼飯を食べ始める。それを見て私は1隻を残し、見回りに出る。するとすぐに連絡が入る。「今、作業を開始する様子を見せている。」
と。
急いで戻るとダイバーが準備を整え海に下り始めていた。
本当に一瞬のすきである。防衛施設局がいかに「さくら丸」に警戒していたかが、分かる。離れるべきではなかった。
30分に渡って作業を中断するように求める。施設職員は「危ない、危ない」としか答えない。
「ダイバー達の生命を盾にして、一体何様なんだ!!防衛施設局!今、あなたはダイバー達の生命を海に放り投げたんだぞ!!絶対に許されない。」
30分経ち、作業は終了した。

ポイントブイの周りで作業をすることはすぐに分かった。先回りして、2隻でブイの周りを固める。防衛施設局は手が出せない。午後は私達の阻止線によって完全に作業が中断した。
作業の中断を見て、私達を撹乱させるためか、他に小型3隻を外洋に呼び寄せた。小型3隻に対して私達は説得を続けながら追い返した。
その後は午後1時から午後4時にかけて説得活動が続きました。
耳を傾けてくれる漁民もいた。

2ポイントを完全に阻止できた。決戦の場は次々と作られるが、私達は絶対に阻止する。
多くの人々に呼びかけます。船が必要です。必死になって周りに呼びかけて欲しい。
陸上には人が必要です。動ける人が。多くの人達が辺野古に集まっていただけるようにお願いします。
もし、カンパの呼びかけをしてくれる方がいれば、0980−55−3131まで問い合わせをして下さい。よろしくお願いします。


               辺野古からのメール
辺野古より、松本亜季です。
午前8時45分
辺野古漁港にとめてある漁船にエンジンがかかり、座り込み参加者らは岸壁に立って
説得行動を開始しています。
抗議船3隻も間もなく出港します。
辺野古より、松本亜季です。
午前9時15分
辺野古漁港から出港した漁民の船は、大型船4隻、小型船7隻の計11隻です。
こちらからは抗議船3隻とカヌー隊が出港しました。
辺野古より、松本亜季です。
午前9時50分。
辺野古漁港から新たに抗議船1隻が出港します。
これで計4隻の抗議船が海上阻止、説得行動を行なっています。
辺野古より、松本亜季です。
午後1時
昼休みも返上して海上での攻防が続いています。現在、2隻の抗議船がキャンプシュ
ワブ沖で阻止行動を続けています。これからもう1隻抗議船が出ます。
カヌー隊は一度休憩のため戻り、またこれから出港します。
辺野古より、松本亜季です。
午後3時20分。
現在、リーフ沖の抗議船2隻はポイントブイ2箇所を占拠しており、施設局側の漁船
5隻はその場の作業ができずに待機している状態です。
リーフ内にも、抗議船2隻がおり、こちらも作業を中断させています。
今日は、ジュゴンの食み跡調査も行なわれている模様です。
辺野古より、松本亜季です。
午後4時40分
カヌー隊、全抗議船は帰港しました。
今日は、今までになくとても長い攻防戦でした。


ジュゴンの家日誌
きのう、まさとくんが来ました。 サオリちゃんが作ってくれた夕ご飯。いただきまーーす!! こちらは今日の夕ご飯。チャーハンです。おいしかったです!

9月20日(月)

ボーリング調査阻止 座りこみ155日目
祝日で、施設局の動きはありませんでした。久々のヨガ教室 テント前の浜で戯れる大西さんの愛犬 微笑んで海を見つめる大西さん
座りこみテント内では、自己紹介が行われた 県民大会で配るビラの裏に印刷する、辺野古座りこみアピール文を募集!! 県内からも何人かの方が参加していました
今村さんが辺野古に!!突然の再会に喜びつつ驚いた悦美さん 海ではカヌーの練習!!初めて乗ってみた人は
「乗ってみてよかった・・・!!とてもきれいな海ですね・・・ここを基地にするなんて!!」と言っていました!!
晋くん日誌
9月19日(日)
・サンゴ礁破壊の調査は行なわれませんでした。

朝、命を守る会のおばぁが駆け込んできて、慌てた様子で「シュワブ前を通ったんだけどよ、クレーン車が3台ぐらい来ているわけさ。ボーリングと関係がないかねぇと思ってよ。」と話していました。
すぐにシュワブ前に向かう。確かにクレーン車が2台と何らかの機材を積んだトラックが1台止まっている。日曜日に業者が動いているという話も変な話だ。
業者のおじちゃん達のところに行き、「キャンプシュワブ内での作業ですか?」と聞く。「そうですよ。」と答えてくれます。「ボーリング調査と関係がある作業ですか?」と聞くと、「いやいや、基地内にある電波塔の修理の作業だ。大丈夫だよ関係がないから。」おっちゃん達。ほっとしました。
午後にシュワブ内を見てみると確かに赤白の鉄塔近くでクレーン車が動いていた。
ちょっとしたことも気になってしまう。それが辺野古です。

その後は午後も何もなく、カヌー隊はカヌーの練習を海で行い、思い思いに過ごしていました。
「何もないというのはこんなにも幸せなことなのか」と思う反面、「基地建設を絶対にこの海を守るために止めなければならない」と感じます。

座り込みに出ていつも感じることは、防衛施設局の敗北はこの辺野古の座り込みにこんなにも素晴らしい人達を、「次の世界」を語る人達を生み出してしまったことなのだと考えます。
ここに1万5千人集まるよりも今座っている150人ほどすごいものはない。
どんな局面になろうと防衛施設局、国が辺野古で「基地建設」につながる何かをしたら、沖縄の怒りは爆発する。そして今はそれが始まった状態にある。
それが「次の世界」を作るための大きなうねりとなることを彼らは知らない。
今の私達は「勝っている」ではなく、「すでに勝っている」。


9月20日(月)
・月曜日も休日のため、防衛施設局はサンゴ礁破壊の調査を行ないませんでした。

今日も休日のため防衛施設局は調査を行ないませんでした。しかし、明日からまた決戦です。私は体調を整え、明日に向けて休みをとりながら一日を過ごしました。
この間は米軍も静かです。演習がある度に「戦争が近い」のだと感じています。

今日は命を守る会事務所の大掃除。新しく出来た台所では棚の整理をしたり、棚の下にブロックを入れたり。
事務所のほうは亜季ちゃんと一緒に棚を新しく作り、整理しました。なんだかすっきり!!みんなが見て驚いていました。
宜野座村の方が座り込みに参加してくれ、「宜野座も海が汚れているんだ。海の流れがそうしている部分もあるが、基地が出来たらこんなものじゃないさね。化学物質が流れたらたいへん!」話してくださりました。この8年間の間に今まで家族のように過ごしてきた人達と口も聞けなくなったということも。
だからこそ、明日も船を出し、もうそれを終わりにする。これ以上、私達の後世の人達に罪を背負わせたくはない。私達が終わりにするんだ。
しかし、焦らず、必死に。

明日に備えます。


ジュゴンの家日誌
昨日の夜。
辺野古でヒサ坊からもらったサザエを
焼いて 食べました。「サザエが食べられるなんてし・あ・わ・せ〜〜」


国会前座りこみ報告
・辺野古より、富田晋。国会前座り込み報告。9月16日。
写真など見たい方はhttp://iogi.kt.fc2.com/9.3.htmlを覗いてください。

今日は14名が参加。カンパ、8.640円

今日は島さんが新しいビラを届けてくれました。紙の色もブルーになり内容もちょっと変わりました。

 3時半ごろからは宮崎から来た串間のじん肺の陳情で来た方々が+「署名用紙をたくさん下さい」と持っていきました。全国からのじん肺の陳情にもかかわらず議員は逃げて、秘書しか会ってくれないのだそうです。

 また、今日はじめて国会前に来た方の質問に答えるため、辺野古帰りの人たちによる「阻止行動報告会」が翔ちゃんを中心に行われました。

 この一週間、ボーリング調査はまったく出来ていないのだ! という事を国会前に座り込みをしている皆で確認できた一日でした。



9月19日(日)

辺野古からのメール
辺野古より、松本亜季です。
午後13時。
今日も「静かな」辺野古です。目立った動きはありません。
今日のお昼は大西さん特製の鳥汁と、せつこさんやはつこさんが作ったおにぎりがふるまわれました。グワッチーサビタン。おいしかったぁ、ほっ。
辺野古より、松本亜季です。
午前7時40分。
朝、おばぁが来てキャンプシュワブ前にクレーン車が止まっていると慌てているので、見に行きました。シュワブ前には、大型クレーン車3台が止まっており、業者の人が何人かいました。「ボーリング調査と関係あるのですか?」と聞くと、「いや、これはキャンプシュワブ内の電波塔の修理工事です。ボーリングとは関係ありません。」と話してくれました。ただ、日曜日に業者を動かし、基地内に入れるというのは普通では考えにくいので、油断はできません。
辺野古漁港には、今のところ何の動きもありません。

ジュゴンの家日誌
9月19日(日)
今日はサオリちゃんは、今週一週間の疲れをとり、
来週の店当番に向けて充電するためにお休み!
家でビデオを見たあと、夕食を作ってくれました。

うららちゃんは衣類の仕分けをしていました。

晋くん日誌
9月18日(土)
・今日は調査はありませんでした。

土日のため調査はありませんでした。座り込みはいつも通り継続されています。
辺野古漁港が静かで、座り込み参加者からは「辺野古って静かなんだなぁ」という声が聞こえてきました。
いつもとは違う異常な事態が続いている辺野古。「調査」は辺野古の人達の生活を破壊しています。その中で地域の人達は当然ストレスも溜まる、静かに見える辺野古は決して静かではないのだと感じています。
この状況を変えることに必死に、しかし焦らず、自分を見失わずに闘っていきなさいと静かな辺野古は切々と語りかけてきています。
漁民の人達の中には漁に出て行く人もいました。本当に久しぶりに普段の辺野古です。

座り込みでは三線も弾かれ、支援者もたくさん集い、にぎやかな雰囲気がありました。今日は少し緊張をほどき、おにぎりを食べながらゆんたくが続いていました。

午後、県の職員が来て「おにひとでの聞き取り調査です。状況を教えてください。」
と話しかけてきました。「おにひとでについては海人達がよく知っていますよ。」と声をかける。
隣にいた人から「辺野古はでっかいおにひとでが来るよ。ボーリングのやぐらはサンゴ礁を破壊するでかいおにひとでさ。」と一言。
職員の方に状況を説明すると、少し慌てて「あっ、、これから海上でおにひとでの調査をするんです。1隻だけですが、ボーリングとは関係がないので船は出動しないでくださいね。」と話す。そんなことがあったら慌てて船を出すところでした。
先に言ってくれてよかった。

船に詳しい保さんと2人で船のエンジンの手入れをしました。あれだけの操業をしているのでプラグがだめになっていたりしていました。それだけ海上阻止線が激しいということでしょうか。船にとても愛着が湧きます。「こいつがいるお陰で海を守れる。」傷が1つ増える度に少し悲しく、ゴシゴシと船を洗っています。人間だけじゃなく船にもお疲れさん。休んでな。
保さんが少し手入れしたら船のエンジンがうれしそうにうなっていました。保さんてすごい。もっと船のことを勉強して、海に慣れ、船長としてもっと動けるようになりたいと思います。
でもゆっくり釣りがしたいなぁ。船って闘うためにあるんじゃない。そんな消耗品じゃない。人が魚を捕って生きていくためにずっと歴史と人が作ってきたものです。
昔、人は船で島を渡り世界をつなぎ文化や歴史が作られていったはずです。
しかし、今はこの船に乗って闘い、その歴史や文化をつなげるために、未来を守りたいと考えます。

またいつの日か海人達と魚の話をして魚の捕り方を教わり、豊かに暮らしたい。その日は近い。そのために今がある。






                                         9月18日(土)

今日は、調査船が出ませんでした。
台風が来て以来の浜掃除!!
初心者のカヌー練習も行われました。
差し入れの手作りケーキ!!


   平和学習の方がきました→
辺野古からのメール
・辺野古より、富田晋。国会前座り込みより報告が届いています。
9月14日の報告。

国会前座り込み44日目 トミタ

辺野古に行っていたので、一週間の間ずっと座り込みを続けていた仲間たちに久しぶりに会えました。8日、9日は辺野古の様子が逐一国会前にも届けられ、みんなで喜んだり、憤ったり、辺野古と一体になっていたのだそうです。
練馬のお店でも、お客さんの一人は会社に行ってもネットで辺野古の様子ばかりおいかけて、仕事にならず、他のお客さんはテレビニュースで小さな船の上に知った顔を捜すのに目が痛くなってしまった、といっていました。
こちらでも、想いが近づいてきたと実感します。
帰り際に国会前でであった若者のノートへの書き込みを載せます。
”今日 国会図書館に行く途中に、この活動を発見しました。
私は沖縄県の出身で(山内徳信さんの奥様の教え子だそうです!)
大変興味があり、話しかけました。県民の方と思いきや、沖縄を応援する本土の方々でビックリしました。沖縄だけの問題としか考えられていないと思っていたのですが、本土のほうでも気にかけてくださっている方がいたのを知って、とても光栄に思った反面、沖縄県民である私自身が参加しないことを恥ずかしく思いました。いろいろお話も聞きたいので、またきます。”(読谷村、0さん)
継続は力なり、確実にひろがっています。
闘いは これからです!!
辺野古より、富田晋。午後3時30分。

今日は調査もなく、とても静かです。「辺野古って静かなんだなぁ」と何人かの人が言っていました。調査船が来なければこんなに静かな所はないです。
辺野古より、松本亜季です。
午前8時20分。
土日の休日は作業がないということで、今日は静かな朝を迎えています。漁民の中には漁に出る姿も見られます。

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